「とある映画の会議録 問題のない大作の作り方」ショートショート
「よし、じゃあ今度はこのジャパニーズのMANGAを映画で、リメイクしよか」
ジョージがそういった。
「よく知らないが、これは人気なのかい?」
「もちろんやで。ジャパンで知らん人はおらへん! クラシックの領域の作品やでー」
「なるほど。題材としては問題なさそうだな。で、この5人?が主人公なのかい?」
「ああ」
「なるほど。こいつらがひとりひとりちがったパワーをもっている、みたいな設定なのかい?」
「いや。基本、強いのはこの青いやつだけやで。ほかは一般人や」
「おいおい、それじゃあどうやって敵を倒すんだ」
「こいつがいろんな道具を出すんや。それをもとに他の奴らも戦えるで」
「なるほど・・・」
「ちょっと、まってくれ」
サムスが声を上げてきた。
「それはテロ支援を彷彿とさせるのではないだろうか? その描写は慎重にしたほうがいいぞ」
「大袈裟やで」
「いや、サムスのいうことも一理あるぞ。大国が自分の手駒として、前時代的なキャラクターに武器を提供。これはいまの先進国と後進国の縮図と捉えられるかもしれない」
「まじかい」
「あと、キャラクターについていいかしら?」
ジェシカも声を上げてきた。
「女性はこのこだけなの?」
「ああ、ヒロインはこの子だけやで」
「つまりメインはこの青いのと、男性の3人ってことでしょ? それっていまの風潮にあっているのかしら? そしてこのこ、女性らしさを一身に背負わされてのスカート姿にも見えるわ。ひどい扱い!」
「うーん、、じゃあ、そのへんの男女比もかえるようにしよか? 2:2くらいにしたらええんやろか?」
「いや、問題はそれだけじゃないぞ」
くわえてフレディが訝しげな顔でいってきた
「問題は一目瞭然だ。キャラクターがみんなジャパニーズじゃないか」
「そりゃ、ジャパニーズのMANGAやからなぁ・・・」
「そうだとしても、そうです で通じないのがいまなんじゃないか? もっとバラエティに富んだ人種にしないと世論はなっとくしないぞ」
「ああ! じゃあ、その辺もバランスをとって配役をきめよう! それなら問題ないだろう?」
「ちょっとまってくれよ、」
そして、フレデリカが・・・・・
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○○○○ん extend太と七つ大罪
■世界よ これが日本のアベンジャーズだ!!!!
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