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イタリア・ミラノで楽しむファッションブランドのコラボカフェ 8選(2024年7月更新)

ファッション関連のニュースを日々追っていると、ファッションブランドがプロデュースするカフェ・レストランの情報をキャッチすることもあるのではないであろうか。

例えば最近(2023年春)では、京都の祇園にアニエス・ベーのブティック・カフェがオープンしたことが話題となった。


その他にも東京では表参道のエンポリオ・アルマーニカフェや、南青山カフェ・キツネなど人気のスポットが挙げられるであろう。


参考:


ファッションの街ミラノでも代表的なイタリアンブランドがプロデュース・コラボしたカフェレストランをいくつもあげることができる。

これらのお店を調べていくと、相性抜群なイタリアのファッションと食の関係性も浮かび上がってきた。

それでは早速お勧めのミラノのファッションブランドコラボカフェを紹介していくことにしよう。




1. コヴァ(COVA)/ LVMH

まず一つ目は、ミラノの中でも1番の老舗カフェのコヴァ。

創業は1817年、当初はミラノのスカラ座の前の営業していたが、第二次世界大戦中の空爆により店が破壊されたため、戦後はそこから歩いて5分ほどの距離にあるモンテナポレオーネ通りに移転した。

参考:


以降、多くのブティックが立ち並ぶモンテナポレーネ通りのお洒落で上品なカフェとして、その姿を今に伝えている。

そんなCOVAは、2013年にフランス・パリに拠点を置く大手コングロマリットLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH Moët Hennessy ‐ Louis Vuitton)の傘下に入った。

ファッション業界最大手のLVMHの傘下に入ったコヴァ(COVA)は、2023年春現在、上海やパリ、ドーハ、リヤド、クウェート、モナコ、香港などに支店を展開している。

特に上海と香港の店舗数はダントツに多く、それらの地域には、リッチな空間でティータイムを楽しみたいという需要がそれなりにあるということを物語っているのである。(日本にも渋谷と銀座に支店があったが残念ながら2023年現在では閉店してしまっている)

(イースターの時期に撮影したのでイースターのお菓子が並ぶ)
(フランス菓子のエクレアとイタリア菓子のマリトッツォが並んでいる)


コヴァはミラノのカフェの中でも高級店の部類に入るが、カウンターで飲むエスプレッソは1.5€(チョコレート付き)、パスティチーノは1.6€とかなりお手頃である。

(2021年頃まではエスプレッソ1.3€、パスティチーノ1.5ユーロであったがわずかながら値上げしている)

コヴァに限らず、イタリアの伝統的なカフェ・バールでは、このようなカウンターとテーブル席ではメニューの値段も違ってくるので注意である。

一般的にテーブル席ではカウンターでの1.5-3倍くらいに値段が設定されているところが多い。

ゆったりしたい時にはテーブル席で、さっと楽しみたい時にはカウンター席でと使い分けができるのもポイント。

ちなみにコヴァのカウンター席には、近くのブティックで働く人やここに買い物に来たお洒落な人たちも多いので自然と背筋が伸びるのである。


コヴァ本店(Cova Montenapoleone)

住所:Via Monte Napoleone, 8, 20121 Milano, Italy

営業時間:8:30-20:00(水曜)8:30-20:30(木曜から土曜)、9:30-19:30(日曜から火曜)

公式ホームページ:pasticceriacova.com




2. バール・ルーチェ(Bar Luce) / プラダ財団(Fondazione Prada)

こちらはミラノのプラダ財団美術館内にあるカフェ、バール・ルーチェ(Bar Luce)である。

このカフェは、筆者が大好きなミラノのカフェの一つでもあるので、これまでにもnoteで取り上げている。


このカフェをデザインしたのは、なんと映画監督のウェス・アンダーソン(Wes Anderson)。

ウェス・アンダーソンとプラダ財団の繋がりはとても深く、これまでにウェス・アンダーソンがキュレーションした展示もプラダ財団で開催されている。

その内装は、ミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリアと1950年代の古き良きイタリアをイメージしているとのこと。


