ミラノでオススメのチョコレート屋さん15選:お土産、プレゼント、自分用に
イタリア土産の定番の一つ、チョコレート。
トリノ発の老舗チョコレートメーカー・ヴェンキ(Venchi)は、ここミラノにも直営店を展開している他、ペルージャ発の老舗ペルジーナ(Perugina)などは、気軽に、イタリア中のスーパーで購入することができる。
ところが、イタリアのチョコレートと言えば、トリノやペルージャで作られているものがメインであり、意外にも、ミラノ発のチョコレートは少ない。
また、ミラノの老舗カフェ・バール特集(2019年6月12日付記事)で紹介したお店でも、チョコレートを製造しているところは多く、お土産用にも購入することができる。
ここでは、そのようなカフェ・バール以外の、ミラノ発のチョコレート屋さんおよびミラノで店舗を展開するチョコレート屋さんを紹介する。
以前取り上げることができなかったお店をメインに、美味しいチョコレートのお店を書いていきたい。
1. グレッツォ・ロー・チョコレート(Grezzo Raw Chocolate Milano)
2019年2月にイーゾラ地区にオープンしたばかりのチョコレート屋さん。
もともと2014年にローマで本店がオープン、2017年にはトリノ店、そして2019年にミラノ店がオープンした。
ローチョコレートとは、48度以下の低温で作られる「非加熱」のチョコレートのこと。
ローチョコレートの他、ノンシュガーチョコレートやロークッキー、ジェラート、デトックスや抗酸化など美容効果をうたったスムージーなど、ビオの原材料を使ったデザート類が並ぶ。
ビオのコーヒー豆を使ったカフェメニューは、エスプレッソ1.2ユーロから。
ミルクを使ったメニューは、全てアーモンドミルクを使っている。
イートインスペースも広々しており、落ち着いた雰囲気。
他、持ち帰り用のクッキーやスプレッドも販売中。
美容と健康に優しいデザートを食べたい人にお勧めである。
《店舗情報》
住所:Via Pastrengo 2, 20159, Milano
営業時間:8:30-23:00(月曜から金曜)、9:00-23:00(土曜日曜)
公式ホームページ:grezzorawchocolate.com
2. ザイニ・ミラノ(Zaini Milano)
こちらは一度ミラノの老舗カフェ・バール特集で取り上げているが、ミラノ発のチョコレートといったら欠かせない、ザイニ(Zaini)。
創業は1913年。
第一次世界大戦と第二次世界大戦による人手・物資不足を乗り切り、今も変わらず創業当時から同じ店で営業中である。
何と言っても目を引くのは、カラフルなパッケージデザイン。
どれもファッション雑誌から切り取られたようなものばかり。
タブレットから粒タイプのチョコまで、色々なものが揃っており、ちょっと気の利いた贈り物をしたい時にうってつけである。
店内のバールスペースでは、エスプレッソやホットチョコレート、オープンサンドやミニケーキなどを頼むことができる。
ミラノならではのものを求める人にお勧めしたいお店である。
ザイニ・ミラノ(Zaini Milano)
住所: Via Carlo de Cristoforis 5, 20124, Milano, Italy
公式サイト:zainimilano.com(日本語ページあり)
3. オディッラ・チョコレート(Odilla Chocolat)
女性の横顔がロゴとなっているオディッラは、ガブリエーレ・マイオラーニ氏(Gabriele Maiolani)がトリノにて2004年に創業したお店。
現在トリノに2店舗、そしてミラノに1店舗展開。
カカオの壁紙が可愛らしい店内。
ミラノ店は、2015年にオープンしたもの。
店内にカフェスペースはなく、販売ブースのみとなっている。
ショーケースに並ぶのは、小ぶりなプラリネ。
その他、スプレッドなども販売中である。
一つ一つのチョコレートが綺麗な包み紙に包まれたチョコレートボックス。
写真に収めたのは大きなサイズのものであるが、もう少しお手頃なものもある。
クリスマスの時期に撮影したチョコレートでできたツリー。
ピスタチオとチョコレートだけで表現したツリーはオシャレである。
写真のようにプラリネの種類はとても多く、それも洗練されたフレーバーである。
伝統的な甘いイタリアのチョコレートというよりも、スマートで控えめな甘さながらも、華やかなフレーバーが揃うオディッラのチョコレート。
シンプルな大人のチョコという感じである。
