油淋鶏
はじめて作る料理の味つけは、すべての調味料を同量にして作ってみることが多い。1対1の法則です。
そうしてできあがったものを食べれば、何が多くて何が少ないのかがよくわかるから。次からは自分好みの味に調整していくことができるのです。
いつか作りたいと思っていて、あまりに好きすぎて手を出さずにいた料理があります。
油淋鶏です。ランチで中華のお店に入って、メニューに油淋鶏があれば、90パーセントの確率で注文してしまいます。
店ごとに微妙に違っていて、好みだったり好みでなかったり。
会社の近くにあった店の油淋鶏がだいぶ好みだったのですが、もう閉店してしまったので、無意識にその味を求めているのかもしれません。
で、いよいよ自分で作ってみようと思ったわけです。
材料や作り方はだいたいわかります。が、問題は肝となるかけだれの調味料の配合。例のごとくなのか、思い切ってなのか、、、
ぜんぶ同量でやってみました。1対1対1対1対1・・・の法則。
下味も1対1です。鶏肉を半分に切ったのは、2人前だからです。
長ねぎは食感も楽しみたいので大きめのみじん切り、しょうがとにんにくは細かくみじん切りにしました。
閉店してしまった会社の近くのお店では、片栗粉と小麦粉を合わせて使っていると言っていたことを、あとから思い出しました。次はそうしてみようと思います。
冷たい油から揚げていくことを覚えてから、揚げ物のハードルがだいぶ下がりました。土井義晴先生のおかげです。
皿にせん切りキャベツをしいて、その上に鶏肉をのせました。
これも例のお店の真似です。たれがかかったキャベツもおいしいのです。
さて感想ですが、とてもおいしくいただきました。
とはいえ、改良点ももちろんあります。
もっと酢が多くして、唐辛子の輪切りを加える。
そして最も大切なのは、かけだれはこの倍量作ること。
油淋鶏はつゆだくに限ります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・このレシピは、
味つけ黄金比【1×1】のレシピです。
〈油淋鶏〉の味つけ黄金比
しょうゆ1 × 砂糖1しょうゆ1 ×
酢1 × 砂糖1 × 水1 × ごま油1
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