【読書】『伝え方の作法』〜コロナ時代の人付き合い指南書
こんにちは、ナカちゃんです。
今日は、久しぶりに本の話です。
コロナ以前の人付き合いって、どんなんだったっけ?
もう、忘れてしまいそうな感じですが、
職場の飲み会ってのは、一切無くなりましたね。
気分的に楽にはなりましたが、本当に会いたい人とも気軽に会えなくなってしまいました。
このご時世で、自分の「人付き合い」の仕方がわからなくなってしまった人も多いかもしれません。
(そういう私も、その一人ですが。)
この本は、そんな「今どきの悩み」に答えてくれる1冊です。
この本を読んで、考えました。
人付き合いって、今はいくつかのレベルにわけられるような気がします。
①対面で会う必要がある
②リモートで済ます
③SNSで済ませる
④音声だけで済ませる(電話など)
⑤その他特別な方法で連絡を取る(手紙など)
私なりに①〜⑤までについて、まとめてみました。
①直接会うということ
「不要不急」の外出を控えなさい、と言われている昨今、相手に会うということは、それなりに大切な機会であり、大事な相手だということです。 だから、「会いたい」と言われるということは、「この人とは今、対面で会う必要がある」と判断される人なのだ、と思っていいのかもしれません。今、この人と会いたいなあ、と思える人は、そんなに多くない気がします。
②「リモートでいい」という場合
要件のみで事足りる相手であるということでもあるし、「直接あったら、危険かも?」と思われている場合もある、ということを本を読んで知りました。女性が見知らぬ男性と1対1で会う場合など、「何だか嫌だな」と直感する場合は、あえてリモートを選択することも自分を守るために必要なのかもしれません。
③SNSでつながる場合
デメリットもありますが、今はメリットのほうが多いのかも。対面で、近所の先生方が集まる研究会よりも、noteのサークルやつながりのほうが、よっぽど有用性があり、ありがたかったりします。英語の先生方が集まる研究会とは言っても、毎日の不満不平大会になってしまったり、得るものが少なかったりと、ここ数年は足が遠ざかってしまっていました。でも、noteで知り合えた皆さんから、いろいろな刺激をもらい、学ばせてもらっているなあと実感しています。私にとっては、ここに居場所があることが、自分のバランスを取るために必要不可欠なのだと思えているので、今後も実際の研究会にあまり重きを置かなくなるんだろうな、と改めて感じました。
④音声だけで済ませる。
電話で済ませるというレベルです。できれば、対面のほうがトラブルを回避できますが、今は訪問を遠慮しなければならないご時世です。伝えるときは、時間を置かず、簡潔に、誠意を持ってを忘れないことを忘れないようにしています。
⑤手紙を書く
実際に書く機会は激減しましたが、会うことが難しい現状で「特別な相手」に大事なことを伝えるための最良の方法だと思います。「時間がかかる」ことが、贅沢でもある昨今、その人のために、自分の字で手紙を書くことは、最高の敬意の払い方だと思うのです。今私が手紙を書きたい人は、何人いるだろう?
この本では、「人付き合い」の基本というよりも、コロナの時代に「本当に大切な人とは誰か」をしっかり把握し、どのレベルで付き合っていくべきかを見極めるための方法を指南してくれています。
どんな方法であれ、相手が「正直である、誠実であること」を見極めることが一番大切だ、と書かれていました。対面で会う事ができれば、いろいろな情報をその場で得ることができますが、画面越しであれば、そうはいきません。限られた情報である画面から、コチラ側が、相手に人柄を伝えるにはどうしたらよいかについてのアドバイスも書かれています。
私自身、休みの日まで友達と出かけることは殆どありませんし、実際はそんなに友達も多い方ではありません。どちらかというと、noteやスタエフでつながっている人の方が多いので、「それって、ダメ人間かしら?」と思うこともありました。でも、この本を読んで、「それでもいいんだ」と、何だか安心することができました。
「友達100人できるかな?」なんて、子どもの歌にもありますが、自分の大切な友人や大切にしたい人なんて、そんなにいなくてもいいのかも。
「本当に大切にしたい人は誰?」を見極めつつ、どんな人とも協力して仕事をまわしていける人になりたいな。相手に敬意を忘れず、気持ちよく協働できる、優しくて強かなオトナでありたいものです。
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