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(2020年7月追記)
久々にオディッラに訪れたら、バールスペースが増設されていた。
チョコレートを買うだけではなく、買ったチョコレートとコーヒーをその場で楽しめるのは嬉しい。
エスプレッソは1.2€。
プラリネ0.8€を頼んでゆっくり味わった。
《店舗情報》
住所:Corso Garibaldi 38, 20121, Milano
営業時間:11:00-20:00(火曜から日曜)、13:30-20:00(月曜)
公式ホームページ:odillachocolat.it
4. グイド・ゴビーノ(Guido Gobino)
こちらはトリノ発のチョコレート屋さん。
トリノに空港の店舗を合わせて4店舗。
そしてトリノ以外で出店しているのは、ここミラノのガリバルディ通り店だけである。
洗練された内装。
因みに販売スペースのみで、チョコをその場で味わうカフェスペースはない。
新しい店舗なのだが、インテリアは落ち着いたものでまとめられている。
高い評価を得るグイド・ゴビーノ氏(Guido Gobino)のチョコレートは、どれも繊細で、一粒一粒宝石のようにできている。
購入したのは、クレミオ、ジャンドゥーヤ、プラリネなど。
決して広くはない店舗であるが、少しずつたくさんの種類のチョコレートが並んでいる。
イタリアでもなかなか買うことができない話題のチョコレートとして、是非食べてみたいものばかりである。
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(2020年10月追記)
前回紹介したガリバルディ通りの店舗の他に、マジェンダ通りにグイド・ゴビーノのミラノ第二号店が誕生した。
まるでパリの街角のような店構え。
テイクアウトのみのガリバルディ通り店より大きく、バールスペース及びテラス席がついているのが嬉しい。
購入したチョコレートは店内でコーヒーとともに楽しむことができる。
チョコレートのほか、ケーキやチョコレートアイスも充実している。
お土産用チョコレートも種類豊富である。
チョコレートは一粒1ユーロ、カフェマキアートは1.3ユーロ。
最寄り駅は、カドルナ駅であるが、ドゥオーモからもスフォルツァ城方面に向かって歩けば15分ほどでアクセスすることができる。
これは近くに来たら立ち寄りたい店舗である。
《店舗情報》
ガリバルディ通り店
住所:Corso Garibaldi 39, 20121, Milano, Italy
営業時間:10:00-20:00(火曜から日曜)、15:00-20:00(月曜)
公式ホームページ:guidogobino.it
マジェンダ通り店
住所:Corso Magenta, 36, 20123 Milano, Italy
営業時間:7:30-19:00(月曜から金曜)、8:30-18:00(土曜日曜)
5. トッレファツィオーネ・モカ・ホデイダ(Torrefazione Moka Hodeidah)
こちらはミラノのチャイナタウンの近くにあるチョコレートとコーヒーが美味しいお店。
トッレファツィオーネ(Torrefazione)とは、コーヒーの豆を焙煎し、販売するお店のこと。
その昔、ミラノのバールは、コーヒー豆を自家焙煎していたが、今では、自家焙煎のお店も少なくなった。
ホデイダは、僅かに残されたコーヒー豆を自家焙煎するバール 兼 珈琲・菓子店である。
その歴史は古く1946年創業。
100パーセントのアラビカ豆を店内で販売中である。
店内は手前がバールと珈琲・お茶の販売スペース。
奥のチョコレートを購入して、バールスペースで食べることもできる。
奥の方は、珈琲とホデイダオリジナルのタブレットチョコレートをはじめとして、ヴェンキやレオーネといったイタリアを代表する菓子メーカーのお菓子が詰め合わせで購入できるようになっている。
ホデイダオリジナルのショートブレッドやジャム、スプレッドも販売されている。
バールスペースは地元の人で賑わう温かい雰囲気のお店である。
《店舗情報》
住所:Via Piero della Francesca 8, 20154, Milano, Italy
営業時間:7:00-19:30
公式ホームページ:hodeida.it
6. チョコレート・ミラノ(Chocolat Milano)
スフォルチェスコ城やカドルナ駅(Cadorna)から徒歩圏内のチョコレート屋さん。
2002年にミラノにオープンした。
