Naoko_Haga

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芳賀直子/舞踊史研究家 instagram @haga_naoko HP https://naokohaga.com/ バレエ・スエドワは2020年100周年を迎えました。ストックホルムでの展覧会は開催中です。引き続きバレエ・スエドワとバレエ・リュスの魅力をお伝え出来たら!

マガジン

  • 鎌倉おいしいもの

    私が選んだ鎌倉のおいしいものを紹介します。基準を明確に、これが美味しい、とはっきりしたお勧めをご紹介します。好みが合えばお役に立つかな、と思います。

  • 変わったお茶。

    変わったお茶シリーズ(?)が10本を超えたのでこちらに収納しました。

  • ダンス・バレエ映像

    少し増えてきたので、ダンス・バレエ映像のお話をまとめました。

最近の記事

変わったお茶。~その29~

とても久しぶりの「変わったお茶」シリーズ。 自分でもここでこうして書くまでこれほど多種多様なお茶を飲んでいる事にも気づいていませんでした。 出張でも数種類のティーバッグを入れる程度にはお茶好きという認識はありましたけれど、思った以上にあれこれ飲んでいるのだなと思っています。これでもかけていないお茶まだまだありますし、家のストックティーの種類もそういえば数えたことがありません。 一般的には自分の家にあるお茶というのは把握しているものなのかな、と不思議に思ったり‥ 先日、何足

    • 軽井沢の紀伊国屋とPLAZA~懐かしい風景

      秋を過ぎて初雪の便りが届く軽井沢ですが…まだこちらは夏の続きのようなお話し。 軽井沢は宣教師が作った避暑地、というのは使い古されたフレーズですが、だからこそあった沢山の「洋風」の文化がありました。 いつの頃からかあった紀伊国屋は今ほど多店舗展開ではなかったので、「シャレた」舶来品を扱うスーパーでちょっとわくわくするようなお買い物でした。 祖母と行くとどの家庭でも恐らくそうであるようにいつも買ってもらえないちょっと高級なお菓子やかわいいものを買ってもらえる場所でもありました

      • 軽井沢と馬

        先日、SNSで流れてきた画像でふと思い出したことがありました。 その画像には旧軽銀座を馬に乗って通る外国人が写っていて、説明に外国人は馬に乗って闊歩していた・・のような(うろ覚え)文章がありました。 それを見ていて、そうかもうそういう事は覚えている人が少ないのか、と思ったのでした。 軽井沢には私が子供の頃、馬を貸してくれたり、馬車に乗せてくれるサービスがありました。 残念ながら私は幼すぎて乗りたいと言っても、「大きくなったらね」と許可をもらえず(子供用のポニーもいたのです

        • バレエ『眠れる森の美女』いろいろ

          今年は日本で偶然にも(COVID19による延期もあるので)『眠れる森の美女』が二つのバレエ団によって初演されます。 ヨーロッパでは1921年にバレエ・リュスによって初演されたのが初めて。それまではロシアだけで上演されていたバレエでした。 ロシア革命を逃れてニコライ・セルゲイエフが舞踊譜をロシアから持ち出したことで実現した公演でした。 そのプログラムの全頁講座を9月に予定していたのにもう11月!準備万端でと思ううちにすっかり秋になり驚いています。 年内には必ずと思っていま

        変わったお茶。~その29~

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          ¥300
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        記事

          夏の旅はいつも軽井沢…

          我が家の夏の旅は私が生まれた時には軽井沢と決まっていました。 父の海外赴任中は随分と色々な国に行きましたが、帰国後の夏は別の所に行ったことがない子供時代でした。 それを別に不満とも不思議とも思いませんでした。 夏はそういうものだと思っていたのでしょう。 当時は「アプト式」電車で横川駅のホームに白い割烹着のお弁当売の人達が並び、最後は一列で見送ってくれるという旅情緒にあふれたものでした。 後に窓が開かない電車になって窓から買えなくなり、小さいおちょこのような蓋で飲むプラステ

          夏の旅はいつも軽井沢…

          2023年7月2日(日)バレエ&ダンスの話し#25のアーカイヴはこちらからどうぞ

          気が付けばバレエ・リュスプログラムの全頁紹介も1920年、折り返し地点にまいりました。 そして今回はマティス、ピカソ、そしてセール(って誰?という方も多いかも)の登場。 アーカイヴは下記からご覧ください。 次回はバレエ・リュス唯一の全幕作品『眠れる森の美女』、どんな作品だったのかどんな風に上演されたのかロシア帝室との違い、オリジナルの部分、そして衣裳のデザイン画とリアルなど丁寧にご紹介したいと思っております。 その準備に時間を要するので次回は9月開催予定です。 8月は今

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          2,500

          2023年7月2日(日)バレエ&ダンスの話し#25のアーカイヴは…

          鎌倉のスウェーデン・カフェ

          長谷にあるとてもかわいくて居心地のいいお店。 全てスウェーデン、ということではありませんが、スウェーデン・テイストが沢山。

          鎌倉のスウェーデン・カフェ

          夢の書店

          先日、2020年に軽井沢に開店した「やなぎ書房」が閉店しました。 待ち望んだ町中の書店開店を見て、すぐに出かけ。随分沢山の方々に会い、楽しく掛けがえのない時間を過ごしました。 開催されたトークイヴェントもたのしく、知的刺激に満ちたものでした。 新しい文化拠点!と今後やってみたいこともあったり、まだまだ夢を見ていたのですが、残念ながら諸般の事情でクローズとあいなりました。 そのクロージングイヴェントに軽井沢に行きました。 4月は初めてかも。 まだ寒いだろうとこれも始めて

