とっとと恥ずかしい思いをしておく。
こんにちは、クッキー屋店主のナオです。
13年間お店をやってきて培った「好きなことを仕事にする」ことを健やかに続けていくためのコツや考え方をお伝えするnoteです。
先日、払い込み用紙をしまいこんでしまい、支払いするのをすっかり忘れていたものがありました。
そういうとき、お店に自動音声で支払いの案内がかかってくるのですね。。お店のスタッフが電話をとって、「こんな電話かかってきましたよ」と言われました。
わたしは「あー!!忘れてたー!!!へんな電話とらせてごめんw」とそのときは言いましたが、この反応は昔のわたしではありえないことでした。
以前なら即感じるのは「はずかしい!!!」「お金にだらしのない店主だと思われる」という気持ちとともに、自分にある「だらしない部分」を見せたくないという思いが強かったのです。
私だけではなく、一歩踏み出せない人の話を聞いていると、
「はずかしい思いをしたくない」
という人が多いように感じています。
「そんなことしたら恥ずかしいじゃないですか」と。
失敗した姿を友達に笑われたくない
お金にこまっているみじめな姿を親に知られたくない
この恥ずかしさは、次に進むステップをすごーく邪魔してきます。
思っている以上に、です。
進むことを阻害するどころか、恥ずかしさから逃げることで辞めてしまう人もたくさんいますし、
わたし自身も「こんなはずかしい思いをするくらいなら、いっそ手放してしまいたい」「恥ずかしさを笑う人の側になれたらどんなに楽だろう」と思うこともあります。
この「はずかしい」から解放される方法は、自分に何度も許可していくことだと思っています。そのためにできることは、
とっととはずかしい思いを積み重ねていく
ことしかないとわたしは思います。
冒頭で書いたわたしの支払い督促を読んで、
「え、ありえない。。。」と思った人は
「支払いが遅れる」という、お金でつまづくことを許していないのかもしれません。
でも、自分の事業が進むにつれて、自分の意思とは裏腹にそういうことが起こることもあります。
コロナの時に痛いほど経験した人も多いはずです。
もちろんそうならないようにするのが大前提ですが、(上の例はどう考えても私が悪いw)
そのときのために、「そういう自分がいてもいいよね」と他の人を通してでも認めておく。
そう、他人の恥ずかしい部分を笑ったり蔑んだりしているからこそ、いざ自分が同じ立場になった時に「同じようにバカにされる」と感じて耐えられなくなるんです。
そして残念ながら自分もはずかしいことをたくさん経験していくしかないのです。
でも、恥ずかしい想いって不思議なものでだんだん麻痺してきて、笑
めちゃくちゃ楽になるし
「そういうあなたがいてもいいよね」という人に囲まれていくんですよ。
自分にとっての「ありえない、恥ずかしいこと」って何でしょうか?
お金のこと?
失敗すること?
間違えたことをSNSで発信してしまうこと?
そんなことこそ、
思い切ってチャレンジしてみたら、
あ、平気かも
と思える時が来るかもしれません。