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英語は乗りもの エンジンは君の中に。

こんにちは ナカちゃんです。

#英語がすき  の記事をたくさん読んでいただきありがとうございます!

今日は、いただいたコメントの中にありました

「英語を勉強し続けたら、どうなるの?」の話を書こうと思います。


noterさんの中には、英語を使ったお仕事をされている方も大勢いらっしゃいます。

私は、中学校の3年間しか、英語を教えることができないので、その後どうなった?は、とても興味があります。

 教え子の中で教員になった子もいますが、「英語の先生になった」という話は 聞いたことがありません。

 だいたい、理科だったり、社会だったり、国語だったりします。

英語が出来る子=英語の先生 にはならないことの方が多い気がします。

 本当に英語が好きな人は、海外に行ってしまうのかもしれないし、

 そうなると、英語は日常の言葉なので、+αがないと職業に就けない。

その+αが、将来とても大事な要素になるのです。


 新しい教科書に変わって感じるのは、

「勉強する内容の量も質もとても多くなって消化しきれない」ということ。

 小学校から英語が教科になって、どんどん「英語が楽しくなくなってきている。」子どもが多くなってきている実感があります。

 こちらとしては、小学生までの英語学習と、中学校に入ってからの英語学習は全く違うものだと思って欲しいのです。

 中学校くらいになると、「学問として」体系的に言語を学ぶ能力がついてきます。だから、他のいろいろな教科と同様に、ロジカルに学問として英語を学ぶことが可能になるのです。

 その素地として、日本語の能力がとても大切になります。母語の力を十分育てた上で、もう一つの言語を学習すると、効果的に学ぶことができると思うのです。

 そして、今は、「英語ができるようになれば、将来安泰」では無くなってきています。

 今は、「英語ができる人」=「仕事がある人できる人」とはならない実感があります。「英語が話せる、使える」だけでは、アドバンテージにならない。

 「ネイティブのように話せる」 なんて言いますが、そもそも、「ネイティブ」って言える英語話者の方が世界的に見ると少ない。

 ○○英語、と揶揄されてしまう英語が、メインストリームになっているのです。だから、その人のお国なまりがあったっていいわけで。

 そこで問題になるのは、「英語を使って、何するの?」

 私も、英語の得意な子に「英文科、英語科に行って欲しいなあ・・・」なんて期待することもありますが、

 これからは、「英語」+自分の強烈な興味を感じること が必要だと思うのです。

 「藝大に行きたい。」とか「音大に行きたい」とか、子どもが言い出したら、難色を示すのに、「英文科に進みたい」とか「文学部に進みたい」と聞いたら、安心してしまう大人。(私も含め)

 そういう今までの価値観が通用しなくなってきている。

 これは稼げない、なんて言われている分野が、これからは、ブルーオーシャンに繋がっている、なんてことが起きていると思うのです。

 強烈に「やりたいことがある」人は、その目的を達成するために、ものすごい熱量で、語学を極めてしまうことが間々あります。

 なぜって、それを達成するためのコミュニケーションに必要だから。

 小学校、中学校は、子ども達が「やってみたい」と思うことの種まきの場であり、その種がそれぞれの教科だと思いますし、その種まきの段階を大切にして欲しい。

 英語がその種まきの一つであると考えるのならば、「英語エリートを育てる」という目的は、自分には合わないなと感じています。


 自分のやりたいことを見つけた人は、計り知れないパワーを発揮します。

 その道を進んだときに、英語という手段が必要だ、と感じたら、

 それがエンジンになって勝手に走り出すのです。

「英語は、苦手だけど、おもしろいから、得意になりたいです。」

 この言葉が、私は大好きです。


中学校で英語を学ぶのは、人生で、たった3年間。

でも、この3年間で、

「自分が感動すること」「夢中になれること」「美しさを感じるもの」

の種を見つけ出して欲しい。

   その種がいつ芽を出すかはわかりませんが、

 その萌芽を見つけだし、背中を押すことが、私たちの仕事だと思うのです。


#学問が好き    #英語がすき


八虎の才能を見抜き、エンジンに火をつけた 佐伯先生 憧れます☆ 







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