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自己紹介&文字に残すということ。

ご覧頂いている皆さま、はじめまして。
そして、ここに訪れてくださり本当にありがとうございます。
自分の文字に触れて繋がってくださる人がいる、というのはなんだかワクワクします。このご縁に、まずは感謝から。

ブログ。というものを書く側になるのは初めてですので、仕様はよくわかっておりませんし、”読み物”として面白いものにするつもりもございません。

ここ最近、心揺れ動く人との出逢い、出来事、モノやコトの見方、なによりも自分自身が感じとるちょっとした幸せや感動、発見が”流れていく”感覚を強く体感しており、兼ねてより大好きであった「言葉にすること」を活用して、何か形に残しておいても良いのではないか、と思った矢先の思い付きといったところでございます。

発信用というよりは、自分の記録用になりますこと、悪しからず。
実は、私は長年「記録」というものを食わず嫌いしておりました。
日記や雑記帳、写真は勿論、日々変化していく自分の姿を突きつけられることで、信じて疑わぬ進むべき(だと思いこんでいる)道に迷いが生まれそうで、どこかに残してきたものに「立ち返る」ということから目を背けてきました。

しかし、少しは大人になったのでしょうか。
最近はじわじわと、過去から連なる、いくつもの”瞬間”が一堂に会する、「いまここにしか居ない自分」について、優しさと許しと”ポジティブな諦め”と一縷の希望をもって、受け入れられるようになり(まったく仕方ないやつだなあ、という感じ)、さて記録でも残してみようじゃないかと思えるようになったのです。

そして、自分を動かしたもう一つの大きなきっかけは、未来の自分が帰ってくるところをつくっておいてやろう、と思ったからであります。

私は、学生生活における多くの”人との出逢い”によって、これまで想定してきた自分の人生とは大きく異なる方向に舵を切ろうとしています。

世の中では当たり前のように”価値ある”とされていることが、本当に自分にとっても大切にしたいことなのか、自分だけの人生を描くとはなにか。本当の自分とはどこにあるのか、果たして私は”自分の生きたい人生”とやらを知っているのか。そして自分は何に幸せを感じ、希望を感じ、エネルギーが湧き出てくるのか。私は自分のことが好きか、好きになれる自分とはどんな姿か。

次々と浮かび上がってくる様々な疑問にひとつひとつ向き合っていく中で、自分の大切にしたいもの、「これさえあれば良いのだ」という一見ささやかな、"自分だけの幸せ"を確信することができ、その本質的な豊かさに気付かせてくれる契機となった、愛媛県伊方町で自分のこれからの物語を紡いでいきたいと思うようになりました。

「ここにはなにもない」というけれど、私の率直な感覚では「私とって、本当にあってほしいものは全てここにある」と強く思いました。物質的な豊かさ、目に見える豊かさに翻弄され、何を得ても「幸せだなあ」と噛みしめることができなかった自分が、目には見えないことに”いちいち”感動し、”いちいち”幸せだと感じるようになり、世界が色とりどりに輝くように。それは浮世離れした多幸感を持つということではなく、シビアな目を失うということでもない、ただ自分のヒト・モノ・コトの温かさや美しさ、優しさを感じとる目を養うことで、こんなにも自分自身が楽しくイキイキと、そして伸び伸びと息が吸えるのだということを知ったのです。

移住スタートは4月ですが、ここまでの葛藤や決断に至った経緯などの今の素直な思いを、そして移住後はその記録を残しておくことで、私自身が迷った時に、ここに帰ってこれるように、少しずつ記録を重ねていきたいと思います。そして、皆さまに伊方の良さが伝わりますようにという願いも載せてダブルミーニングでお届けします。

ごゆるりと、気楽に、そしてなんだか元気が欲しいなという時に、皆さまにもここでほっと一息ついてもらえるような、安心できる場所を、この言葉の世界で紡いでいけたら良いなと思っております。

みなさまに「私はここに居ても良いのだ」と心から思える、そんな居場所や心の置き所、心あたたまる止まり木が見つかりますように。そんなメッセージが、いつかあなたにも届きますように。

なのはな

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