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ありきたりな転職の理由

5年間一般事務として勤めた会社の退職を決意し、
転職したのはありきたりな理由からだった。
①お休み ②給料 ③職務内容

①休みが取れない

週休完全2日制であったが、GW、正月休みや夏休みなどは一切なく、
2連休以上取得するのが難しかった。土日休みでもなかったから、
友人からは「本当にそれ事務職…?」と疑われたものだ。
有給も予定もない日に入れられていた。
昼休みの時間も食事をしながら電話番も行っていた。昼休みはほぼなかった。
年休が少ないことは入社前から分かっていたが、実際何年も続くと
旅行が好きな私はその現実に少しずつ蝕まれるようになっていった。

②給料が少ない

多くの社会人は思うであろう理由の一つ。給料が少ない。
私は新卒の就活で失敗していた。
(その話もいつかは書きたい。)
どこでもいいと自暴自棄になっていた。

③職務内容が求人票と異なる

事務職が初めてだった私は、どんな作業をするのが事務なのかわからなかった。
入社後わかったことは、ほぼPCスキルがいらない作業が多かった。
いわゆるアナログな作業、手書き仕事が多く事務職がそうなのか、
この会社がたまたまこういった作業が多いのか区別がつかなかったのだ。

入社前にMOSを取得していただけに、
PCスキルのいらないこの会社に入ったのは、
今思えば勿体ない選択をしたと思う。

人間関係はよくある派閥というものが
その会社にもあった。
女性が多い職場だったので、
陰湿な嫌がらせもあった。
おかげで辞める前には、ほとほと疲れた。

悪い事だけじゃない

だけど、悪い事だけではなかった。
中には優しい人もいて、
お菓子を配ってくれたり気をかけてくれたりする人がいた。
自分が楽しいと思える作業もあった。
自分だけしかできない仕事を任されれば、
やりがいも感じた。

でも「このままで良いのだろうか」と
自問自答した。
同級生はいつの間にか
私の憧れの仕事についていた。
縮まらない距離にヤキモキして、
1人で泣いた私は転職を決意した。

辞表を提出後の有休消化中、
給料の振り込みをみて驚いた。
賞与が含まれていたからだ。

ほぼ毎年決算賞与が貰えるような会社だったが、
退職月に貰えると思っていなかったからだ。
このとき思い出したのは、
入社してすぐの夏のボーナスも
少額ではあるが支給があった事だ。

今思えば休みの面は考慮する事が難しいが、
職場環境は、物品・システム等社員が
働きやすいよう配慮されていた。
給料は少ないながらもボーナスといった形で
還元のある、社員が働きやすいよう配慮された
会社だったと思う。

一度離れた今だからこそ、素直に感謝の気持ちを伝えたい。


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