またフードを提供しているのは、これまたプラダグループの傘下に入っているミラノの老舗カフェ・マルケージ(Marchesi 1824)である。

ショーケースの中にあるお菓子やケーキのほか、パニーニのメニューが豊富に揃っている。

参考:


カウンターも美しいのでつい写真をたくさん撮ってしまう。

以前はエスプレッソ1€であったが、値上がりした今、エスプレッソ・マキアートは1.4€、このピンク色のケーキは6.5€である。


まるでウェス・アンダーソンの映画『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)に出てきそうな色合いのケーキ、そしてテーブルの色である。

このケーキは、ふわっとしたスポンジがうっすらモチモチのマジパンに包まれており、絶妙な甘さが病みつきになる。

マジパンを使ったケーキはあまり日本にはない印象を受けているので、このお店に来るといつもこれを頼んでしまう。

ポップな内装もいつ見ても素敵である。

ちなみにパニーニに使われている材料もこだわりのものばかりで、その中には1911年創業の老舗サルメリア(Salumeria)レヴォーニ社(Levoni)のものもある(可愛らしいポスターがあったので撮影)。

この美術館併設カフェは、カフェだけの利用もできるので気軽に立ち寄っていただきたいスポットである。

バール・ルーチェ(Bar Luce)

住所:L.go Isarco, 2, 20139 Milano, Italy

営業時間:9:00-20:00(火曜日定休)

公式ホームページ:fondazioneprada.org



3. エンポリオ・アルマーニ カフェ&リストランテ(Emporio Armani Caffè & Ristorante)/ アルマーニ(Armani)

ミラノのモンテナポレオーネ駅前のマンゾーニ通り(Via Manzoni)には、ブティックやブックストア、フラワーショップ、ホテル、クラブ、レストランが一つになったアルマーニのコンセプトストアがある。

日本にもアルマーニカフェはあるが、こちらのコンセプトストアはかなり規模が大きい上に、立地もお洒落な人がミラノで一番多く集まる場所であると言っても過言ではないかもしれない。

ミラノのアルマーニカフェの説明に入る前に、アルマーニとパートナーシップを結んでいるトリノの老舗有名チョコレート店グイド・ゴビーノ(Guido Gobino)について触れておこう。

このグイド・ゴビーノが手がけるアルマーニのお菓子部門アルマーニ/ ドルチェ(Armani/ Dolce)は、ミラノのアルマーニのコンセプトストアで購入できるほか、アルマーニカフェでコーヒーを頼むとこのチョコレートが一粒ついてくるのである。

1964年にトリノで創業した老舗グイド・ゴビーノは、味は一流なのにわりと手頃な値段なのが評判であり、ミラノの支店は常に人で賑わっている。

お店の方に話を聞いたところ、グイド・ゴビーノでは、グイド・ゴビーノ用のレシピとアルマーニ/ ドルチェに出す用のレシピはそれぞれ異なるとのこと。

どちらも食べたことがあるものの、味はどちらも美味しいとしか言いようがない。

ただアルマーニ/ ドルチェの方が値段が高く、グイド・ゴビーノではより手頃な値段でチョコレートを購入できるという印象であった。

参考:


さてアルマーニ・カフェの方に話を戻すことにしよう。

このアルマーニ・カフェは、2019年2月に一度改装工事が行われており、ブルーグリーンを基調としたシックな内装のお店に生まれ変わっている。

ランチからティータイム、そしてアペリティーボ、ディナーと幅広く利用できるカフェとのこと。

カウンターでのエスプレッソは1.3€、カプチーノは2€(いずれもグイド・ゴビーノのチョコレート付き)を気軽に楽しむことができる(テーブル席だと少し値段が上がる)。

またブリオッシュやケーキもショーケースには並べられている。

テーブル席ではゆっくりしている人がいる一方で、コーヒーをテイクアウトしたり、さっと軽食をカウンターでとったりする現地のビジネスマンの姿も見かけることがよくある。


アルマーニのコンセプトストアの屋上には、また別のアルマーニの高級なレストランが入っているが、この1階にあるエンポリオ・アルマーニカフェは、コーヒーならば割と気軽に利用できる印象。

