じぶん株式会社近況
2021年が半年過ぎ、6月初旬という折返し地点を曲がっている今この瞬間、ふと自分の置かれている状況を見つめ直してみようと思い立ちました。
年始に掲げた目標に忠実に暮らせているのか、そして「自分株式会社」という概念的企業を起ち上げてから日々の営みはどう変わったのか、この期にフィードバックしてみることにしました。
というのも、この半年間はご多分に漏れず殆ど家と会社の往復のみ。年始の自粛期間中に今までの自分の人生観や金銭感覚の見直しを課題としたものの、表立った活動ができずただ淡々と時間が流れていくばかりでした。
それでも振り返ればきっと今の生活様式に何かしらの変化があるかもしれない!残りの上半期を乗り切るためにも、将来路頭に迷う時のためにも、何の変哲もないこのコロナ渦の生活が来る未来の糧になると信じて振り返ります!
自分株式会社とは?
まず初めに、「自分株式会社」の定義を再確認します。自分の生活を株式会社という概念で捉えることで、金銭の流れや日々の営みを客観視する能力を身に着けようという私的プロジェクト、それが「自分株式会社」です。
株式会社と謳っていますが実態はありません。始め方、運営の仕方は簡単。ただ日々の生活を普通に営むだけです。資本金は自分の貯金額、本拠地は自宅、業務内容は収入源である仕事と家事、など生活を客観視していると勝手に会社に置き換わるのです。
元々お金に関しては無欲ゆえの無頓着気質で、前回の記事では改めてそんな自分の甘ちゃんな部分を改善すべく対策を立てたのでした。
会社概要の変更
ここから本題のフィードバック。まず株式会社の概要が少し変わりました。
①企業理念の変更+社訓
企業理念を「お金、夢、時間を意識する」に変更しました。この半年間、迷えども挫けどもやはり自然とこの言葉を意識することが多く、いつの間にか私の生活の軸になっていたのです。
元の企業理念である「七転び三起き」というのは転ぶことの方が多い自分の人生の座右の銘だったのですが、これは社訓として引き続き意識していきます。
②資本金と投資
収入源は変わらず現職のまま、大きな出費もなく微々たる貯金でやりくりできています。
しかしそれも5月までの話。
この6月からある計画を始める為に大きく変動します。人生で一番大きな買い物、ある意味先行投資とも言えます。これについては後に記録して不安を払拭させようと思います!(noteが段々カタルシスの掃き溜めになってきている…)
そして、前回の記事で投資による資産運用を検討していたのですが、結局保留中。上記のある計画により一層脇が固くなってしまい、中でもiDecoは定年後しか引き落とせないことがどうも引っかかって実行にいたらず。
まとめとして、投資関係は保留。一方で今は「お金さん」との関係構築から始めていこうと、紙媒体による家計簿の記録を大切にしています。
ネットですべてを管理できる時代、アナログな方法で金銭管理を行うことは一部の人に笑われてしまうことだと思います。ですが自分が使うお金の流れを掴むのにはこの方法が私にはしっくりきています。
2月から初めて4か月分順調に記録し続けているのですが、大体の固定費、変動費のパターンはわかってきました。無駄な衝動買いが案外無いこと、コンビニのコーヒー代がネックであること、春生まれの人が周りに少ないということ(プレゼント代の出費がかからない!)が分かってきています。
母親から駄菓子代を毎回貰ってたときの、あの丁寧さを日々顧みています。今が人生で一番お金との距離感が近いです。
③ボランティア・CSR
ボランティア・CSR活動も保留中です。理由は2つ。
●現職が多忙になり土日のオフが欠かせなくなった
●コロナにより募集を見送っている団体や施設が多い
頭脳より体力に頼る場面が多い職場で、自分をアスリートだと思って鼓舞しながら働いています!(倉庫で働く人を始めから「アスリート」と呼んでいるブラック企業のアマ○○社とは比にもなりませんが。)