オシャレな店内はバールスペース、ジェラートブース、喫茶コーナーに分かれている。
チョコフレーバーを中心としたジェラートが24種類ほど並ぶ。
ショーケースの中のお菓子は、タルトやケーキから、一粒チョコ、パスティチーノなどなど。
エスプレソ1ユーロとピスタチオのトリュフチョコ0.8ユーロ。
他のチョコレートも1つ0.5-1ユーロとリーズナブル。
また自由に食べることができるサービスのチョコレートも。
テーブル席ではゆったり寛ぐ女性客の姿が目立ったが、カウンターでは常連とみられるおじいさんたちが次々と訪れ、店員さんと親しげに話していた。
ロゴなどもオシャレなお店であるが、朝から夜遅くまで、気軽に入ることができるお店である。
【2022年3月追記】
久々に訪れたところ、チョコレートの値段が一つ1-1.5€と若干値上げしているように感じた。
カフェの値段は変わらず1€。
いずれのチョコレートもケーキも相変わらず美味しそうであった。
《店舗情報》
住所:Via Giovanni Boccaccio 9, 20123, Milano, Italy
営業時間:7:30-23:00(月曜から金曜)、8:00-23:00(土日)
公式Facebook:chocolat milano
7. ノイハウス(Neuhaus)
イタリアのチョコレートと書いておきながら、ノイハウス(Neuhaus)は、1857年創業のベルギーの首都ブリュッセル発のチョコレートメーカーである。
もとは薬局であったノイハウス。
創設者ジャン・ノイハウス(Jean Neuhaus)が、チョコレートで薬を包んだことから、ブランデーやウイスキー入りシロップをチョコレートで包んだボンボンショコラ(ballotin)が生まれた。
サンタンブロージョ駅(St. Ambrogio)近くにあるミラノ店は、1996年にオープン。
ベルギーから届く新鮮なプラリネチョコレートは、なんと96種類もあるという。
小ぶりでスタイリッシュなチョコレートというよりも、伝統的なレシピを守る大ぶりなチョコレートがメイン。
タブレットやボックスタイプのチョコレートもあるが、メッセージを作ることができるアルファベット入りのチョコレートもある。
著者は偶然にもこのお店を訪ねる前日に、ジョニー・デップが出演する映画『ショコラ』(Chocolat; 2000)を鑑賞したのだが、店の雰囲気を見て、「チョコレートが並ぶショーケースは、まるであの映画のよう」とお店の人と話したのであった。
(なお映画に出てくるお店の内装は淡いブルーで、もう少しアンティークな感じ..)
自分用に一粒からでもチョコレートを購入することができる。
今回は自分用しか買っていないが、贈り物にしたいチョコレートでたくさんのお店であった。
《店舗情報》
住所:Via San Vittore 6, 20123, Milano
営業時間:10:00-13:30/ 15:00-19:00(火曜から土曜)、15:00-19:00(日曜)
公式ホームページ:neuhaus-cioccolato.it
8. エンリコ・リッツィ(Enrico Rizzi)
イタリアでマカロンをメインに扱うお菓子屋さんは希少な印象を受けるが、ここエンリコ・リッチは、マカロン、ジェラート、チョコレートが売りのお店である。
店舗は、ミラノ本店の他、フランスに2店舗展開している。
こちらは著者がテイクアウトしたルビーカカオのマカロンなど。
エンリコ・リッツィ(Enrico Rizzi)が、友人であるクラウディオ・サデール(Claudio Sadler)とともに始めたこちらのお店。
チョコレートは、プラリネの他、タブレット、スプレッドなど、各種揃っている。
他、店内ではジェラートも販売中。
なお、店内にはカフェスペースはなく、全てテイクアウト用となっている。
エンリコ・リッチのお店の写真を見ただけでもわかるが、店内はカラフルな色使いながらもシックにまとめられていて、まるでポール・スミスのブティックのようだと著者は思った。
マカロンは日持ちがしないので日本へのお土産には不向きだが、その場で食べる分には問題ない。
箱の装丁もスタイリッシュなので、チョコレートボックスも是非手に取っていただきたい。
《店舗情報》
住所:Via Cesare Correnti 5, 20123, Milano, Italy
営業時間:10:00-20:00(月曜から金曜)、12:00-20:00(土曜日曜)
公式ホームページ:enricorizzi.com
9. ガイ・オディン(Gay Odin)
