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ニューノーマルはパンク【1】

パンクってなんだっけ

パンクという言葉が何なのか、迷ってしまう記事に出会った。

パンクについての定義をシンプルに力強く訴えているのは2002年にこの世を去ったミュージシャンのジョー・ストラマーの言葉だと思う。

『Punk is attitude, not style(パンクはスタイルじゃなくて、姿勢だ)』

そして、パンクと切り離せない概念がDlYだろう。

ここで言うDlYとは「Do it yourself=主体性を持って創作し表現すること」だ。

ファッションにおけるパンク

パンク・ファッションはロンドンに端を発したムーブメントにより流行し、確立された(確立されてしまった)1つのスタイルと捉えている。

「これはパンク・ファッションだ。」と分類可能な着こなしや髪型の特徴、アイテムがある。

"鋲を打った革ジャンや、引き裂かれたTシャツやジーンズ、安全ピン、逆立てた髪など"

ドクターマーチンのブーツもその一つだろう。

パンク・ファッションは権威に対する反発や反抗の表現だ。

権威と階級社会は密接な関係があると思う。

最近では既得権益や上級国民などという言葉がマスコミによって撒き散らされていて、階級社会の存在を象徴する日本語だと僕は感じている。

階級社会や権威を支え、裏付けるのは常識やルールなど過去の人間から引き継いでいる「呪縛」のようなものだろう。

その「呪縛」からの「逸脱」がパンクなのではないだろうか。

カテゴライズされたり、お決まりの何かがあったりするものはすでに「呪縛」に飲み込まれてしまっているような気がして先述の記事にひっかかりを覚えてしまったのだけれど、もっと深い部分、ファッションに向きあう姿勢がデザイナーの山本耀司氏はいつでもパンクであると増田氏は感じているからこそ"大人のためのパンクスーツ"という表現を選んだのだと、この文章を書いているうちに思えてきた。

破壊し、開拓する

既存の美の破壊者であり、美の新しい領域を切り開いていく人。

そんな現代のクリエイターの一人がリック・オウエンス氏だ。

パンクとは今と向き合い、反抗し、壊し、未来を創ること。

ニューノーマルを生み出し続けている彼について次は記してみたい。

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