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大学・研究など

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2021年11月の記事一覧

経歴と自己紹介

経歴と自己紹介

こんにちは。土谷(つちや)尚嗣(なおつぐ)です。

経歴京都大学理学部を2000年に卒業し、色々あって、カリフォルニア工科大学PhDを2005年に取得。その後ポスドクをやった後、一時日本に帰ったが、2012以降オーストラリアのMonash大学で准教授。2020に教授に昇進しました。English でのCVはこちら

現在の研究と主著主観的な意識、色・味・音・痛みなど、私たちが感じることが、なぜ脳か

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学際研究における効果的な読書法とは? (視野を広くもって生きるためにも有効かも)ー そもそもの学際研究の必要性とは?

学際研究における効果的な読書法とは? (視野を広くもって生きるためにも有効かも)ー そもそもの学際研究の必要性とは?

色々と思うところがあって、私のConscious blog の方に、学際研究における読書法についての最近の私のやり方をまとめることにした。

最初はノートに書いていたが、一度書き始めたら、初稿だけで6000字くらい内容が膨らんでしまったので、とりあえず、第一回を投稿した。

アップロードした後で、「そもそも学際研究する必要あるのか?」について書こうと思いつき、ノートに書いておきます。

近年の科学

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なぜオーストラリアの大学では、トップの学生だけが卒業論文を書くというシステムをとっているのか?

なぜオーストラリアの大学では、トップの学生だけが卒業論文を書くというシステムをとっているのか?

つい最近、日本の大学で教授をしている人との会話で、「人によっては、30人の学生の卒論を担当している人がいる」という話を聞いた。オーストラリアで研究室を主催しているわたしからすると衝撃の話だ! 単純に「そんなことしたら研究室が崩壊する!」というのが私の最初の印象。

過去に、私が知っている有能な研究者の人の中にも、大学で職をとった途端(助教・准教授も含め)突然パタッと英語で論文を出さなくなってしまう

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