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映画、ドラマの感想

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2019年10月の記事一覧

ラスト・ムービースターの感想(ネタバレあり)

ラスト・ムービースターの感想(ネタバレあり)

出町座で鑑賞。パンフレット買おうとしたら「ポストカードもどうですか?」と言われ買っちゃった。こういう勧められ方を売店コーナーでされた事が無かったけど、この商法されるとパンフレット以外のグッズも俺はあっさり買ってしまう人間だ。(とても良いデザインのポストカードなので満足してます)

主演俳優の遺作というだけで、ちょっと評価を良くしてしまいがちなのだけど、今作はちょっと次元が違う素晴らしさだと思う。

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ガリーボーイの感想(ネタバレあり)

ガリーボーイの感想(ネタバレあり)

MOVIX京都で鑑賞。そこそこ混んでた。ヒロインが暴力をふるう度、笑いが起こるいい環境だった。

主人公は確かに貧乏な環境にはいるのだけど、女にはモテるし、なんとか大学にも行けてるし、おじさんに仕事を紹介してもらえるつてもあるので、正直そこまでドン底の生活ではない。貧しいけどなんとか生きてはいけるという状況。
ただその「生きてるだけでいいのか?」という所にこそフォーカスしているのが「クリード」とか

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クロール凶暴領域の感想(ネタバレあり)

クロール凶暴領域の感想(ネタバレあり)

イオンシネマ京都桂川で鑑賞。超巨大台風19号が日本直撃中にまさかの上映。

ド級のハリケーンが発生し浸水と共にワニ(大群)が思い出の我が家にやってくるという、話だけ聞いていると馬鹿馬鹿し過ぎるB級映画にしか思えないのに、めちゃくちゃ面白い映画になっているんだから、さすがはアレクサンドル・アジャ監督作品。

主人公ヘイリーが水泳の選手として頑張っているシーンから映画は始まりタイトルの所だけ見ると「青

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ぼくを探しにの感想(ネタバレあり)

ぼくを探しにの感想(ネタバレあり)

下書きに置いたまま、めちゃくちゃ時間経ってしまってたけど、リニューアルオープンした京都みなみ会館で鑑賞。とても綺麗な劇場になっていて感動した。

他のオープニング作品に比べるとお客さんは少ないのかなぁという印象。同日に観た恐怖の報酬はめちゃくちゃ入ってた。

2013年公開の作品で、鑑賞直後はそうでもなかったのだけど、観終わってしばらくしてからめちゃくちゃ好きになってきて、もう一回行こうと思ったら

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ジョーカーの感想(ネタバレあり)

ジョーカーの感想(ネタバレあり)

イオンシネマ京都桂川。隣にいた「DCの映画だから」という理由だけでノコノコ来たと思われる高校生があまりにあんまりなジョーカーの生活にドン引きしてるのがヒシヒシと伝わってきた。

今回はオープニングにいつもでてるDCのロゴアニメが無かった事からも分かるけどDCEUとは別物の映画。そっちのジョーカーはスーサイド・スクワッドにちょっと出てたジャレッド・レト版の筈だけど元気にしてるかなぁ、、、

ジョーカ

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宮本から君への感想(ネタバレあり)

宮本から君への感想(ネタバレあり)

映画版だけじゃなく前日譚であるドラマ版に関してもネタバレしております。

イオンシネマ京都桂川で鑑賞。 結構混んでた。

この映画を観る前にドラマ版をAmazonプライム・ビデオで鑑賞した。
原作で言うと前半部をドラマ版でやってクライマックス周辺を映画でやっているのだと思う。

ドラマ版のざっくりした感想

ドラマ版前半は華村あすか演じる甲田美沙子との恋模様がメインで描かれる。
まあしかし、ここの

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アド・アストラの感想(ネタバレあり)

アド・アストラの感想(ネタバレあり)

イオンシネマ京都桂川で鑑賞。混んでた。

出町座でジェームズ・グレイ監督の前作「ロスト・シティZ 失われた黄金都市」を観れたのだけど、改めて観といて良かったなぁと思った。

あちらは実話ベースなのだけど、遠い人外の地を目指す人の話で、その為に大切な家族をないがしろにしてしまう葛藤、血は争えない父と息子との関係性、重厚なドラマ描写の合間に入る突発的な暴力描写など、「アド・アストラ」に近い要素がかなり

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アナベル 死霊博物館の感想(ネタバレあり)

アナベル 死霊博物館の感想(ネタバレあり)

MOVIX京都で観賞。アナベル人形と一緒に鑑賞イベントの回だったのに全く気がつかなかった。後から知ったけど斜め前の席にいたらしい。

死霊館ユニバース最新作にして、アナベルシリーズ3作目。

個人的には2作目の「アナベル死霊人形の誕生」が死霊館ユニバースの中でも1番怖い映画だった。
「ライト・オフ」から引き続きデヴィッド・F・サンドバーグの闇そのものが怖く感じる様な演出が見事、特に怖いのは車椅子の

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