<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 28 『憂鬱』を乗り越え新たなるビジネスへ
SMビジネスは順調に広がり、美里とユリアの経営するクラブは口コミで評判を呼び、様々な国籍の女性ダンサーが集まる場所となっていた。
客層も多様で、日本人だけでなく、IT業界で働くインド人や営業マンの韓国人、中国人、さらにはヨーロッパから来るビジネスマンも増えていた。特にアジア系の富裕層が多く、その影響でクラブは繁盛していた。
美里とユリアは日々の忙しさに追われながらも、クラブの成功に喜びを感じていた。美里は経営の面で、ユリアはダンサーとしてのコネクションを生かしてクラブを支