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📕だとしても、少し待って

宝箱の蓋を開けたら『心』という名の指輪が輝いていた。

言葉に出来ないキラキラした世界に包まれた。


私はとても幸せで。凄く凄く幸せで…。
一瞬でもこの幸せを知ってしまったら
中の指輪をはめない選択肢は無い。

人生のどこかをやり直せるとしても、
険しい道が待っていると分かっていても、
私は必ず今と同じ人生を確実に選ぶだろう。

そして、いつか…指輪をはめた手で、
自分自身を思い切り、抱きしめたい。
私は自分の身体を犠牲にしても譲れない…。

人を愛するという事、その素晴らしさを知ってしまったのだから。

けど、私は自分の心を誤魔化していく中で、想う気持ちでいっぱいで。
身体の異変に気付いていながら、
心のSOSを聞こうとしなかった。


ごめんね……。




だから、今度は私は自分を大好きになりたい。
もっと心の声を大切にしたい。


大切にしなかったから、身体の症状として、
教えてくれていたんだね…。


私は、自分があんなに積極的になれるなんて知らなかった。

だから誰かを好きになるとしても、
好きになってもらったとしても、


まずは自分を大大大好きになりたい。


少しずつ、焦らずにね。


『大好きな自分と出逢う』

この目標は絶対にブレない事を誓う。


父さん、母さんに話さなきゃ。

でも心の整理をしたら、
楽しい思い出しかでて来なかった。

まだ、思い出にしたくない…。

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