見出し画像

転職への決意と葛藤

辞めたいと思って

「今日こそは辞める」って言いたい

一般事務として5年間勤めた会社を辞めると明確な決意をしたとき、
伝える前から既に疲れ果てていた。

仕事を辞めたい事を言い出しにくかったからだ。

上司に退職の話を切り出すタイミングが難しく、退職日までの気まずさ、
転職先でうまくやっていけるかどうか、この先のことを考えると不安が募った。

「今日こそ辞意表明するぞ…」「今日こそは…」を何度か繰り返し、
結局規定ギリギリで伝えることになってしまった。


3年で辞めよう

もともと3年だけこの会社で働こうと思っていた。
職務経歴書に書けるからだ。
実際3年経ったときに、辞めてどうする…⁉︎の壁にぶち当たった。
もっと早めに行動すれば良かったのに、
この先の不安やお金の心配を言い訳にして先延ばしにした。
このままじゃ何もスキルがない。辞めても同じようになるだけだ。
焦った私は自分を変える改革を進めようと考えた。
行ったことは主に3つである。
①現状把握 ②スキルアップ ③お金に対する気持ち  

①現状把握

自分のできることを中心にまずはスキルアップするための目標に設定。
私の場合、手で書いた方が記憶に残りやすかったため
スマホのカレンダーを使うのを辞めた。
「やりたい事」や「目標」を手帳の最初に書いた。
いつでも見返せるようにしたかったからだ。
手間はかかるが、枠から日付から全て手書きで書くようにした。

手帳術なんぞ知らない私は、ネットで良い方法がないだろうかと調べた。
バレットジャーナルが自分には丁度よかった。
全て使いこなせているわけではないが、
目標がある人にはバレットジャーナルをおすすめしたい。

②スキルアップ

上記で書いた通りこのまま辞めても同じような内容しかできない。
スキルアップになることをしようと考えた。
当時投資を始めたこともあり、簿記の資格を取ることにした。
3級と2級を取得する頃には、辞めたいと考えてから2年も経っていた。
(だらだらしすぎてしまいました…)

③お金に対する姿勢

これまでの私はライブやミュージカル、グッズなどお金を水のように使っていた。今思えば本当にひどい。
現在は家計簿を書くようになり、収支の把握ができるように。
その結果、前よりもメリハリにあるお金の使い方ができるようになった。

きっかけは例の感染症が広まりライブやミュージカルの遠征が
できなくなった中で、時間が余っていたからだ。
(今思えばもっと有意義に使う方法が他にあったのかもしれませんね…)
折角だからお金に対する知識をつけようとした事だ。

知識を吸収するため、同じような内容の本を3冊ずつ並行して読んでいた。
30冊ほど読む頃には、お金について学ぶ事が楽しくなっていった。
そのおかげか、本を読むのも苦にならないようになっていた。
嬉しかった。最初は中学生位の内容から、
後から一般書物を理解できるようになったのがとても嬉しかった。

今でもまだわからないことが多いが学ぶ事が楽しいと思えた、
この気持ちを大切にしていきたい。


辞めると伝えて

辞めると伝えてからは早かった。
あんなにうじうじ悩んでいたのが嘘みたいに清々しく日々が早く過ぎていった。
引き継ぎもやることのない日は、旅行に行く事だけを楽しみに奮起した。

前職では、まとまった休みは勿論2連休以上取得するのも難しかった。
有給は30日あった。子供の夏休みのようなものだ。
長すぎて働くのが嫌になりそうだと思ってからすぐに、
あっという間に有給も終わってしまった。

端的に言うと予定通りには行かなかったけど、1週間以上の旅行に2回行けた。
毎日たくさん歩いて、たくさん寝て、たくさん食べて、贅沢な日を過ごせた。

同級生と比べて、劣等感を抱かないわけじゃない。
「もっと早く決意するべきだった」「もっと早く取り組めばよかった」
「あの時こうしていれば」なんて、言い出せばキリがない。
決意した後も、この先大丈夫だろうかという思いはまだ消えない。

だけど以前より、何もしてこなかった自分より、確実に変われた自分がいる。
仕事やプライベートで吸収してきた事を次に生かしていけたら尚良い。

もうすぐ初日。新しい職場に、未経験の職種、
不安がないわけじゃないけど、頑張って行ってみよう。

この記事が参加している募集

#転職してよかったこと

5,956件

#退職エントリ

2,469件

まだ知らない土地に行ってきます!