気負わず入ってみたいお店である。


参考:



エンポリオ・アルマーニ カフェ&リストランテ(Emporio Armani Caffè & Ristorante)

住所:Via dei Giardini, 2, 20121 Milano, Italy

営業時間:12:30-14:30/ 17:30-19:30(月曜)、12:30-14:30/ 17:30-22:30(火曜から土曜)、12:30-16:00/ 17:30-19:30(日曜)

公式ホームページ:locations.armani.com



4. DG Martini ®/ ドルチェ& ガッバーナ(Dolce & Gabbana)

こちらは言わずと知れた有名店、ドルチェ&ガッバーナがプロデュースするマルティーニ・バール&ビストロ(Martini • bar & bistrot)である。

1863年創業のイタリア・ピエモンテ州の老舗酒造ブランド マルティーニ(Martini)とコラボしたドルガバは、日常を忘れてゴージャスな気分に浸ることができるバーをミラノにオープンした。

またここ数年ドルガバは、食品会社とのコラボレーションに特に力を入れており、そのラインナップも年々増えている。

例えば、1912年にナポリで創業した老舗パスタメーカー パスティフィチョ G. ディ・マルティーノ(pastificio G. Di Martino)は、ドルガバのお洒落なパスタを展開しているほか、カラフルな缶に入ったパスタ詰め合わせのギフトセットも販売している。

またドルガバは、有名なシチリアの老舗ワイナリー ドンナフガータ社ともコラボ。

こちらもカレット・シチリアーノ(カラフルな荷馬車のこと)を思わせるような鮮やかなデザインとなっている。

そのほか、クリスマスの時期には豪華なパッケージのパネットーネもあり、ホリデーシーズンのギフトとしても人気だとのこと。

こちらのカラフルなピスタチオやヘーゼルナッツのペーストは、パレルモ県カステルブオーノの老舗菓子店フィアスコナロ(Fiasconaro)によるもの。

こちらもドルガバ風のパッケージデザインが可愛らしく、サイズ的にもお土産に良さそう。


レストランでは、シチリアや地中海の伝統的なレシピに着想を得たフードメニューが楽しめるほか、マルティーニコラボのお店ということもあってカクテルの種類も豊富である。

お洒落すぎてなかなかハードルが高いお店に思われがちだが、実はカウンタースペースではエスプレッソを1.5ユーロで飲むことができる。

ロゴ入りのクッキーはサービスのもの、一人でクッキーを6枚も食べれるだなんて、逆に1.5ユーロじゃ安いと思うほどである。

とはいえ、このクッキーが付かなかった日もあったので、クッキーを付けてもらえるかどうかは、バーテンダーさんのその時の采配によるらしい。

今回紹介するブランドの中でもドルガバは、特に精力的にイタリア、しかも南イタリアの食品会社とのコラボレーションに力を入れている印象を受ける。

星の数ほどこだわりの優れた食品会社があるイタリアにおいて、食についてはその道のプロに頼るというドルガバの方針のおかげで、素敵なパッケージデザインと質の良い食品両方を楽しむことができるのである。



参考:「ドンナフガータとドルチェ&ガッバーナの コラボレーションワイン」『Eataly』(2022年7月7日付記事)


DG Martini ®

住所:Corso Venezia, 15, 20121 Milano, Italy

営業時間:12:00-23:00

公式:world.dolcegabbana.com




5. カフェ・トラサルディ(Café Trussardi by Giancarlo Perbellini)/ トラサルディ(Trussardi)(閉店)