          変わったお茶。~その28~

          なかなか更新できずにいたnote. パリ・オペラ座展も閉幕し、貸出していたコレクションも手元に戻ってきました。3カ月、長いと思っていた会期ですが過ぎてみると本当にあっっ、という間でした。 年末年始も挟んでいたので余計にそう感じたのかもしれません。 ほっと一息にワインやシャンパーニュもいいですが、お茶もやっぱり好き。 今日ご紹介するのは、多量(と、いうか全種類コンプリートしました)バレエ・スエドワのお茶 "Skating Rink" 珍しいブレンドで  "グリーン・ティ

          変わったお茶。~その28~

          1月最後の日に‥🐇の年のこと

          なかなかnoteを書けない日々でした。 最近は気軽にアップできるInstagramを良く使っているような気がします。 そうこうしているうちに1月も終わり。 うさぎの話しをと思っていたら、ちょっと古くなってしまいましたが‥。 大変遅まきですが、今年もどうぞよろしくお願いいたします! さて、このヘッダーの🐇、見覚えがある方もおいでかもしれません。 お分かりですか? これは2018年の英国、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムで開催されていたプーさんの展覧会から。

          1月最後の日に‥🐇の年のこと

          ご参加ありがとうございました!&お知らせ。

          12月25日の二山治雄さんをお招きしたトーク、ご参加ありがとうございました。 米国移動中のなかなか臨場感あふれる配信、そして私も知らなかったパリ・オペラ座の姿など沢山の素敵なお話しを伺えて私もたのしい一時でしたが、皆様お楽しみいただけましたでしょうか。 また、こんな機会が作れたらいいなと思っております。 次回の配信は12月28~1月4日まで、現在開催中のパリ・オペラ座展に出品中のバレエ・リュスプログラム全ページ紹介の再放送、短い新しいイントロダクション付をお届けいたしま

          ご参加ありがとうございました!&お知らせ。

          暑い夏、家でこんなことも‥

          まだまだ暑さが続きますね。 そんな中、家に居ながら旅することもでるWebの世界。 バレエ・リュスにまつわるこんなお宝の情報もあります。 初演の時のバレエ・リュスにとって極めて重要な、そしてストラヴィンスキーにとっても重要な『火の鳥』のオリジナル・コスチュームです。 しかも、あの『春の祭典』の「生贄の乙女」を後の踊ったマリア・ピルツが着用したことが分かるネームタグ(今でも衣裳には名前が書きこまれますが、それと同じです)付! お値段もなかなか素敵ですが、余っているよ~という方

          暑い夏、家でこんなことも‥

          7月31日(日)20:00からZoomトーク開催今回は第一次世界大戦の中、1915年パリ・オペラ座での公演のプログラム♪ バレエ・リュスのプログラム全ページをご覧いただくシリーズ5回目!    是非ご参加下さいませ。

          気が付けば今月も終わりで驚いております。 そんな7月末日、バレエ・リュスのプログラム全ページ紹介しているシリーズ5回目開催です。 今回は1915年、第一次世界大戦の中、開催されたたった1回の公演のプログラム。相変わらずの豪華仕様です。 そんなプログラムから読み解き旅するバレエ・リュスのいた1915年。 是非ご参加下さいませ。

          7月31日(日)20:00からZoomトーク開催今回は第一次世界大戦の中、1915年パリ・オペラ座での公演のプログラム♪ バレエ・リュスのプログラム全ページをご覧いただくシリーズ5回目!    是非ご参加下さいませ。

          予告:夏休みの終わりに自由研究向け「バレエの歴史」開催します。

          長年思っていることに一つに、バレエ史をなんでバレエに子供を通わせている子供さんとその親につらえられないんだろう?という問題があります。 他の教科との関係もできて、関心が必ず広がりますし、好きなものを通じて歴史が近くに感じられるのは自分にとっての世界を把握するためにもいい事しかないのに…。 と、いうわけで、その入口として自由研究で「バレエの歴史」はどうですか?というご提案です。 それを聞いてただまとめる、だけではなくて、それぞれの興味からの組み立ても可能な講座を開講します

          予告:夏休みの終わりに自由研究向け「バレエの歴史」開催します。

          変わったお茶。~その27~

          先月行ってきたストックホルム。2年待ちに待った訪問でしたが、今では夢だったのかしらと思うほど。 私の初夏が詰まった旅でした。 本日24~25日は夏至、ミッドサマーですね。スウェーデンではお祭り、どんななのかしら、立ち会ってみたいものです♡ さて、今回の旅でもお茶を沢山買いました。 一番の目的だったバレエ・スエドワ展では嬉しい事に展覧会の内容や人物にちなんだお茶が勢ぞろい。 迷わず全種類買いました。(帰国してからお土産に複数買うべきだったと反省するも遅し…) そんなお茶の

          変わったお茶。~その27~

          バレエ&ダンスの話 #18 プログラムで旅するバレエ・リュスのいた世界 ~バレエ・リュスの1913年発行のプログラム全頁をご覧いただきます~ 2022年6月26日 (日) 20:00

          丁寧に続けてきたバレエ・リュスのプログラム全ぺ―ジを紹介するこのシリーズ。 今回は5回目、1914年のプログラムです。 初演が1910年の『シェラザード』が再び表紙に使われていることにも注目! そして中では今ではほとんど忘れられた作品『蝶々』がカラーで紹介されているもの分かります。 当時の広告や記事からこの年のバレエ・リュスとそれを取り巻いていた世界についても旅するようにお伝えできたらと思います。 時代はちょうど第一次世界大戦がはじまろうとしている頃。 この時代にも似た

          バレエ&ダンスの話 #18 プログラムで旅するバレエ・リュスのいた世界 ~バレエ・リュスの1913年発行のプログラム全頁をご覧いただきます~ 2022年6月26日 (日) 20:00