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後悔しない転職にする為に考慮すべき2つのポイント~泣けるほど打ち込める仕事との出会い方~

はじめに

9月末で、3月が年度末の企業様は上半期が終わられたことと思いますが、FiNC Technologies(以下、「FiNC」)は12月末決算なので、残り3カ月のラストスパートと来年度の仕込みをしています。そんな中、僕の事業部に異動してきたばかりの新卒2年目のメンバーが企画した提案が、9月30日にお客様に採用になり年度目標達成により近づくことができ、ちょっと感傷的になってしまいました。

人より少し感傷的になりやすい僕ですが、なぜ今、”「泣けるほど」仕事に打ち込めている”かを記載する旨を前回、お伝えしました。今回の記載を準備していくうちにこれは転職時に会社を選ぶ際に留意すべき点だと思い、その視点で今回はまとめることとしました。

安定した仕事を求められる方には、そぐわない内容かもしれませんがご容赦頂ければと思います。

泣けるほどの仕事とは、

「心地よく働ける仲間とハードルの高いゴールを目指し、達成すること」

だ。今、僕が責任者を務める事業はまさに心地よく働ける仲間とゴールを目指して疾走している

ハードルの高いゴールに立ち向かっていること

これは、自分がのめり込んで実現したいと思えるビジョンを掲げ、お客様の問題を解決する事業に携わり、利益に拘っているということだ。

正直、前職では、会社のVisionやMissionを考えたことは一度もなかった。その為、会社のVisionと自分のVisionが一直線上になることもなかった。企業のVisionよりも自分のVisionやプロジェクト毎のVisionについて考えることの方が多かった。

恥ずかしながらその状況下で「お客様にいいものを届ける、提供する」ことよりも「このプロジェクトを通じてどう自分が成長できるか、自分に課せられた数値を達成できるか」を考えていた。

その為、自分の中で達成感を得られたり、目標達成したり、あるいはプロジェクトが自分の思うように進まない場合に「退職する」ことを安易に考えていたような気がする。

FiNCに入社した当時のVisionは、「一生に一度のかけがえのない人生の成功をサポートする」で、現在は「Design your Wellness 一人ひとりが、自分らしい豊かな生活を描ける世界に」に変わっている。

特に今のVisionは腹落ちしている。なぜなら、誰が聞いても実現したい世界がズレにくく、相当ハードな挑戦をしないと実現も出来ないと思っているからだ。日本は、多くの社会課題を高度経済成長ともに解決してきた。発展途上国と比較すると「社会課題」と言われるものが少ないことは否めない。しかし、今、取り組んでいる課題は、日本だけでなく世界にも通じる社会課題だ。まだ誰も実現出来ていないことに挑戦しているところに難しさとやりがいがある。だから奥深い。

今は、このVision実現のために、「お客様の問題を解決する」ことを真剣に考えている。特に留意しないといけないのは、お客様の問題を解決することに注力しすぎて、キャッシュポイントが曖昧なまま事業を行い、赤字を続けることだ。このバランスを考慮できているのかどうかも転職時の重要なチェックポイントだ。

こういった環境かどうか、これから転職の面接にのぞむ方にお勧めしたいのは、以下の観点で話をすることだ。

・その会社のVision、Vision達成した時の具体的なイメージ
・その会社の事業を一言で言うと何か。お客さんのどんなペインを解決するサービスなのか。
・売上やキャッシュ残高などの財務状況の現状と展望

心地よく働ける仲間がいること

これは、背中を預けられる仲間(上司・同僚・部下)と働くということだ。残業がないとか、福利厚生が充実しているということではない。

先日、ある方から、OODAループについて教えてもらった。

OODAループについては、チェット リチャーズの「OODA LOOP」が分かりやすいが、その中で以下のように説明されている。 ”OODAループは「観察(Observation)、情勢判断(Orient)、意思決定(Decision)、行動(Act)」の学習ループで構成される。組織に属するメンバーの相互信頼を醸成し、「暗黙の了解」によって瞬時の情勢判断と行動を可能にする”

