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フランスの国内事情をすこし ワクチンと衛生パスポート

こんにちは&はじめまして ななるです。

7月15日 革命記念日 翌日のフランスです。

革命記念日をまえに、12日に大統領声明がでました。

主題は、衛生諸問題

フランスの方針が定まりました。
以下 在フランス日本大使館からの連絡の抜粋です。

衛生パスポート(pass sanitaire)の適用範囲拡大
(1)7月21日以降、50名以上が集まる娯楽及び文化施設で、12歳以上の者に対し、ワクチン接種証明か陰性証明の提示が求められる。
(2)関連法案が採択され次第、つまり8月上旬以降に、カフェ、レストラン、大型商業施設、病院、高齢者施設、医療社会施設や、長距離移動の航空機、列車、バスにおいて、顧客・利用者・職員にかかわらず、ワクチン接種証明か陰性証明の提示が求められる。
(3)感染状況次第では更に適用範囲を拡大する可能性も排除されない。
PCR検査の有料化
秋以降に、処方箋なしでのPCR検査を有料化する。
これは、複数回の検査の推奨よりもワクチン接種を推奨するためである。

衛生パスポートを含むこれらの決定事項は、8月上旬以降、国籍を問わず、フランスに入国する人にも適用されます。
美術館に行きたい、飛行機で移動したい、展示会に行きたいとなると、ワクチン接種をするか、有料のPCR検査を2-3日ごとに受ける必要があります。

学校も義務化の対象です。
9月になって学校が始まる頃には、12歳以上、つまり中学生以上は全員、ワクチン接種が必須になります。
声明によると、この夏は、学生に接種を求めるワクチンキャンペーンが実施されます。
また1-2月にすでに接種を終えている人たちに対しても、再接種を呼びかけています。

翻訳には入っていませんが、大統領演説は、現地では大型のスーパーなども含むように解釈されています。おそらく今後、ホテルも含まれるのではないかとの予測も出ています。

フランスでは、衛生パスポートの導入も、かなり協議されていました。
協議されていましたが、方向性は定まっていたので、導入が決まってからはなし崩しに物事が定まっています。
そして12日の大統領声明で、「結果的に」ワクチン接種を義務化する方向にベクトルを向けました。
街の声は賛否両論のようですが、さて、これでストやプロテストが起きるか?
これからの状況を俯瞰したいなと思います。


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