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意外とフリーランス

ライターのバイトを始めて、兼業フリーランスになった。今までの仕事は可能な限り継続で受けている一方、5日ある平日のうち4日は出勤している、そこそこ立派な勤めびとだ。

わたしはフリーランス気質ではない。売り上げを伸ばすことに躍起になったり、人から使われることを嫌ったり、毎日同じ時間に出勤するのが嫌だったり、なんてことはまったくないのだ。

だからバイトとはいえ、再び勤めびとに返り咲いたことをわりと楽しんでいるし、いやーめっちゃ安心だわこれ。と感動を覚えることもしばしばだ。きっとあっさりと勤めびとに染まっていき、「もうフリーランスからは足を洗おう」と考えるだろう、わりとすぐにでも。と、そう思っていた。……のだけれど。

なかなかどうして、わたしはフリーランスであろうとする気持ちが強い。まだ、ずいぶんと。これは自分でも意外なことだった。ほう、わたしにはこんな一面もあったのか、と。

けれども確かに、企業への帰属意識がそこそこ強い一方で、「一カ所にとらわれたくない」思いも強い。たぶん、とらわれた結果居心地の良い思いをしたことがないからだろう。企業にしろヒトにしろ、囲おうとするところに囲われるのは窮屈だった。「いやあの、窮屈なんすけど……」と言い出しにくい性格だからこそ、なおさら。

そう考えると、フリーでいたいこの気持ちは、一つの自己防衛なのかもしれないな。一つところにおさまってしまうと、だいたい良い方向には転がらないから。わたしの場合は。

いやあでも、この兼業スタイルは良い。少なくともわたしには、とても合っている。強いて言うなら難はフリーの仕事をどう割り振るか、そのさじ加減だけれど、これはやりながら慣れるしかないんだろう。もう少し時間がかかる気がしている。

兼業でもフリーランスと名乗るからには、フリーランスの仕事もきっちりやらねば。楽しい仕事も多いし、ね。

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