以下のような図式の説明があるが、事業運営においてDの「Decide」を飛ばしていくことが理想形だ。

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※「OODA LOOP(ウーダループ) 」より抜粋   

コロナ禍においては、特に「変化」への対応スピードの必要性が露呈されたが、まさにOODAループの学習サイクルでスピードを最大化されば競争優位性は生まれる。

ここで必要となるのが、”組織に属するメンバーの相互信頼を醸成し、「暗黙の了解」によって瞬時の情勢判断”だが、これを阻むものは「人間関係」だ。

これまで仕事をしている中で幾度となく虚しい、悔しい、無駄だと思うことは、社内政治だ。”誰それさんがこう言っている、誰それさんがああ言っている。”このような話を社内SNSや電話でクローズに一対一でやり取りをする。そしてその調整をまたクローズでやる。

これではなかなか物事が進まない。1日その調整で終わってしまうこともある。誰のために何のために仕事をしているのか分からなくなってしまう。その調整で一仕事を終え、満たされた気分になる。

人に与えられた時間は平等で、1日24時間と決まっている。しかしそれをどう使うのかは自由だ。自分の貴重な時間を「社内政治の調整」に使うのか、Vision実現のために使うのか。どちらがいいかは明白だ。

また「あ~、あの人に報告するの嫌だなぁ~」「どうやって報告したらいいのかなぁ」と思ってしまうような人間関係も良くない。パフォーマンスが下がり、事業のスピードが劣化する。

従って、事業を成功に導くには、”組織に属するメンバーの相互信頼を醸成し、「暗黙の了解」”を得られる「心地よく働ける」環境だ。つまり仲間(上司・同僚・部下)に背中を預けられる環境だ。

こういった環境かどうか、これから転職の面接にのぞむ方にお勧めしたいのは、以下の観点で話をすることだ。

・幼少期のことや家族構成、ストレングスファインダーの実施など相互を理解する機会を設け、相手の言動の背景を理解しようとしている。
・Valueをはじめ会社の基準が明確
(企業側で同じ船に乗れるのか、乗れないのか、明確な基準を設けている)
・採用面接段階で徹底的に色んな人と話をして、会話の中で、違和感を感じたら違和感を伝えやすい雰囲気があるか否か。
・面談者などが会社や自分の自慢話ではなく、お客様や同僚の自慢話(学歴とかではなく)を具体的に出来る
・双方へのフィードバックの機会が仕組み化されていること

特に、幼少期におけるバックグラウンドの共有をしているか、どうかの確認はお勧めしたい。

アルフレッド・アドラーは、以下の通り語っている。

人間の心の問題を解く鍵は、幼年時代のごく初期にある。幼年時代にその人の心のひな形、行動指針、目標が形成され、大人になっても継続される。幼年時代の記憶を訊けば、その人がどんな種類の人間か、正確なイメージを得ることができる

その人が”どんな種類の人間か”を理解すれば、相互信頼に近づいてく。

これらの点で納得できるコミュニケーションが取れれば、ハードルの高いゴールであっても逃げずに一緒に戦っていけるはずだ。

転職は一般的になりつつあるも、はじめて転職する人も、何回も転職したことがある人も「失敗したくない」と思うだろう。以上の観点でぜひ転職候補先の方とお話されることをお勧めします。

そして、FiNCのクラウドビジネス事業本部は、胸を張ってこのような環境が整っていると言えます。もしちょっと興味あるなぁと思われた方は転職先の候補の一つとして僕にご連絡を頂けると嬉しいです。もしくはFiNCの採用ホームページよりご連絡ください。

▼連絡先:
Twitter: https://twitter.com/naokiosada1106
Facebook: https://www.facebook.com/naoki55net

▼FiNCの採用ページ:
https://open.talentio.com/r/1/c/finc_technologies/homes/2601




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