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#5 本当に、スペインでいいのか悩む(スペインワーホリ準備編)

私は今、都内のマクドナルドで朝活をしている。
左隣に座る男性が、アインシュタインの稲ちゃんそっくりな朝。

キャプチャ


本人かもしれない、と話しかけるか悩んだほど。しかもテレビ局が近い場所のマック。うーーーん。。
いやいや、稲ちゃんの話をしている場合じゃない。

ワーホリ先が、スペインでいいのか悩む事件!
はああ〜、パエリア新聞という名前をたて、バナーも作っておきながら、
なんというタイトルをつけてしまったのだろうと思う、朝。
ワーホリに行く意思は固い。が、国選びに悩んだのだ。

意志固めてからマガジン始めたりしろよ、自分。。
と、そんなこと言っても、本当にスペインで良いのかなと思ってしまったのだから仕方が無い。

なにゆえ、悩んでおるのか


悩み始めたのには、いくつか理由がある。
①収入面で不安がある
②優柔不断な性格(うだうだしがち)
③絶対スペインじゃなきゃいけない理由がない


「スペインにするべきか」と悩んだ最初の理由は、
スペインには仕事がないと知人に聞いたからだ。

実際に調べてみると、こんな記事があった。

欧州第2位の失業率の高さ、
大卒の4割近くが安賃金の仕事についている(欧州平均は約2割)。
若者はスペイン以外の国に仕事を求めるようになり人材流出が大きな問題になっているのだとか。
イケメン探しもできないまま自分の生活が行き詰まり、無念の帰国を果たす自分の様子がくっきりと脳内再生された。

海外企業で働く経験をしたいのもある。
正社員が理想だが、アルバイトでカフェやジャパレスで働くのでも構わない。でも、求人数が少ないなら、スペイン語が全然できない私は採用してもらえない確率が極めて高い。実際に日本人向けのスペイン求人ページを覗くと、1、2件ほどしかなかった。競争率は高そうだ。

今はスペインワーホリ準備の一環で、副業でライターの仕事をさせて頂いている。ただ、お小遣い程度。ご飯を食べられるほどの収入になるにはどうしたらいいのか全くわからない。

嗚呼、急に現実をぶち当たった。
不安、心配、焦燥感。
明日行くわけでもないのに気持ちに余裕がなくなり、日々の仕事が手につかない。
これまでも収入について考えていたし、結構本当に悩んでいたけど、毎回考えることに疲れて、いつの間にか悩んでいたことを忘れていただけ。
ずっと解決せずに放置されていた現実が再浮上し、今までより大きく揺さぶりをかけられた。

「スペインじゃない方がいいのかも」

もともと”超”優柔不断な性格。
ただの優柔不断ではない。
まず朝、ランチにはおにぎりかパンか考えながら1時間電車に揺られ、おにぎりと決めるのだが、いざランチタイムにコンビニに行くと「やっぱりパン美味しそう」と気の迷いが始まり店内をうろつき始めること15分、いつもの昆布おにぎりを購入して店を出る。残されたランチタイムは15分ほど。
急いでおにぎりを食べて、トイレで体制を整えて、忙しなく午後を迎える。
おにぎりでもパンでもどちらでもいい事で何時間も悩む人間が、人生の選択を簡単に決められるはずもなかった。

そんな自分の残念な性質に加えて、
絶対スペインじゃなければいけない理由がなかったのも大きな要因だ。
スペインサッカーチームに入団する、
スペインでフラメンコ修行をする、
パエリア食べ比べの旅をする。
こうした「絶対にスペイン」という、強い動機がない。
スペイン以外にもイケメンはいるし、なんならそっちの方が好みだろう。

フランスにした方がいいか。
オーストラリア、カナダ、再び北欧か。
ワーキングホリデー自体、私には無理なのだろうか。

2週間考えた。
結論は、やっぱりスペインに行こうと思う。
収入のことばかり考えて、スペインを目指した初心を見失っていた。
noteに書いていないが、実は別に理由がある。(これは個人的すぎてnoteに書くのが恥ずかしいので10年後に公表する。笑)

スペインに行くと再決心できたのは、偶然出会ったある方のおかげだ。
初対面だったが、海外で起業をした実績ある人。その方と話す中で、私がスペインワーホリを予定しているが現地は就職難でスペインにするか悩んでいると、ぽろっと話した。
するとその方は、こう言った。
「仕事がないなら、作ったらいいと思いますよ」

簡単に言えるこの言葉。でも実現するのは簡単じゃない。これまで何度か言われたことがあったけど、そんなの出来るわけないと思いながら「頑張ります」と適当な返事をしてきた。
でも今回は違った。

その方が話したことはこうだ。
スペインでのネットワークがないからこそ、面白い。自分がゼロから人とのつながりを作り上げる。作り上げていく中で、何か面白いものが見つかる時が来る。
1番大事なのは、嗅覚。その面白いものは、何かに化けるものなのか嗅ぎ分けるのだ。
最初はお金を削ってでも、自分の信じることや、やりたいことをやってみることを勧めてくれた。やってみたら収入になるかもしれないし、そこから別のことでマネタイズできるかもしれない。

「どうにかなるでしょう」
その人はそう言って豪快に笑ってくれた。

どうにかしようとすれば、どうにかなるのかも。
嘘のように、焦り、悩んでいた気持ちが霞む。
正確に言えば今でも焦る気持ちはあるけど、焦っても仕方ないと落ち着けている。
さて、現地に行くまでに何を頑張るか。
今はそれを考えることに時間を使おう。

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きょうの一曲。
夢追うあなたへ。
桑田佳祐/ SouSoulコブラツイスト~魂の悶絶


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