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【ボツワナ】ボツワナの子どもと19歳の私

「大学生になったら旅がしたい。」

ってずっと思っていた。

そんな大学一年生の夏休み、最初に訪れた国は、ボツワナだった。

アフリカ大陸の南の方。期間は約2週間。

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まあまあ怖かった。

アフリカに行く前、友達に冗談交じりに「死ぬなよー。」なんてたくさん言われた。

冗談でも言わないでって思うくらい怖かった。リアルに受け止めちゃうから。

でも、恐怖心より好奇心が勝っていた。今では考えられないけど。



子どもとの出会い

ボツワナでのある日。泊まっていたロッジの目の前で子どもたちが遊んでいた。

好奇心しかなかった私はとりあえず話しかけてみた。

現地語はもちろん話せないから、カタコトの英語で。

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おやつに木の実を食べるんだって。

1つくれたからかじってみたけど、固くて食べれなかった。わけてくれてありがとう。

最初は3人くらいしかいなかったんだけど、日本人の私が珍しいのかたくさん集まってきた。

年齢は見た感じバラバラ。でもみんな仲良さそう。



何しよう。

とりあえず持っていた折り紙を広げた。

初めて紙を見た子どもたち。

「なにこれ」「すごいすごい」って。目がキラキラしてた。

鶴を折ったり、チューリップや風船を作ったり、時間はあっという間に過ぎた。

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暗くなってきて、バイバイするとき、私の折り紙はなくなっていた。

100枚以上持って行ったんだけどね。




はだしの子に、上裸の子。紙を初めて見た子。外国人を初めて見た子。

ご飯は木の実。

考えられないくらい貧しくて、とても厳しい生活環境に住む子どもたち。

その環境を変えてあげることは私にはまだできないんです。

一生できないかもしれない。





でも折り紙をしていた時間はキラキラしてた。

ほんの一瞬だけど、子たちが新しい経験をできたかな。

労働を忘れる瞬間になったかな。




その時の日記には、傲慢だけど、

「ほんとに楽しかった。終わってから思うことはたくさんだけど、自分が異国の地で、子どもに話しかけられたことに自信を持てた。割とできるじゃん。」

って書いてあった。

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私の夢はずっと

「今日を生きるために、一生懸命働いている貧しい子どもたちと、『働く』以外の時間を共有すること」

です。

特に大きな理由があるわけじゃないけど、

ボツワナのあの子たちみたいに、キラキラした目をみたいなあって。

もちろん何か与えられたらいいなって思っています。経験でも知識でも。






あの子達は貧しさゆえにやりたいことがやれるかなんてわからない。

将来の選択肢なんてないのかもしれない。






だからこそ、もう一度会いに行って

彼らの働く以外の時間をすこしでも共有したい。

彼らが経験をお金で買えないなら、

彼らが経験のできる場を作る手助けをしたいんです。

人が好きだから、子どもたちと会いたいから。






表面的なことばっか、でっかい夢語ってんなって思われることは承知です。

でも、私が人と関わるのが好きだから、今は自己満でもいいかなって。





初めて出会ってくれたボツワナの子たちに感謝の気持ちでいっぱいです。

楽しかった。



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このとってもとっても広大な素敵な場所、ボツワナで

毎日を一生懸命に生きているあの子たちに出会ったこと。

19歳の私にとってかけがえのない大切な時間でした。






心の底から幸せになってほしい。

今日もアフリカの広大な地でみんなで笑っててね。

幸せになるんだよ。








今も働いている世界中の貧しい子どもたちが、

新しい出会い、新しい経験に目をキラキラさせられるように、

これからも世界中の子どもに会いに行きます。







 
貧困なんてすぐには変わらないけど、

貧困層と裕福層の差がどんどん広がり、

労働力として使われている子どもたちの未来を

読んでくれた方が、少しでも考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。


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そして何より、

やりたいことは好きなだけやって、

一息つきたいときは休んで、好きなだけサボって、

頑張りすぎて自分が壊れないように、自分を大切に生きてほしいです。

私もそーやってのんびり生きます。





その中で余裕があったら、私たちには選択肢があること、

自分の好きなことができる環境があること、応援してくれる人がいることは、

当たり前じゃなくて幸せなことなのかもしれない

なんてことも、どこか頭の片隅に置いてくれたら幸せです。









読んでくれてありがとうございました。




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