24:語学の壁と学力
Bonjour!
昨日、小学校教育隊員でアフリカのセネガルに派遣されている同期の友達と電話をしました🇸🇳
ベナンがアフリカの中でも教育水準が低いのはなぜだろうとずっと疑問でした。
しかし同期と話していて、ベナンの教育水準の低さの理由が少し分かった気がしたのでシェアします。(※個人の意見です)
セネガルはベナンと同じで公用語はフランス語、そして現地語が話されています。
ベナンとは異なる点としては、フランス語を話せない人がとても多いことと、90%以上の人がセネガルの現地語である「ウォルフ語」を話しているということです。
先生たちは現地語で授業をしていると教えてもらいました。
一方でベナンは現地語が53も存在するため、先生がその地域出身でないとその地域の現地語が話せません。
話せてもクラスの子どもたちの現地語がみんなバラバラなので、現地語を使って授業を説明することが不可能。
よって子どもたちが理解できないフランス語で授業をしています。
「低学年は現地語で授業をしている」と出国前に聞いていましたが、私の任地の現地語が複数存在するためか、低学年でも現地語で授業をする先生はとても少ないです。
日本人が全て英語で授業を受けても分からないのと同じ。
そりゃ、学力が定着するはずもないでしょう。
高学年でも2+5は手を使うし、九九は3の段から壊滅。
進級認定のテストもあるのにここまで学力が定着していないのは、みんなできてないから進級させるしかないのか?とも思う程です。
ベナンに来る前は「小学校に行けていない子どもと関わりたい」とずっと思ってたけどそれは夢のまた夢の話。
子どもも先生も想像以上に基礎がなくてショックを受けることも多いですが、だからこそこんなポンコツ女でもできることあるのかなと思ったり。
しかし一方的な活動ではなくて「彼らからも学ぶ」という姿勢はこれからも大切にして先生たちと関わっていきたいです。
他国の話を聞くのは任国を見つめ直すきっかけになります。アフリカあるあるも面白かった。
同期っていいね。いつもありがとう!
nao
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