不思議な旅館へ
用事があって出掛けていた時、少しお腹がすいたな、と目的のお店まで足早に歩いていたところ、これまでいつも通っていた場所に張り紙が。
天ぷら定食 税込1500円
と。
さらにその下に英語でも表記アリ。
、、、お安くないか???
そもそもは、旅館の風情アリ。
迷っていると、外国人カップルが先に入っていったので、迷ったがその後について中に入る。
入ってびっくり。
ものすごい格式のありそうな庭園が、黄金の鯉が、磨き抜かれた床が、ひとり飯なのに個室が与えられて、、。
しかもその部屋にテレビやエアコンまである。
欄間もステキ。
えーーっ。これで、この場所だけでもかなりお金とれるくらいのレベル!なのに1人飯で個室、この値段???
天ぷらも美味しかったが、お汁も美味しくて、なにより丁寧な昔の人の作る料理の味がした。
うわー、すごいところに迷い込んだ。
しかも圧倒されるような。大正解なんだろうけど、あまりに驚いて言葉にならない。
不思議な経験ができた(お昼ご飯のことよりも、場所についてという意味で)日だった。
ステキな不思議な体験て、言葉にならないもんだな、と思う。
でも、日本の家屋の素晴らしさ、そして丁寧に大切に使われてきた建物、環境って、ものすごく伝わってくるんだなとしみじみ感じさせられた時間だった。
今度は、じっくりと内緒話を誰かとしたい時にこようかな。
そのとき、果たして開いてるんだろうか、、?
なんとも不思議なお店いや旅館?との出会いであった。
ちなみにこの日の客は、先の外国人カップルと自分だけであった、、、。
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