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デザインの仕事に生かす、コンサル流仕事術

わたしはいわゆる感覚派デザイナーです。

よく使う言葉は「ざっくりと」「〜的な」「〜風の」「〜な感じ」
直感と雰囲気でなんとかやってきましたが、さすがにこのままではいけないような気がして、論理的思考=ロジカルシンキングを身につけたいと考えるようになりました。

そこで、右脳左脳両方を使いこなすデザイナーで読書家でもある イノツメさん に、おすすめの本を教えてもらいました。

その中の一冊がこちらです。

こちらはライトに読める内容なので、社会人になりたてのデザイナーに特におすすめします!社会人歴の長い人にも、あらためて読んでもらいたい本です。

今回はこの、「コンサル一年目が学ぶこと」を読んで、デザインの仕事に生かせそうなことをご紹介したいと思います。

だらだらと話さない。PREP型を意識して結論から話す。

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みなさんは「説明すること」は得意ですか?私は苦手です。
気をつけないと「こうで、ああで、そうだ、そしてこうなって、だから、こうなります」と思いついたことから話をしてしまいます。

コンサルタントの鉄則は「結論から話す」。方法論としてはPREP型が有名ですね。

POINT: 結論
REASON: 理由
EXAMPLE: 具体例
POINT: もう一度結論

ビジネスにおいては、何か質問された時に、早く何かしゃべらなくては…!と焦ってしまいがち(身に覚えがありすぎる)ですが、PREPを意識して、整理してから話すことが大切だそうです。

クライアントや上司に話すときはもちろん、エンジニアさんなど他の職種の方と話す時にも気をつけたいですね。

はじめに必要な要素を洗い出す。漏れなく、ダブりなく。

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デザインをする際に、「とりあえずわかっているところからとりかかろう」と目についたものから作業を始めることはありませんか?

わかる部分からやみくもに作り始めると、あとで「この要素も必要だ、作らなきゃ」「あの画面も必要だ、急いで追加しなきゃ」とあとになって考慮漏れが発覚し、あたふたしたりします。

コンサル流仕事術に、漏れなく、ダブりなく。論点を洗い出すロジックツリーという問題解決法があります。
正直ロジックツリーに関しては「よーわからん😇」という感じなのですが、デザインの仕事に置き換えて考えてみました。

はじめに、デザインが必要になる画面や要素をすべて洗い出し、全体像をつかむ。次に、時間をかけるべき部分とそうでない部分を把握する。
全体像が見えると作業時間の見積もりがしやすく、精神的にも安心しますね。さらにいうと、全体像が見えた段階で関係者に合意をとっておくとよさそうです。

ちなみに私の場合は、Figmaに必要な画面の数だけ空のフレームを作って全体像を把握してから、デザインを着手するようにしています。

はじめから100点を目指さない。Quick & Dirtyで大枠の方向性を決める。

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3日の100点より、3時間の60点。

コンサル用語に「Quick and Dirty」という言葉があります。60点の完成度で上司なりクライアントなり、ステークホルダーに見せて大枠の方向性を決め、それから時間が許す限り「Slow and Beauty」でつめていく。

若手デザイナーにありがちですが、100%の完成度じゃないと人に見せるのが恥ずかしかったり、しますよね。
でも大丈夫。途中でも、どんどん見せてしまいましょう!

相手の期待値を把握し、常に期待値の120%を目指す。

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いくら時間をかけていいデザインを作っても、方向性がズレていればムダになってしまいます。相手(上司やクライアントやユーザー)が何を期待しているのか?を把握することはとても大切です。

作業前に確認すべきポイント
・背景や目的
・具体的な成果イメージ
・クオリティ
・優先度、緊急度

相手の期待値を把握したら、つぎに相手の期待の範囲内のデザインを作るだけではもったいない。デザイナーたるもの、相手があっと驚くような、「サプライズ🎁」を用意したいですよね。

まとめ

デザインの仕事に生かせるコンサル流仕事術、たくさんありますね!感覚派デザイナーが論理的思考を身に付けたら最強なのではないでしょうか?

次は別の本を読んでいますので、まとめたらまた書きたいと思います。


あとがき
この記事は、スマートキャンプ花岡さんのこちらのnoteを読んでいいなと思い書き始めました。が、いつのまにかイイネ数がすごい数になっており...👏話題になる前から書き始めたんだぞとここで強調させてください(笑)


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