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それもまたちいさな光

Audible18冊目読了


十年ぶりくらいに角田さんの作品を読んだ(聴いた)。

30代後半は角田さんの作品を読みまくっていた時期もあった。
そのくらいマイブームだったのだけど、あるときからプツリと読まなくなってしまっていた。
理由はわからない。

そしてこの作品。

なんか角田さんぽい。
淡々としているのだ。

ラジオ局とのタイアップ作品だったらしく、随所にラジオ番組が登場する。

というより、主人公に絡む人間のほとんどは、同じ朝のラジオ番組を聴いている。

主人公はデザイン会社勤務の仁絵、幼なじみの雄大を中心に描かれる。

雄大は親が経営しているレストランを継ぐのだが、幼い頃から兄妹なみにお互いの良さも悪さも知るが故に友達以上、恋人未満の関係を保ちつつ、お互いいい歳になってしまう。

そこに取り巻く人間も不倫をしていたり、どうしょうもない男に遊ばれていたりと、なんか正直、かったるい人間が沢山登場する。


日常と平凡な恋愛とかどこにでもあるような人間模様を淡々と描くのが角田さんらしいというか、なんというか・・・

さて、これで18冊目読了した。

次は何を聴こうか


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