ベジータはなぜ孫悟空に勝てないのか?〜ドラゴンボールZから学んだ上手な休息のとり方〜
人気作品のアニメには必ずといっていいほどの哲学要素が練り込まれている。
ドラゴンボールもその中のひとつで、子どもの頃からアニメやマンガ本を何度も見かえしていた私にとってドラゴンボールは人生の教科書となった。
サイヤ人の王子であるベジータは、なぜ悟空にいつも一歩先を越されてしまうのか。
今回はわたしが作品を見て考察した
「休息の大切さ」をドラゴンボールのストーリーを軸にして伝えたいと思う。
その休息の大切さを紐解くと、ベジータが悟空に勝てない理由にも繋がってくる。
まずドラゴンボールを見たことがないという人に向けて孫悟空とベジータの2人の紹介からいこう!
孫悟空
ベジータ
まずわたしが注目して欲しいのは、
2人のトレーニングに対するモチベーションである。
悟空の方は「修行楽しい!もっと強くなって強い相手と戦いたい!」という単純な好奇心からきている。
それに比べ、ベジータは「何としてでも悟空(カカロット)を倒したい」という執念からきている。
楽しんで修行をしている者と執念で修行をする者とでは、上達も変わってくると思うのだ。
お仕事でも同じことが言えると思う。
お客さんに喜んでもらいたい!という思いでお仕事をしている人と
ノルマは◯万円!と切羽つまりながらお仕事をする人とでは
同じ"仕事をする"でもお客さんに与える印象は全然違う。
楽器だって楽しんで弾いている音と、切羽詰まりながら弾いた音とでは輝きが変わる。
本題の
ベジータはなぜ孫悟空に勝てないのか?
の解説は上記の通り、2人には修行のモチベーションから差があったのだと感じた。
そして修行の合間に昼寝をしたり遊びに行ったりする悟空に対し、ベジータは休息なしでずっとトレーニングを重ねる。
その結果ベジータは倒れてしまうのだ。
わたしはこのシーンを見て「頑張りすぎ」という言葉の本当の意味を理解した。
その人1人ひとり、体力やエネルギーの容量は違うから周りの頑張りと比べても意味はない。
それよりも自分が「疲れたな」と感じるところまでやりすぎるのが頑張りすぎの正体だったんだって。
これはわたしの話なのだけれど、
昔周りからよく「頑張り屋さん」と言われていたが、その意味がイマイチ理解できていなかった。
ほかの人はもっといっぱい作品作っているのに!
あの人はもっとエネルギッシュに働いているのに!
周りと比べて、自分の容量が把握できずにパンクして寝込む。
(↑当時ハンドメイド作家をしていた)
そんなことを繰り返していたある日、このシーンを見て気付いたのだ。
自分の頑張り方、ベジータやったんか!ってww
休みながらの方が、結果的に要領がいいのだ。
そこから、少し疲れたなと自分が感じるところまでやりすぎているのが頑張りすぎの正体なのだと学ぶことができた。
最後に
孫悟空の好きなセリフがある。
「3日休んで3日特訓、そんでもってまた3日休む。……そして武道大会だ」
大事なセルゲーム(武道大会)の前に口にしたセリフ。
自分たちはできるところまで修行したんだから、大事な大会の日の前は休もうよというマインドである。
悟空はナメック星に着く前も、最後の1日は宇宙船の中でゆっくりと寝ていたり休息も大切な修行の一環ととらえていた。
こういった生きる上でのヒントがたくさん描かれている作品だからこそドラゴンボールは愛される作品なのだと思う。
今回は「休息の大切さ」というポイントにしぼって記事を書いたので、ベジータを立てて書いてあげることができなかったけれど、ベジータもとっても魅力的で好きなキャラクターの1人だ。
この記事を読んでくれている人に伝えたかったことが伝わっていると嬉しいなと思う!
熱が入ってしまいとっても長い文章になってしまいましたが…
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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