※2024年7月追記:
現在こちらのトラサルディのカフェは閉店しているとのこと。
再オープンの見込みも不明、ひとまずここでは記録として残しておく。

こちらはミラノのスカラ座の目の前に位置するトラサルディのカフェレストラン。

1910年、ベルガモで当初は高級革手袋メーカーとして創業したトラサルディ。

高品質の革製品が評判の会社であったが、1970年代から80年代頃にかけてアパレル部門にも進出。

トラサルディが運営するカフェレストランは、朝8時半から夜22時半まで営業しており、1日中利用できるのもポイント。


レストラン部門を手がけるのは、ミシュランの星も獲得したことがあるシェフェ ジャンカルロ・ペルベッリーニ(Giancarlo Perbellini;1964-)。

筆者はカフェ利用しかしたことがないので、レストランのメニューが気になる方は、公式サイトの写真やメニュー表を参照されたい。

ショーケースの中には気軽に食べることができるサンドイッチやパニーニ、お菓子が並ぶ。

エスプレッソは1.5€、一口サイズのお菓子パスティチーノは2.5€。

市内の他のバールに比べて少々高めの値段設置のような気もするが、パスティチーノは小さいながらも繊細な味の組み合わせを楽しむことができる。

大きな大理石のカウンターも雰囲気がよく、立ち席ながらもリラックスすることができる。


お店オリジナルのテイクアウト商品もあり。

レストランの方には、緑が豊かなテラス席もあるので、スカラ座近くで素敵なランチスポットを探している人にもおすすめしたい。


カフェ・トラサルディ(Café Trussardi by Giancarlo Perbellini)

住所:Piazza della Scala, 5, 20121 Milano, Italy

営業時間:8:30-22:30(日曜定休)

公式ホームページ:trussardibyperbellini.com


6.スローウエア 18| ミクソロジーバー(Slowear 18 | Mixology Bar)/ スローウエア(Slowear)

こちらはブレラ地区に位置するスローウエア併設のミクソロジーバー。

ヴェネツィア発のブランド スローウエアは、イタリアの職人の技を大切にする複数のブランドの集合体であり、ミラノ、ニューヨーク、そして東京に店舗を構える。

ミラノの旗艦店は、メンズ・レディース共に扱いがあり、そのディスプレイもシンプルにまとめられていながらも、凝ったアイテムで構成されている。

(Sottsassの写真集を発見)


バーのスペースにはお酒の瓶が所狭しと並ぶ。

またこのバーでは、ロンバルディア州のブレシア(Brescia)とベルガモ(Bergamo)の中間地帯にその生産拠点を持つスパークリングワイン フランチャコルタ(Franciacorta)を扱っているとのこと。

空港やホテルなどで厳選されたフランチャコルタを味わうことができるバーを展開してきたフランチャコルタ協会は、ブティックの中のバーというこれまた変わった場所をフランチャコルタを体験する場として選んだ。

下戸の筆者ができる説明はこれくらいなので、あとは実際に行って試して欲しいというしかない。

一方でバーのカウンターにはクロスタータやミニサンドイッチ3.5€も並んでいた。

これらのブリオッシュたちは1.2ユーロで朝ごはんや軽食に最適。

マキアートは1.2ユーロととてもお手頃なので、カフェはかなり気軽に利用することができる。

カフェメニューやカクテルメニューのほか、サンドイッチやハムの盛り合わせなど食事メニューもあるようなので要チェックである。


参考:

「フランチャコルタとはどういうワイン?基礎知識と賢い選び方。What’s Franciacorta ?」『MELONE』(2015年4月15日付記事)

・フランチャコルタ協会公式ホームページ(日本語ページ):franciacorta.wine

スローウエア 18| ミクソロジーバー(Slowear 18 | Mixology Bar)

住所:Via Solferino, 18, 20121 Milano, Italy

営業時間:10:30-21:00(月曜から土曜)、11:00-22:00(日曜)

公式ホームページ:slowear.com


7.ザ・ステージ・リプレイカフェ(The Stage replay café)/ REPLAY(閉店)

※2024年7月追記:このリプレイがプロデュースしたカフェは閉店したが、同じ敷地内にあるダイニングは営業中とのこと。お洒落な内装だったので興味のある方はぜひ。カフェの方は記録として残しておく。