ボランティアは、前回の記事以降役所に出向き実際に数件問い合わせるところまでいきましたが、中々コロナ渦で活発に活動されている団体が無く実行に移せていません。良いお返事がいただけても緊急事態宣言の発令で思うようにいかず、やる気の低迷も避けられませんでした。
「独りよがりな人生からの脱却」_______そもそもボランティア探しは以前の記事でも触れたこの発想が起因しています。この精神は何もボランティア活動に限らず普段の生活にも共通すべきです。今後は会社やプライベートの人間関係の中でできそうなことを検討してみます。
オフィスの模様替え
株式会社というもの、お家もこの際オフィスと呼ぼうじゃないか!と思い立ち、この呼称でいくことにしました。
というのも、日々の暮らしにも生産性という概念が当てはめられるのではないかと思い立ったのです。例えば自炊のやる気、洗濯物の溜まり具合、家事以外の自由時間など。これら生活のパフォーマンスが無理なく上がらないものか?と私は以前から悩んでいました。
解決方法はシンプルで、ただ「やる気を出す!」なのですがこれがかなり難しいのです。特に全部完璧にしたくなる癖を持つ私は週一くらいのペースで大爆発してしまい、そうなればシンクに山積みの食器も椅子の上の洗濯物の山もフル無視、禿げそうな心持ちでうなだれ、気づけばダイニングで寝落ちしています。
せめて無理なく、7割方整う穏やかな生活がしたい。ここは少しずつ生産性が上がる生活様式を作り合上げるしかないということで、居住空間をオフィスに見立てて模様替えをすることに。以下変更点。
①レンジ棚を大移動、ダイニングとドッキングさせてカウンターキッチン風に→調理の同線が狭まり調理器具や具材が置ける場所が増えた
②ネットサーフィンはモッキングチェアで→食事と動画(ケータイ)はダイニング、PC読書ネットサーフィン、寛ぐ際はモッキングチェア、行動に多少ではあるがメリハリがついた
③キッチンで使う頻度の多いモノをコンロ近くやカウンター代わりのレンジ棚に収納→必要なものが集中しているので探す時間が無くなった(最初からそうしとけ!!!!)
④どの立ち位置の先にも好きな絵画や本、友達の写真を飾る→どの角度からみても気持ちがよくなる景色を。仕事帰りのヘトヘトな日もこの景色が頑張るきっかけをくれる
この模様替え以降、自然と掃除や食器洗いがはかどっています。それに相応しい景色というものができている気がします。最近訪ねてくれた知人にも「背筋が整う家だね」と言ってもらえて嬉しかったです。
↑洗濯物をつい山積みしちゃうチェア。気をつけなければ!
ひとまずはこの配置で。気に入らなくなったらまたかえりゃいいさ~
まとめ
今後の課題
①実態の無い企業の業績の出し方(暮らしの良し悪しの指標?)②「新たな計画」による資産運用の見直し③ボランティア・CSR活動探しの継続
こう振り返ってみると、自分株式会社を始めて半年、淡々とした生活の中でも新しい生活様式が着実に定着してたことが分かりました。
金銭感覚に関しては、原始的な管理方法にすることで今日までの生活資金の流れを掴むことができています。生活様式に関しては、背筋が整いやすい、いい光を進んで取り込む環境が出来上がっているようです。
つまり、年始に掲げた目標であり企業理念でもある「お金、夢、時間を意識する」ことに自然とコミットする生活様式が出来上がっているといえます。大きな結果が伴わなくともまずは「基礎固めの半年」をクリアした、こう結論づけたいと思います。
4380時間____これは半年を時間に換算したものですが、こんなにも時間が経っていたなんて驚きです!人間には「一万時間何かに勤しめば必ず一人前になれる」という法則があります。もし寝ても覚めても前向きになれる生活様式を築き上げればきっと体やキャリアにもいい影響があるはずです。
現状を把握し窓が開かれた今、下半期は課題に向き合い企業理念に挙げた「夢、お金、時間」」を継続的にバランスよく育む暮らしを模索していきます。無茶せず、あくまで有機的に、が理想です。