名称未設定

日曜日に入ると出てこられなくなる、ガーナの森の話

怖さ:★☆☆ 

先日入ったお店で、ガーナ人の男性が働いていました。ガーナと聞くと、ガーナチョコレートを連想してしまうのですが、「チョコレート?」と聞くと「そうそう」と笑ってました。日本人の奥様と結婚して、日本には10年いるそうで、日本語もペラペラです。せっかくなので「怖い話あります?」と聞いてみました。

彼の子供のころに、神様が住んでいるという森がありました。大きさは東京ドーム4つ分くらい。森の中に、神様のいる神聖な場所があるという感じのようです。

この森は、普段は人も入れるのですが、「日曜日には入ってはいけない」と言われていました。なぜなら、日曜日に神様のいる森に入ると、帰って来られなくなるからです。「本当?」と聞くと「本当。どんなに探しても絶対に見つからない」と言っていました。

ただし王様(身分の高い人を指すのか、もしくは呪術師のように独特の能力を持っている人?を指しているのかは、質問してみたのですが、わかりませんでした)が、お供え物を持って探すと、その森でいなくなった人でもすぐに見つかるのだそうです。

また、以前、森が火事になったことがあったそうです。ですが、周りの木々は燃えても、森の中の神様がいるというところだけは、燃えなかったそうです。神様が自分で火を消したからだそうです。

このほか、ガーナでは海辺に暮らす人は、火曜日には海に漁に出てはいけないとも言っていました。やはり、火曜日に海に出ると、帰って来られなくなるのだそうです。

話し手:ガーナ出身の飲食店の従業員
採取時期:2019年10月
採取場所:東京都内の飲食店

「海外」の、なんか怖い話


怖い話がお好きな方も、あんまり得意ではないという方も、楽しんでいただけるよう、取材しています。 よろしければ、サポートしていただけると嬉しいです。