弱さと弱みは別物です
こんにちは。今日は「強さ」について。
弱さは強さにはなり得ない
自分の弱みは強みになり得る、という話はよく聞くことで貼りますが、日本語は一文字送り仮名が変わるだけでもニュアンスが変わってしまいます。
何が言いたいかというと、「弱み」と「弱さ」は違う意味合いの単語であり、混同してはいけないのではないか、という話です。
この2つの意味の違いは「弱み」は特徴であり、「弱さ」はそのレベル感を表すという点で説明することができます。
具体的に例をあげるなら、人間は思考を使える動物です。これは新たな技術を開発できる「強み」であると同時に、うつ状態や悩みの原因となる「弱み」です。
同時に、人間は思考を鍛えるための学習を怠っていてはその「弱さ」を克服することができません。学習を積んでいくことで思考の「強さ」が上がっていきます。
弱みを強みに変えるためにはある程度の訓練と自己理解が必要です。それがなければ、その特徴がより「強い」「強み」になることはないと思います。
弱みと弱さの混同
では、「弱み」と「弱さ」の2つを混同するとどういう方向に進むでしょうか。
おそらく生まれ持っての特徴=「強み・弱み」は変えられませんが、そのレベル=「強さ」をどこまで上げていくかは個人の努力に委ねられるところが大きいと思います。
この2つを混ぜてしまい、自分が生まれ持って変えられない弱い存在である、と認識してしまうと、せっかく持っている「弱み」のレベルを上げ「強み」にすることが困難になります。
主観ですが、人間は「諦めない」動物であると思います。だからこそ人間は技術や機械を用いて空を飛ぶことも、宇宙に出ることも可能になったのですから。
上の仮定において、本能として「諦めない」人間のあり方と、自分を弱いと定義して「諦める」思考は相性が悪いものです。
自分の特徴の凸凹
では、弱さを離れ強さを高め、弱みを強みにしていくためにはどうすれば良いのでしょうか。
弱みを強みにしていく作業は、まず弱みを自分のものだと認識することからスタートすると思います。
「弱み」「強み」は特徴であり、捉え方一つで印象が逆転します。ときに何事かができないことすら、それを遠慮なく外注できるという強みに化けます。
弱みを自分のものとし、その凸凹を観察しないとそれをどう強くしていくかの見積もりができません。そして凸凹がある程度認識できれば、その凸を強くし、伸ばすことができるようになります。
また、凹の大きさを自覚し、単なる穴埋めでは凸にできないことがわかれば、残された選択肢は弱みを強みであると認識を変えることしかありません。
と、言いつつ、私もまだまだこの認識変更については鍛えられていないわけですけどねorz
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