【映画考察】正義ってなんだろう? 幸せってなに?

木村拓哉さん、二宮和也さんが検事役で話題になった、「検察側の罪人」を観させていただいた。

率直な感想として、
トンチンカンな私にとっては難しい!

前半は内容を理解しよう、理解しようと必死になってしまい、ストーリーがなかなか入ってこない。

中盤〜後半にかけて、話の内容も落ち着いて理解出来てきているので、自分なりの考察タイムがはじまっていた。

世間一般的に悪い事といわれる暴行、盗み、人殺しなど罪を犯す人をはっきりと不愉快極まり無い描写で描いていた。

それを法律という正義の剣をもった検察側が見定めていく。

ただその正義も自己本位のとらえ方で、なんとでもとれる。
正義が悪になるのだ。

いったい誰基準だろうか・・・。

木村拓哉さん演じるエリート検事、最上は仕事面、生活面と日本のトップクラスだ。

食事のシーンや家でのシーンなどで、ハイクラスな生活環境が描かれていた。

対比するかのように、
二宮和也さん演じる検事のタマゴ、沖野は頭のキレは抜群、これから伸びることは間違いない。
生活面は一般家庭なみ。食事のシーンも一般に合わせていた感じだ。

視聴者目線を沖野に合わせるためだと感じてはいた。

この映画で心を動かされたのは、
人の幸せとは何なのか?と正義はとらえ方で右にも左にも動くだ!

エリート検事最上の生活面で家族とのシーンがあるが、そこには心のない会話ばかり。
食卓、環境はハイクラスで皆が憧れるものばかりなのだが、心がない。

家族との繋がり、会話、笑顔はそこにはなかった。

検事のタマゴ沖野は、最上の考え方に憧れているが、暴走していく正義に疑問を感じ、自分の信念を貫く!

☆☆☆

人は生きて行く中で何を追い求め、どんな役割を果たしていきたいのか。
クライマックスはモヤモヤしてしまったが、
自分にとっての正義、幸せとは何かを今一度考えさせられた映画でした。

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