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ノヴァークスで成し遂げたいこととは【インタビュー①】

ここでは、先日公開したショート版では書ききれなかった金子直矢の「パーソナル」な部分をさらに掘り下げたいと思います。
金子と、記事を担当する清水は、互いに東京都江東区・深川が地元でバスケットボールを通じ切磋琢磨した30年来の付き合い。ここからはより“カネ”の生身の部分が見えるよう、私たちの関係そのままの言葉でやり取りを記したいと思います。地元民の間では「お不動さま」と呼ばれている深川不動尊の仲見世にて、話を聞きました。(聞き手・清水泰斗)

右が代表の金子直矢、左が聞き手の清水泰斗

金子  直矢(かねこ・なおや)。スタジオ ノヴァークス代表取締役社長
1987年生まれ。詳しいプロフィールはこちら

ロングインタビューシリーズ
②手探りの日々、見えてきた理想を追う
③トロントでの生活、広がった視野
④一流を経験 トレーナーとしても成長
⑤悩んで耐えたその先 継いだ「新星」
⑥つなぐ点と線 「えん」持ち星は飛ぶ
ショート版はこちら



専門家のチームで健康寿命を引き上げる

――“かかりつけ医のトレーナー版”にしても、クライアントとトレーナーが生涯レベルのスパンで関係を構築する考え方にしても、世間一般の「トレーナー像」とはきっと少し距離があるよね?


 健康寿命て言葉があってさ。健康上の問題により日常生活が阻害されずに過ごせる期間を指していて。日本人の平均寿命と健康寿命の差分が10歳ほどあって、つまりこの差分に含まれる人は入院していたり、介護を受けている。
 弊社がやりたいことは、健康寿命を引き上げて平均寿命との差を縮めることになると思っています。

厚生労働省 e-ヘルスネット 平均寿命と健康寿命の推移 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/hale/h-01-002.html (参照2024.3.17)


 もちろん、従来イメージのトレーナーとしても活動していて。茨城県鹿嶋市の高校のバスケットボール部をみさせてもらっていたり、若手トレーナーの育成セミナーで講師をやらせてもらったり。
 ただ、例えばスクワットはアスリートもリハビリ患者もシニア層もやるよね?提供の方法、負荷のかけ方、回数が違うだけで。


――本質は同じということ?

 そう。その上でより専門的な、例えば障害の知識や病気の知識などが必要になってきているから、医療やリハビリ領域との連携が必要になってくる。理学療法士(PT)、作業療法士(OT)らとの従来のすみ分けがなくなってきていると言われている。やり方の問題で、料理に似ているかも。

 フィットネスのゴールを完成した一品とすると、同じ食材を使っても調理工程や盛り付け、乗せる器や周りの環境で味は変わるから。


お客さまを中心に、深く長いつながりを

――シームレス化しているからこそ、ヘルスケアの各分野の専門家と連携をする必要がある、と。

 入院を経験した患者さんは退院後、自分自身にメソッドがないと何をどう鍛えれば良いのかわからず路頭に迷ってしまう。そういう方がフィットネスクラブを訪れてくるようになっている、てのはここでも話したところだね。
 肌感覚ではここ5年~10年くらいはそうなっていると思う。そしてそれは、今後の高齢化社会や医療費、介護費が増加する一方の日本において、さらに加速すると思われる。


――ファッションはもちろん、音楽も映像もメディアもSNSもファスト化していると思っていて、フィットネス業界にもそれこそ「コンビニジム」の流れが来てると思っていて。カネの考え方はそれとは対極の考え方にみえる。なぜこうした考えを持つように?


 20歳から始めたスポーツトレーナーの仕事を振り返った時に、例えば何か目標のためにダイエットをしたいお客様がいて、それを3ヶ月サポートしてその人は卒業。はい、じゃあ次の人を担当します、というような自転車操業的な側面を垣間見ることが多々あって。

ミニバス時代。前列中央が金子、その右隣に清水。出身の深川ミニは今も江東区で元気に活動中


 こうしたサイクルも否定はしないけど、「生涯サポートできるような、信頼関係を築いて長期的に付き合えた方がお互いに良いじゃん」と思ったんだよね。
 お客様が「腰痛いな、ちょっと金子君に聞こう」となったり「鍼に行きたいんだけど知り合いいないの?」となった時に自分が対策を講じたり、連携するスペシャリストを紹介できる存在。漠然と自分の中にあったイメージを言葉にしたときにそれが「かかりつけのトレーナーがいる」ということだと思った。


 ヘルスケアの中心にお客様がいて、そのサポートをできるという形を作り上げたいな、と。ひいてはそれが先述の高齢化社会の課題の解決にもつながっていくと考えています。


――トレーナーとしてキャリアを重ねていく中で、ノヴァークスの理念が醸成されていったのか。それじゃあ、ここまで歩んできた道程について、聞かせて。

②に続く

小学生時代の金子(写真手前左)と清水(写真手前右)。金子はキャプテンとしてチームをまとめた


Taito SHIMIZU / 清水 泰斗
1987年、東京の下町・深川生まれ/育ち。新聞社で4年半、地方記者を経験。日本中の工芸やニッチな特産品の取材、アイヌ文化、サウナや銭湯、エスニックタウン、アンダーグラウンドカルチャー、マタギ文化、プラナカン文化などにも食指。日本語教師としても活動。
メディアもファストな時代ですが、丁寧に、あらゆる分野に飛び込んで文章を書いていきたいです。
I was born and grew up in downtown Tokyo and now live here. I'm writer who wanna write substantial article. Also working as a Japanese private lesson teacher.

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HP:https://studio-novarx.com/

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