マガジンのカバー画像

〜2019年_毎日ログ

133
考えたことなどを、適当にぽいぽいしてます。不定期更新。
運営しているクリエイター

2018年9月の記事一覧

2つの視点

2つの視点

取材の帰り、電車に揺られながら周りに目をやると、学校帰りらしい高校生たちがちらほらと。

以前までなら、その姿に過去の自分を重ねた。わたしも高校生だった頃があるんだよねえ。ああやって友達とバカ笑いばっかりしてたなあ。そうそう、恋バナで盛り上がったりね。まあわたしの相手は暴力野郎だったけど……。とか、なんとか。

最近では、それに加えてもう1つの視点が加わった。「息子or娘も、あと数年したらあんなふ

もっとみる
長い長い、トンネルの中

長い長い、トンネルの中

もうすぐ9月が終わろうとしている。ということは、この仕事を始めてから、もうすぐ2年になるんだなぁ。

始めた当初は、3ヶ月続けられるかどうかもわからなかった。それが気づけば、もう2年。なんとかかんとか、生きてこられただけで御の字だ。

2年前と比べると、仕事はだいぶ変わったと思う。けれどここ最近はどうだろうか。新しいチャレンジもしたはずだけれど、どうもいまいち「成長した」感がない。暗くて長いトンネ

もっとみる
もう決して戻らない時間

もう決して戻らない時間

「大変なのは今だけ。子どもなんて、すーぐ大きくなっちゃうんだから」

そんな話を幾度となく聞き続け、気づけば上の子はもうすぐ8歳になる。残念ながら、いまだに大変なのは終わらない。まぁ、大体のことは一人でできるようになったので、赤ちゃんの頃の「大変だ」とはまた違った意味合いなのだけど。

ビデオカメラの充電がてら、過去の録画を見返してみた。今では毎日走って家に帰ってきて、たまに転んで膝小僧にすり傷を

もっとみる
類は友を呼ぶといいますね

類は友を呼ぶといいますね

周りの人を見ていると、「類は友を呼ぶ」はおおむね正しいと感じる。なんだかんだ言って、似たようなタイプの人がまとまっていくものだ。

友達関係でもそうだし、パートナー間でもそんな感じ。夫婦とか、長くつき合っているカップルとかは、どこか似た雰囲気をまとっている気がする。たまに「ぜんぜん似ていないなあ」と感じる2人もいるけれど、そういう人たちはけっこうな確率で別れてる……ような気がする。(個人の感想です

もっとみる
メガネとコンタクトと歳をとること

メガネとコンタクトと歳をとること

とくに女性にとって、「歳をとる」のはだいたい嫌なものだろうと思う。ふとのぞき込んだ鏡にうつる顔から、ハリとかツヤとかそういったものが消え失せているのに気づいて愕然としたり。まあいろいろと。

もちろんわたしも例外ではないのだけれど、同時に、歳をとって生きやすくなったなぁと感じるシーンも、実はあったりする。

たとえば、メガネとコンタクトの話だ。わたしは小学校の低学年の頃からひどい近眼で、それからず

もっとみる
わたしの育児は正解なのか、それとも。

わたしの育児は正解なのか、それとも。

育児に正解などない。はっきり言ってしまえば、これが答えだろう。

正解がないことが嬉しく感じたときもあったし、「むしろ正解があれば迷わないのに」と感じたときもあった。母親業を始めてもうすぐ8年になるけれど、いまだに正解なんかわからない。

わたしは子どもと向き合うとき、いつも「自分が子どもだった頃」のことを思い出すようにしている。残念ながら、わたしは精神的に子どもっぽいところが抜けきらず、未熟な部

もっとみる
あの日から

あの日から

わたしは東日本大震災を経験している。もっとも被害はとても小さかったので、「被災した」と言うのは憚られるレベルなのだけど。

あの日から、地震がこわい。最近は久しく聞いていない、緊急地震速報の音も。グラッとくると、つい体がこわばってしまう。

まだ1歳になっていなかった息子は、もうすぐ8歳になる。いつの間にか、そんなに時間が経ったんだなぁと驚くことも。

海沿いの復興はまだ道なかば。災害の爪あとは深

もっとみる
クラスメイトと仲良くなんて、しなくたっていい

クラスメイトと仲良くなんて、しなくたっていい

と、いうツイートを見かけた。それを読んで「あぁ、確かに」と思った。クラスメイトなんて、ただ「同じ年」で、ただ「近くに住んでいた」ってだけの集団にしか過ぎないわけだから、無理にみんなを好きになったり、仲良くしたりなんてしなくたっていいんだよね。もちろん、いちいちいがみ合ったり、喧嘩したりする必要もないんだけど。

わたしは大人になってからの方が、「ラクだなぁ」と感じる。学校は窮屈だった。楽しいことも

もっとみる
合わせなければならない、ということ

合わせなければならない、ということ

今月から、家族の生活リズムが変わった。するとどうしたってそれに合わせて、わたしのリズムも変わってしまう。わたし自身は、何も変わっていないのだけれど。

たとえば朝早く出ていくなら、わたしも早く起きてご飯を作ったり。早く帰ってくればくるなりに、一人のときとは違ったタスクが発生する。

これは家庭によってケースバイケースだろうけれど、と前置きをしたうえで、「日々変わってゆく家族のリズムに合わせなければ

もっとみる
なんか楽になった気がした。

なんか楽になった気がした。

勉強のためにインプットを増やそうと、とある雑誌を眺めていた。すると目に入ってきたのは、「こんな悩みのあるあなたにオススメの本」と書かれたページ。

健康だったり、仕事だったり、人間関係だったり。悩みごとに、数冊の本がピックアップされていた。単純なわたしは、その中から仕事に役立ちそうな本を2冊買ったのだけど、まぁそれは置いといて。

他にはなんかないかな、と見ていると、「もっと生きやすくなるための本

もっとみる
友達のお父さんが、男の人になった日

友達のお父さんが、男の人になった日

子どもの頃、うちの近所に住んでいた家族がいて。わたし達きょうだいと同じくらいの子どもがいたもんだから、家族ぐるみで仲良くしてもらっていたんだよね。

そこのお父さんとお母さんは、子ども心には少し厳しい人に見えたけれど、ヨソの子であるわたしや弟には優しかった。友達のお父さん=おじさんは、あの頃わたしにとって、自分の家族と同じように信頼できる大人でしかなかったのだ。

その後わたし達は引っ越し、その家

もっとみる
やり方はいろいろある

やり方はいろいろある

守破離という、言葉がある。まずは教えを忠実に守り、そのうえで自分なりのアレンジをし、最終的には独立して新たな手法を確立させる。

守は大切だ。けれど、言われたことを咀嚼せず、ただ右から左になぞっていくだけでいいのか。たまにはそうやって、頭をひねって考えることも必要だ。

こう言ってしまうのはとても恥ずかしいことなのだけど、わたしは「考える」のが苦手で。年がら年中いろんなことが、頭の中を巡ってはいる

もっとみる
「そういうこともあるよ」を教える役割

「そういうこともあるよ」を教える役割

「ママはもうおっぱい出ないの?」

「出ないよ」

「でも、また赤ちゃん産んだら出るんでしょ?」

そうだね、出るよ。そう答えようとしたところで、ふと考え直す。本当にそうなのか?そんなの、わからないじゃないか、と。

わたしは2人を完母(完全母乳)で育てた。幸いというかなんというか、母乳の出が悪くて悩んだことはなく(出なかったのはせいぜい、上の子を産んで1、2日目くらいまでのことだった)。わざわざ

もっとみる