ナポリ発祥のチョコレート屋さんガイ・オディン。
創業はなんと1894年と100年以上続く老舗である。
2019年10月現在、ナポリに9店舗、ローマに1店舗、そしてミラノに1店舗展開している。
店内には座れるカフェスペースもある。
ショーケースには、多種多様のチョコレートが並び、選ぶのに迷ってしまう。
エスプレッソとピスタチオのチョコレートをオーダーした。
なお、ガイ・オディンの名物といえば、右上に写るフォレスタ(Foresta)というチョコレート。
木の幹・木の枝のような見た目だが、ひらひらとしたチョコレートが層になっている。
その他、面白いデザインのタブレットも。
スプレッドも扱っている。
甘さ控えめのお洒落なチョコレートというよりは、がっつり甘い大ぶりのチョコレートが多い。
お土産用チョコレートの種類も多い上、カフェメニューも充実しているので、休憩がてら訪れたい。
《店舗情報》
住所:Via S. Giovanni sul Muro 19, 20121, Milano, Italy
営業時間:7:30-19:30(月曜から金曜)、9:30-17:00(土曜)
公式ホームページ:gay-odin.it
10. マガ・カカオ(Maga Cacao)
ドゥオーモから徒歩圏内だが最寄駅はミッソーリ(Missori)のマガ・カカオ。
2001年にマルケ州チヴィタヌォーヴァ・マルケ(Civita Nuova)で創業。
現在は、マチェラータと今回紹介するミラノに店舗を展開している。
訪れた時には、プラリネチョコは扱っておらず、チョコを使ったケーキやパスティチーノ、クッキーや焼き菓子、そしてランチに最適なパニーノが並んでいた。
カフェメニューは以下の通り。
エスプレッソは1ユーロからとお手頃。
その他、ホットチョコレートも。
席料がかからないテーブル席が、店内や外のテラスにあり。
この時頼んだのは、メレンゲがのったレモン味のパスティチーノ1ユーロに「チョコレートのサラミ」(Salume di Choccolate)1ユーロという面白いお菓子。
つまり、チョコベースの生地にナッツなどを入れ、棒状に、サラミのように輪切りにして食べるものである。
粒タイプのチョコレートは販売していなかったが、オリジナルのタブレットやスプレッドは販売していた。
雰囲気的に入りやすく、若い人を中心に街の人も利用している様子。
甘いものだけではなく、パニーノもあるため、軽食を取りたい時にも使えるカフェである。
《店舗情報》
住所:Galleria Unione 5, 20123, Milano, Italy
営業時間:7:30-19:00(日曜定休)
公式ホームページ:magacacao.com
11. ジョヴァンニ・ガッリ(Giovannni Galli)
1911年創業、ミラノ市内に2店舗ある、マロングラッセが有名な菓子店ジョヴァンニ・ガッリ(Giovannni Galli)。
撮影したのは、ドゥオーモ近くのヴィクトル・ユーゴー店。
戦後、1945年にオープンした歴史ある店舗であり、中はとてもシックである。
なおカフェスペースはなく、これらのお菓子は全てテイクアウト用である。
木のショーケースに並ぶお菓子たちに心が躍る。
また、ジョヴァンニ・ガッリのディスプレイはいつも凝っているので、目で楽しむことができる。
ジョヴァンニ・ガッリでは、名物のマロングラッセの他、店で作られるプラリネチョコレート、チョコレートを使ったケーキ、砂糖菓子が並ぶ。
こちらは、日本ではあまり買うことができないオリジナルのタブレット。
全種類並ぶと圧巻。
またジョヴァンニ・ガッリでは、オリジナル商品の他、イタリア各地の有名メーカーのチョコレートが数多く揃っている(リンツもある)。
筆者がテイクアウトしたのは、オレンジピールチョコにアプリコットとキャラメルクリーム入りのプラリネ。
紙袋に直に入れて渡されるためそのまま撮影。
量り売りされるチョコレートはこの量で5.3ユーロと少し高めであるが、一つ一つがずっしりとしていて食べ応えがある。
最近では、健康を意識した高カカオチョコレートやビオのチョコレートも販売されているが、ジョヴァンニ・ガッリのチョコレートは、食品添加物不使用、しっかりとした昔ながらのチョコレート。
日持ちはしないかもしれないが、お土産用には、タブレットチョコや、店内にある他のメーカーのチョコレートがお勧めである。
《店舗情報》
住所:①Corso di Porta Romana 2, 20122, Milano, Italy/
