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「おうち時間」で株式会社をつくる!?(「2021年の目標続編」)

おさらい

先日、2021年の抱負として「夢時間お金を意識する」を掲げました。

今回は一月の振り返り、実践編ということで、今年の具体的な目標を掲げていこうと思います。 


前回の記事では、松浦氏の書籍から私生活における「お金」「夢」「時間」のバランスの大切さについて書きました。松浦氏は書籍のなかで絶えず「自分を知ることの大切さ」を訴えています。自分が何が好きで何に興味があるのか、毎月どんなことに生活費を注いでいるのかまず知ること。自分自身を知って初めて具体的な目標を計画・実行することができるのです。

自分を知るなんて、今さら何を知るというのか…好きな食べモノに好きな映画に好きな言葉、自分のことは自分が知っていて当然ではないのか?これには初めは半信半疑でした。

しかし振り返れば、私は毎年同じ目標を立てては達成できずを繰り返しています。新調したての手帳に張り切って書くものの年末までに熱意が持続しない、そんな経験を幾度となくしてきました。例えば「TOEIC800点採る」「資格を取る」「猫背を治す」などなど…。

今年は一風変わって、前回の記事でも引用しました松浦弥太郎氏の書籍に習った目標計画を立てていきたいと思います。

題して


「自分株式会社設立」です!!!!!!

これは松浦氏が著書で紹介しているヤタロウ流お金術の一つで、自分の生活を株式会社という概念に置き換えることで、金銭の流れを客観視する能力を身に着けるというものです。

例えば、自分の資産は「資本金」、自宅を「本社」、自分のモットーや大切にしている哲学を「企業理念」、職業を「業務」とします。

このように自分の生活を企業にみたてることで、財務管理意識が高まるだけでなく、企業として今の自分に何が欠けているのかがわかってくるのだそうです。

「株式会社をつくる」って…なんて大それたことを提言してるんだ!なんて思いませんか?でも、どうやら今の自分の生活を会社に見立てるだけの話なんです。法人登記や費用は必要なし。自分の貯金(資産)を資本金に置き換えるだけ、なんだか今すぐにでも始められそうな話です。

というより今の生活を会社に例えるだなんてなんだか楽しそうだ!コロナ渦でおうち時間が増えたしゲーム感覚で始めてみるか!


ということで実際に書籍にならって自分株式会社を設立してみました!


自分株式会社のつくりかた
~まずは自分のステータスを会社にみたててみよう~


資本金…あなたの貯金、資産

本社…自宅、もしくは銀行口座の場所

企業理念…自分のモットーや大切にしている哲学

業務内容…業務

加えてここからは私オリジナルのガイドラインになります。よりリアリティを追求すべく企業HPの会社概要に習って、これらの項目を加えてみてはいかがでしょう?

顧問…自分が行き詰った時に相談できる人。友達、会社の同僚、メンター的存在

CSR…あなたと社会とのかかわりを表します。オフ会、趣味の会、ボランティア活動をされていれば。

その他…略歴表、ポートフォリオなんかつくっても楽しいかもです。


それでは具体例として面白みのない私の会社概要を

画像1

(いかなるツッコミも受け付けません!)

自分で実際書き上げてみると、早速幾つかの問題点が判明しました。

①同世代と比べて資本金が少ない…これは同世代より会社員歴がまだ浅いことが原因です。ファッ○ユーマネーを拠出できるほどの余裕はまだありません。今の月収以上の高望みはしませんが、転職も見据えて、2~3年の間にもっとほしいな。

②顧問(メンター)という存在が会社の先輩のみ…心の内を打ち明けられるような生活面でのメンターが必要だと気づきました。

③CSRに該当するような活動を行っていない…これは前回の記事にも関係しますが、比較的私はボランティアや社会活動に興味を抱いたことがありませんでした。このままでは家と会社の往来だけの人生になります。今年はボランティアやってみようかな?

④略歴を書き上げるにはまだ内容が弱すぎる……転職をしなければ問題はないかもしれません。しかし現状のままではキャリア形成が軟弱。一応は今の職場でチームリーダーという立場にいるため、この役割の中で何かしらの結果を残そう!

どうでしょう?自分株式会社をとおせば、自分の脆弱なところや課題が俯瞰でみえてきました。

さらに自分株式会社の歳出費も書き出してみました。

画像2

びっくりするくらい堅実な貯金家なのか、はたまた金銭に無頓着なだけなのか両極端な結果になっています。(誰トクやねん、な恥ずかしい内訳)


まとめ 

「松浦弥太郎のお金術」を教科書に自分株式会社を設立してみてわかったことは、自分の人生は改善の余地がいっぱいある!という事。そこまで今の生活に不満があったわけではないですが、俯瞰で自分をみることで自分の人生観や金銭感覚の甘さが炙り出されたように思います。

細かく言えば

①自分のステータスを書き出してみて、そこまで自分のキャリアに対して向上心が無いということがはっきりわかりました。今の給料に不平もなく外部の人間と意見交換する場も持たず、投資せずに貯めた資本をただ温める生活、良くも悪くも私は現状維持の生活で十分満足できるみたいです。だから冒頭で挙げた「TOEIC800点採る」なんて目標、そもそも私は熱望していなかったのではないでしょうか?今の職場でチームリーダーを任されていることを強みにすれば、これからの人生の展望を広げていけるはず。現状に甘んずることなく今の仕事の質を高めよう、そして掴めるチャンスは逃がさず掴んでおこう、と決心できました。


②自分の金銭感覚の甘さです。物欲が少ないことで美容代やおしゃれ代の出費が抑えられていたり、健康体だから医療費がかからないと思い込んでいたり、出費をうまく抑えられている気になっていました。コロナ渦で出費が減ったことも一役買っているかもしれませんが、これではヤタロウ流お金術でいう血流の滞った状態。まずは日頃の生活費を見える化させること、そして貯金管理法を変えて(口座変更、投資信託など)資本金の運用方法をもう一度考え直します!


コロナ渦でおうち時間が増えた今、ぼーっとすることが増えた人、やる気が出ず気持ちに張りのない人、せっかくだから自分株式会社を設立してみませんか!?私のように、あなた自身の意外な一面が見えてくかるかもしれません。自分株式会社は意外と知らない自分の潜在的な部分が見られるキッカケにもなります。まずは遊びのつもりでノートに書きだしてみましょう!


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