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大学院で何するの?【理系編】

こんにちは。お久しぶりです。NANOです。
かなり久しぶりの更新なのですが、ぼちぼちnoteもやっていきますので、よろしくお願いします。

今回は理系の大学院について。

大学院に行ったことがない人や進学前の学生からすると、大学院で一体何をするのかいまいちイメージが湧かないのではないでしょうか?今回は大学院で学ぶこと進学するメリットについて書いていきます。

@大学院とは

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”大学の課程の上に設けられ、学術の理論と応用を教授・研究し学芸の進展に寄与することを目的とする専門課程。戦後学校教育法により、修士課程(2年)と博士課程(3年)に分けられました。
一般的に、修士課程(2年)は"マスター"、博士課程(3年)は"ドクター"と呼ばれます。”

これだけだといまいちピンとこないですよね。実際に大学院では何をするのでしょうか。

@大学院での基本的な活動

大学院ではもちろん講義もありますが、それよりも研究に時間を費やすことになると思います。
ほとんどの院生は研究室に所属することになり、そこで教授や先輩やドクターから色々と教わりながら研究を進めていきます。

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学部で学んだことを研究を通してさらに深く知ることができ、専門知識や理系としての考え方が深まります。

研究以外にも国内外問わず様々な論文を読んだり、学会での発表や教授の雑務の手伝い、企業との共同研究など。研究室によって在席人数や仕事量にも大きな差があり、忙しさも様々です。

@大学院進学のメリット

①就職活動

大学院に進むと就職時の選択肢の幅が大きく広がります。

大学院の2年間で専門知識や、理系としての物事の考え方、プレゼンのスキルなどが身につきますし、企業もそういう人材を望んでいます。
実際、僕が就職活動にしていた際も、多くの企業において院生の方が学部卒よりも採用のチャンスが与えられていました。

企業推薦についても院生がかなり有利と言えるでしょう。学部と院生では推薦の数に大きな差があります。学部ではそもそも志望する企業から推薦がなかったり、推薦枠が少なくて推薦を勝ち取れなかったり。。。

自分がどういう企業に就職したいのか。その企業がどれだけの学部生と院生を採用しているのか。自分の大学ではその企業からの推薦が学部、院生とでどれだけ枠があるのか。みなさんも一度しっかり調べてみましょう。

②就職後の差

就職後においても学部卒と院卒では差があります。

1つ目は給料・昇給制度。会社に入ってしまえば実力社会で学歴なんて関係ない?これは半分正解で半分誤りです。
人事が学歴等を見て出世コースに乗せたい人材に目星をつけておくということは今の時代でも多々あります。
僕はいわゆる大手企業で働いていますが、上司から「院卒なら早いうちから上に立つことを意識しろ」「院卒の方が出世しやすい」等と聞かされることが実際にあります。(もちろん会社によって全然違うでしょうが。)
とはいえ、実力が伴わないと出世は出来ないので能力は必須。しかも、これからの時代は年齢や学歴ではなく、より実力主義に変わっていくとも言われています。学歴による軽いフィルターくらいは存在する、くらいに考えておくと良いかもしれません。

2つ目は配属先。正直こちらは顕著な差があります。
学部卒と院卒では配属されやすい部署がはっきり異なります。研究、設計、開発などで働きたいのであれば大学院に進学しておく方が確率は上がるでしょう。これに関しても自分の行きたい会社はどうなのかしっかりと調べてみると良いでしょう。

③プレゼンや資料作成スキルが向上

先ほども触れましたが、大学院に進学すると学会や学内で研究発表をする機会が増えます。

時には大勢の人前で説明をし、質問を受けたら臨機応変に答える必要があるため、自然とプレゼン能力が上がり、度胸も身に付きます。

僕も学生時代に何度か学会(海外5回、国内5回ほど)に参加し、研究発表を行いました。しかも初めての学会がヨーロッパ。笑
今思うとなかなか鬼畜だなと思いますが、あれで一気に度胸が付いたなと思いますし、今思ってもすごく貴重な経験だったなと思います。

④知識・思考能力の深化

結局一番のメリットはこれかもしれません。
企業に入社すると、じっくりと研究に没頭する時間はなかなか取れません。大学院での2年間、一つのテーマに集中し、試行錯誤し、苦労しながらも成果を出すという経験は本当に貴重なもので、人生の財産になると思います。大学での研究をそのまま仕事に活かせることはそれほど多くはないですが、それらの経験によって鍛えた知識と思考能力は生涯有効な武器になることでしょう。

@最後に

今回は大学院へ進学するメリットを中心に書きましたが、何事も自分で調べて自分で判断することが一番重要です。周りに合わせて判断するのではなく、自分にとって最良の選択は何かを考えましょう。少しでもそのきっかけになれば嬉しいです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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