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大人の学びに活かす「メタ認知」

受験シーズンですね。
子どもの頃父親が、新聞に掲載されているセンター試験の問題を解いていました。

👧「お父さんはなんで必要ないのにテストをやっているの?」
👨「大人になると勉強したくなるんだよ」
👧「ふーん…」

今ならとてもよく理解できます。
大人になった今、ちょっとした資格の勉強をしてみたり、講座を受けてみたり。お金と時間をかけてでも学びたいなんて、子どものころには想像もつかなかったことです 😳

最近、個人的な興味からファイナンシャルプランナーの試験勉強をしていたのですが、もっと効率的に学べないかな?と考えていたときにちょうどこんな本を読みました 📖

メタ認知とは?
自分自身や他人の認知活動を意識化して、一段上からとらえること。頭の中にいて、冷静で客観的な判断をしてくれるもうひとりの自分。

試験勉強中、この本に書かれていることがとても役立ったので一部を紹介したいと思います。

💡 これから学ぶ内容のテーマや要約を先に見ておくと理解しやすくなる

予習することが学習の理解を助けるのはよく知られていますが、先にテーマや要約を見ておくだけでも効果があるそうです。
いつからか、本を読むときは必ず目次から目を通す(なんなら映画を見るときも先に予告編を見るw)ようにしていますが、学びにも効果があるんですね!

💡 大変そうな学習も少しずつに分ければ楽にできる

参考書の内容すべてを短期間で覚えなくてはいけないと思うと焦ってしまいますし、手をつける気にもなりません。。。
そんなときはまず10ページだけ読んでみるとか、小さなステップに分解して進めるのがいいそうです。大切なのは、最初の一歩を踏み出すこと。
運動がなかなか始められない自分にも応用したいです😇

💡 すべきことと所要時間の可視化が必要

すべきことがたくさんある場合には、TODOリストと所要時間の見積もりが役に立ちます。大切なのは、時間の使い方や管理をモニターしておくことだそうです。
FP受験を決めてからゆるゆると参考書を読んでいたのですが、ついに試験が1週間後にせまり、あわてて学習計画を見直すことにしました(遅い)
覚えるべき内容は6章、あと1週間で追い込みたい。ということで、1日1章ずつ覚えることにしました。全体を把握すると、なんとか間に合いそうな気がしてきました・・・!

💡 自分に関連づけると覚えやすい(精緻化)

大人になると人生の経験値が増えるので、自分に関連づけて覚えていくことができます。それが大人の学びの醍醐味なのかもしれません。
FPで例えると、住宅ローンや自動車保険などは自分が検討した経験があるので覚えやすかったのですが、経験したことのない相続に関することは関連づけが難しく、覚えるのがつらかった・・・😂

💡 テストは記憶の定着を促す

あることを正確に覚えているかどうかを調べるテストは、記憶から呼び起こす練習になるそうです。
小学生のときに、定期的にやっていた小テストは先生の気まぐれじゃなくて、ちゃんと意味があったのですね 😳
一日のうち、朝は覚えることに専念し、夜は覚えた章の過去問題を解くことにして、記憶の定着をはかりました。

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この本には他にも、「メタ認知」を効率的な学びに活かすTipsがたくさん載っています。わたしのような学びたい大人はもちろん、受験生のお子さんをもつ親御さんにもおすすめです 📖

手を動かす→俯瞰して見る、を繰り返すデザイン作業や、インタビューしながら深掘りポイントを考えるといったリサーチ業務をするデザイナーにとって、この「メタ認知」は必須スキルと言っても過言ではありません。

「メタ認知」をデザインやユーザーリサーチにも活用していきたい、今日このごろです。

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