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憂鬱

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平沢直樹が書いた小説「憂鬱」をまとめて読めます。
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記事一覧

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 26 友人もキャバクラからSMクラブ…

二人のSMプレイは盛り上がりをみせる一方で、美里の企画しているSMビジネスに協力したいという…

naokihirasawa
10時間前

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 25 SMに、はまっていく二人

バスルームで強引にやってみたものの、さすがにスカトロとなると、美里も白けてしまった。やっ…

naokihirasawa
3日前

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 24 NYのソフトなSMクラブ?

ある日の夕方、ユリアは美里に特別なクラブに一緒に行こうと誘った。美里はどんなクラブなのか…

naokihirasawa
7日前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 23 S嬢は簡単ではない?

「前にSM嬢をやってた人から話を聞いたことがあるのだけど、肉体的よりも精神的なほうが大変…

naokihirasawa
10日前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 22 バレエダンサーとIT企業のコラボ…

美里はオフィスでユリアのことを考えながら、AIも使ってビジネスプランをリストにしてみた。 …

naokihirasawa
2週間前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 21 もっとお互いを深く知りたいから

「ユリアさん、この後、私の家で飲み直しませんか?」美里は下心を隠すかのように、丁重にユリ…

naokihirasawa
2週間前

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」- 20 美里とユリアのデートはリンカーンセンター

美里は日々のビジネスの忙しさに追われながらも、どこか心の奥にぽっかりと穴が開いたような感覚を抱えていたためバレエをユリアに習い始めたことで満ち足りた気分がもどってきた。 家で教えてもらうよりも、もっと広いスペースのあるユリアが教えているというダンススタジオへレッスンに通うことにした。初めはぎこちなかった美里も、ユリアの丁寧な指導のおかげで少しずつ上達していった。 ユリアのスタジオは、ニューヨークの忙しい街並みから少し離れた静かな場所にあった。高い天井と大きな窓から差し込む

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-19 美里がいよいよニューヨークで起…

美里はまず人材派遣会社に就職することにした。これは彼女が将来的に自分の会社を設立するため…

naokihirasawa
3週間前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-18 専業主婦である母を受け入れられ…

吉永美里は、生まれつきの優等生だった。小学校から中学校まで、成績は常にトップクラス。高校…

naokihirasawa
1か月前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-17 憂鬱はどこまでも追ってくる

夏休みが終わり、玲実が日本に帰国する日が近づいてきた。空港で再び別れを告げる時がやってき…

naokihirasawa
1か月前

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-16 いよいよ二人が結ばれる日

その後、二人は再び地下鉄に乗ってセントラルパークに向かった。 「スタジオまでは地下鉄で通…

naokihirasawa
1か月前

<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-15 METでドガのバレリーナの絵に感動…

バレエの主役を演じた公演後、ユリアは、ビデオ通話で玲実にその喜びを伝えた。「玲実、そろそ…

naokihirasawa
1か月前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-14 ニューヨーク移住そしてオーディ…

ユリアがニューヨークの新しいダンススクールに入学することが決まり、ついに出発の日がやって…

naokihirasawa
1か月前
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<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-13 いじめの対処にユリアの両親はどう決断したのか?

学校での話し合いを終え、ユリアを連れて自宅へ戻った。敦子は、心の中で怒りと葛藤を抱えていた。娘が受けた仕打ちを思い出すたびに、彼女の胸は痛んだ。 「どうしてこんなことが起こったのかしら……」敦子は静かに呟いた。 夫のルーカスがオフィスから戻ってきた。敦子とユリアが神妙な面持ちでソファに座っているのを見て、少したじろいだが、敦子は気持ちを落ち着かせてゆっくりと事の成り行きを話した。 「そんなに大変なことが起きているならば、電話してくれればよかったのに。僕も立会いたかった。