②Via Victor Hugo 2, 20123, Milano, Italy
営業時間:
①ポルタ・ロマーナ店:8:30-13:00/ 14:00-19:45(月曜から土曜)、9:00-13:15(日曜)
②ヴィクトル・ユーゴー店:8:30-19:45(月曜から土曜)、9:00-13:00(日曜)
公式ホームページ(日本語サイトあり):giovannigalli.jp
※サイトにはマロングラッセの通販情報掲載される
12. タ・ミラノ(T'a Milano)(閉店→2020年10月追記)
タ・ミラノ(T'a Milano)は、2008年に、タンクレディ・アレマーニャ(Tancredi Alemagna)とアルベルト・アレマーニャ(Alberto Alemagna)兄弟によって設立された。
場所は、ドゥオーモ、コルドゥーシオ(Cordusio)、スカラ座から徒歩圏内のエリア。
アレマーニャ兄弟の祖先のジョアッキーノ・アレマーニャ(Gioacchino Alemagna)は、食品会社のアレマーニャ(Alemagna)を1921年に設立した人物。
アレマーニャ兄弟は、一族から味に対するこだわりと経営的手腕を受け継ぎ、世界に認められるチョコレートと料理を堪能できる場所、タ・ミラノを生み出した。
タ・ミラノ(T'a Milano)は、アレマーニャ兄弟のイニシャル(タンクレディ・アレマーニャ(Tancredi Alemagna)とアルベルト・アレマーニャ(Alberto Alemagna))の頭文字をとって、自分たちの店に、タ・ミラノ(T'a Milano)という名前をつけた。
ところが、この名前には、「愛している」(T’amo…t’adoro…)という意味も込められているという。
店内で販売されるチョコレートは、伝統的な味ながらも、そのボックスなどのデザインは、カラフルでスタイリッシュである。
店内で味わうことができるこのカラフルなチョコレートたちは、なんと0.8ユーロから購入可能。
他タブレットやパネットーネ、ボックスに入ったチョコも揃う。
カウンターで飲むカフェの料金は、エスプレッソ1.1ユーロからとこちらのかなりリーズナブル。
ちょっと敷居が高く感じるスカラ座近くのエリアであるが、朝食から夜のお酒まで、利用してみたい洗練されたお店であり、お土産を買うのにも絶好のスポットである。
《店舗情報》
住所:Via Clerici 1, 20121, Milano, Italy
営業時間:8:00-14:30(月曜)、8:00-24:00(火曜から金曜)、12:00-24:00(土曜)、日曜定休
公式ホームページ:tamilano.com
13. チョッコラーティタリアーニ(Cioccolatitaliani)
こちらは、ミラノのジェラート特集の時に紹介したチェーン店のチョコラーティタリアーニ(Cioccolatitaliani)。
2009年に創業したチョッコラーティタリアーニは、今やイタリアの主要都市だけではなく、クエートやサウジアラビアなど、中東諸国にも進出している。
なお、ミラノには、ドゥオーモの近くの店の他、トリノ通りやカドルナ駅近く、マルペンサ空港内などに店舗がある。
チョコレートやフルーツ系のジェラートも魅力的だが、バールスペースでは、チョコレートを使ったタルトやマフィンといった焼き菓子が提供されている。
なお、プラリネチョコレートはショーケースに並んでおらず、お土産用のものが店内で販売されている。
チョッコラーティタリアーニの特別メニューとしては、エスプレッソにチョコやヘーゼルナッツクリームなど甘いものを合わせたカフェ・スペシャル(Caffè Speciali)とチョコレートソース入りのカプチーノがあげられるであろうか。
写真に写っているのは、カフェ・スペシャルのカフェ・アッラ・ノッチョーラ(Caffè alla nocciola)2.5ユーロ。
飲みかけのように見えるが、そうではなく、エスプレッソにヘーゼルナッツクリームと砕いたヘーゼルナッツが入っている。
甘い飲み物であることには間違いないが、カップのサイズが小さいのと、エスプレッソの苦味が甘さを引き締めてくれる。
他、ホワイトチョコやメレンゲが入ったものもある。
バールスペースは立ち席のみであるが、観光地の近くに店舗があるため、休憩中に、ジェラートや甘い飲み物を味わうのに向いているお店である。
《店舗情報》
住所:Via S. Raffaele 6, 20121, Milano(ドゥオーモ近くの店舗)、