こちらはガエ・アウレンティ広場(Piazza Gae Aulenti)にあるイタリアのジーンズブランド リプレイ(REPLAY)がプロデュースするカフェ。

このブティックに併設するスペースは、手前がカフェ、奥がダイニングレストランとなっているようである。

夕方の中途半端な時間に行ったのでお店の中は比較的ゆったりしていた。

カウンターでジンセンコーヒーを注文。

ちょっと待ち合わせの時間まで利用しただけだったのでフードを頼むことはできなかったのと、ショーケースの中の中の焼き菓子などが売り切れだったので写真に写せなかったのだが、朝はブリオッシュとコーヒー、昼は野菜や肉、魚、パスタなどのヘルシーなランチ、夜にかけてはアペリティーボメニューを楽しむことができるらしい。

このガエ・アウレンティ広場は、コルソ・コモにも近く、広場を取り囲むビルには様々なお店も入っているため、散歩するのにうってつけの場所なのである。


ザ・ステージ・リプレイカフェ(The Stage replay café)

住所:Piazza Gae Aulenti, 4, 20124 Milano, Italy

営業時間:9:00-20:00(月曜から金曜)、10:00-20:00(土曜)、日曜定休

公式ホームページ:replaythestage.com



8.チェレジオ 7 プール&レストラン(Ceresio 7 Pools & Restaurant)/ Dsquared 2

最後に紹介するのはミラノのチャイナタウンにあるチェレジオ 7 プール&レストラン(Ceresio 7 Pools & Restaurant)。

こちらはイタリアのブランドディースクエアード(Dsquared2)が手がけたプール付きのバーレストランである。

オフィスやジムが入ったビルの屋上はレストランとなっており、ミラノの景色とプールを眺めながらゆっくりできる席もある。

訪れた時には4月頭だったこともあり、誰もプールに入っていなかった(そもそも本当に入れるプールなのか)。

ちょうど日の入りを目にすることができた。

ディーン・ケイティン(Dean Caten)とダン・ケイティン(Dan Caten)はカナダにルーツを持ち、2010年バンクーバーオリンピックで選手のユニフォームを手掛けたというディースクエアード。

マドンナやブリトニー・スピアーズなどのアーティストからの支持も熱い同ブランドのレストランは、都会的で華やか、でもアーティスティックな印象である。


アペリティーボの時間帯だったのでアペリティーボメニューをオーダー。

アルコールは18€ほど、ノンアルコールドリンクは12€でドリンクと写真のようなフィンガーフードが付いてくる。

フィンガーフードと言っても生の魚やハムがしっかり使われている凝ったもの。

またポテチとナッツももれなく付いてくる。

普通の食事メニューだと、前菜が30€、主菜が45€ほどからというちょっといい値段がするお店でもあるので、まずは気軽にアペリティーボの時間帯に行ってみたい。


チェレジオ 7 プール&レストラン(Ceresio 7 Pools & Restaurant)/ Dsquared 2

住所:Via Ceresio, 7, 20154 Milano, Italy

営業時間:12:30-15:30/ 18:30-25:00

公式ホームページ:ceresio7.com


以上、ファッションブランドが運営するミラノのお洒落なカフェやレストランを紹介した。

特にアルマーニカフェや、プラダのバール・ルーチェ、そしてドルガバのDG マルティーニがそうであったように、興味深いことに、各ブランドがそのコンセプトにあったイタリアの一流の飲食店や菓子店と手を組んでいるのである。

ブランド側にとっては、ブランドの品位を落とすことなく、一流の食を提供することができるというメリットがある。

その一方で、飲食店や菓子店にとっては、外食産業だけであったらイタリア国内の中で止まっていたかもしれないところを、海外に向けた展開に慣れているファッションブランドと組むことで、イタリアの自慢の食を海外にPRできるというメリットがある。

ただお洒落なだけではない。

これらのカフェレストランに足を運ぶことで、イタリアの食の世界を堪能することができるのである。

是非足を運び、自身のお気に入りの空間と味を見つけていただきたい。

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