「誰でも間違える」という前提。セカンドチャンスがある国、オランダ
こんにちは。
なおです。
今日はオランダ人の前提「誰でも間違える」について感じたことを。
オランダに来てから驚いたことは
「誰でも間違えるでしょ」
というセリフをいろんな人から聞いたことです。
9月中旬のニュースで
オランダの法務・安全保障大臣(日本語名称が合ってるかわかりません^^;)が自らの結婚式でハグをした、というのがニュースになりました。
オランダのルールでは、家族以外は1.5m離れなくてはいけません。
国の大臣が人前でルール違反をしたので、退任か?と騒ぎになりました。
でも驚いたことに、
議会の大多数がこの事件に対して、「大臣に二度目のチャンスを与える」としたことです。
一発アウトにならなかったのです。
サッカーの試合でも
オランダはサッカーがとっても盛んで、ファンもすごく威勢がいいです。
ロッテルダムが本拠のフェイエノールド(日本人の小野伸二選手がかつて所属していた)というチームは、(現在の感染症予防対策の)応援ルールに反したとして、次の試合の応援が「声援なし」ということになりました。
他のチームも同じような出来事が続きましたが、
「次同じことが起こったら、試合に通じる電車の駅を封鎖する」という警告を受けました。←警告だけで現実的じゃない、と言われてます^^;
という感じで、
いずれも一発アウトがありません。
その背景に「人は間違いを起こすもの」という考えがあると思います。
間違えることを気にしない国民
大人の世界でも「間違えることが前提」なので、
子どもの世界はどうか、というと、
教室でも基本、
間違えることは全く気にされないそうです。
それよりも
間違えを恐れて手をあげなかったり、
積極的に取り組まないことの方が気にされます。
積極性やリーダーシップが評価されるのです。
その行動の結果、
間違ったり、うまくいかなかったり、
というのは評価されていないように見えます。
ここも国民性に大きな影響を与えていると思います。
間違えを怒らない文化
江戸時代の商家の話で、後継を育てる時に、
「大人になって挑戦を恐れずチャレンジし続ける人間を育てるように、
子どもが何かを間違えても怒らないように育てた」
というエピソードを聞いたことがあります。
小さい頃から間違えを大人が注意すると
間違えないように生きるようになるのかな。
間違えないように生きる、
ということは
「大多数の人」の生き方や
親世代の生き方
を選ぶようになって、
チャレンジができなくなる。
チャレンジしない、ということは
ビジネスにとっては死活問題です。
3ヶ月先も読めない今
今は本当に変化が大きい時代と思います。
こんなときだからこそ、
子どもの間違えを指摘する暇はないし、
自分の間違えを反省するエネルギーはもったいない、
と思います。
オランダに来てから、
知らず知らずに
「間違わないように生きて来た自分」
を発見します。
そして・・・
間違えを恐れることが
自分を小さくしていることに気がつきました。
たとえ間違えても
それは大したことではない、
とも気づきました^^
人は誰でも間違う。
間違えたからって大丈夫。
そんな新しい価値観を手に入れた気がします。
許すことを覚えると
安心して成長していけるのかも。
今日も最後までありがとうございます☆
なお
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