見出し画像

ふーはじめてのバレンタイン

天気予報を見る習慣がないので、雨はいつも突然。この間の雪くらいになれば誰かしら、支援センターの先生なり、夫なりが教えてくれるのだけど。
さて、何をして過ごそう?と朝のうちにある程度計画を立てるが、午前中であそびのネタがつき、午後は思いつきでクッキーを焼くことにした。

ふーも食べるので
米粉、米油、豆乳、きなこ、ちょっとお砂糖。

材料を混ぜるところまではわたしがやり、丸めて天板でぎゅっと押すだけ。型抜きができる日もたのしみ。そのために断捨離ボックスからクッキー型を回収したんだもの…!

材料のせいもあり、粉々だけど、もっとやる!!!と怒るほど楽しかった様子。またやろうね。

待ち切れないね。

大人用の椅子に立ったら届くかな?と思ったけど全然だめだった(笑)一緒に登ってだっこでなんとか届くけど、13kgを持ち上げるのはなかなかしんどい。

「いっかい!いっかい!」

「おしまい」と言って椅子をしまっても、ひっぱってきて「(もう)いっかい!(もう)いっかい!」 オーブンを見るのが相当楽しかったらしい。自分で招いたことだけど、身体がバキバキになった。。。

結局全く同じクッキーをもう一度焼いた。楽しんでくれて良かったけど、毎日やったらわたしの身体がおわる。体力つけなきゃ、!

「あ、明日バレンタインじゃん」と気づいて、使い終わったクッキングシートで袋を作り、それっぽく包んで帰ってきたお父へプレゼント。嬉しそうだった。

中1の時だったかな。近所の友人の家でフロランタンというお菓子を作った。アーモンドの乗ったやたら甘いお菓子なのだが、バレンタインに父にあげたらあまりの美味しさに泣いてしまった。涙もろい父だったけど、さすがにお菓子を食べて泣くとは思わずびっくりした。今なら父ちゃんの気持ちがちょっとわかるよ。

バレンタインやお菓子を作る時、思い出してはひとりで泣いちゃうエピソードのひとつだったけど、ずっとイマイチ感情がわからなくて、どちらかというと泣き顔を思い出して泣いちゃう感じだったのよね。こういうとき、大人になるのもいいなあ、歳を重ねるって楽しいなと思う。

父ちゃんとの思い出話は伝説のようにたくさんある。けど、この話を共有できる人はまだ少ない。ふーが大きくなったら、どこかのバレンタインで話すつもり。会わせてあげられなかったけど、わたしが最高のじーじがいたってちゃんと伝えていくね。

ハッピーバレンタイン♡
またね。

この記事が参加している募集

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?