Via Torino 60, 20123, Milano(トリノ通り店)、Piazzale Luigi Cadorna 10, 20123(カドルナ駅店)
営業時間:7:30-23:00(月曜から金曜)、8:30-23:00(土曜日曜)
※こちらはドゥオーモ近くの店舗の営業時間。店舗によって営業時間が異なるため注意。
公式ホームページ:cioccolatitaliani.it
14. クナム(Knam)
クナム(Knam)はドイツ生まれのアーンスト・クナム氏(Ernst Knam)が切り盛りする店。
2017年に亡くなったイタリアを代表する料理人グアルティエロ・マルケージ氏(Gualtiero Marchesi)の店で、パティシエとして勤めていたクナム氏。
1992年、独立したクナム氏は、クナムという名のパスティチェリアをオープンさせた。
お店のロゴ、お菓子のパッケージ、デコレーションなど、どれ一つを取っても洗練されている。
クナムを代表する商品の一つである、一粒1.5ユーロのプラリネたち。
その種類の多さに脱帽する。
フルーツ系からちょっと変わったスパイス味、抹茶味、ゆず味もあった。
著者が購入したのは、抹茶とライムのプラリネとジャンドゥーヤ。
チョコレートだけではなく、クナムはタルトも有名である。
季節のフルーツやチョコレート、クリームを使ったずっしりとしたタルトが並ぶ。
また甘くない食事系のタルトも要チェックだ。
その他、焼き菓子やタブレットチョコレートも販売されている。
なおカフェスペースはないため、タルトやチョコレートなど、全て持ち帰り用である。
また下記の通り、しっかりお昼休みがあるため、営業時間チェックして訪れることをお勧めしたい。
いつも地元の人で賑わう人気のお店である。
《店舗情報》
住所: Via Anfossi 10, Milano
営業時間:16:00-21:00(月曜)、
10:00-13:00/ 16:00-20:00(火曜から金曜)、
10:00-13:00/ 15:00-20:00(土曜)、10:00-13:00(日曜)
公式サイト:eknam.com
15. カーサ・カピターノ(Casa Capitano)
深緑の壁がお洒落なお店。
1階にカウンター、階段を上がるとカフェスペースがある。
チョコレートだけではなく、ブリオッシュやパニーノ、コーヒーメニューも各種揃っている。
コーヒーはナポリのメーカー・イッツォ(Izzo)のものを使用。
カーサ・カピターノは、2017年3月にオープンしたばかり。
ここで扱われているチョコレートは、1922年創業、フランスのトップチョコレートメーカー、ヴァローナ(Valrhona)のもの。
チョコレートは1粒0.8ユーロから。
種類も豊富でついつい色々な味を試したくなってしまう。
また植物園を思わせる内装もお洒落。
セレッティ(Seletti)を始めとしたセンスのあるイタリアの家具がインテリアとして使われている。
うっとりするような壁紙。
エスプレッソ1ユーロとチョコレート0.8ユーロ/ 1個。
何よりも嬉しいのが座っても席料がかからないこと。
パソコンを広げてゆっくりする若者や、仕事の話で盛り上がるビジネスマンたちが店内ではくつろいでいた。
一つ一つ見るのが楽しくなるようなインテリアばかり。
ちょっとおやつを食べたい時にもランチをとりたい時にも、席でゆったりしたい方にお勧めである。
《店舗情報》
住所:Via Castel Morrone 35, 20129, Milano, Italy
営業時間:7:00-21:00(月曜定休)
公式ホームページ:casacapitano.it
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今回は、ミラノ発のお店、またミラノ以外の都市初のお店、両方紹介した。
いずれにせよ、一部を除き、全国的にお店を展開しているチョコレート屋さんではなく、その地に行かなければ買えない商品もある。
また、今回紹介したお店の中には、カフェスペースが付いているお店と販売ブースのみのお店、両方ある。
さっとお土産だけ買いたい時、あるいはゆっくり休憩したい時、目的に合わせて店を選ぶのが良いであろう。
きっと送った人に喜ばれること間違いなしのこだわりのチョコレートが、そこには待っている。
もちろん自分用のチョコレートも忘れずに買いたい。
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