多重人格な悩み。

あえてDIDではなく、多重人格と表現してみる。

人から見れば私は１人、個人。
でも私の中はそうじゃない。

私の口から出た言葉は、私のものとして、謝ることも含めてできる限りの責任を取ってきているつもりだけど。
中の子が全力で潰しに来れば、人間関係なんてあっという間の簡単に失くしてしまう。

そんなことを数度繰り返せば三十路過ぎなんてあっという間だ。

私はこうしたい。
だけど、そうじゃない子が中にはいる。
いつだかのカウンセラーさんには、たくさんの子らが足に纏わりついてる感じ、と言われた。

進みたいのに進めない。
無理矢理進めば壊される。

ひとり、話し合う。

そんな世界で人と関わることなんて出きるのだろうかと思う。

「そうは言ってもあなたの一面でしょ」
そう勘違いをされるけど。
私の中は確実に解離している。

自分じゃない自分たちと、この身体に同居してる。
それを他人と呼ぶのでしょう？

私には他の子が何を考えてるのかわからない。
何をしだすのかもわからない。
だから話をする。
話をしないとわからないから。
何をしだすのかもわからない。

さっきの誰かは悲しくて泣いていて、
次の私は愉しくて笑ってる。

これはもう、ひとりの自分とは呼べない。

突然苦しくなって、なんで辛いのかもわからない。
わからないから誰かに聞く。

自分の心が辛い時だってある。
まぁ、今がそうだよね。
自分に問うことなら普通にできる。

人を、誰かの事をいいなって慕う時、これは許される事だろうかと思う。
私の中でそれを許さない激しい怒りが居る、深い哀しみが居る。

私が受け止めきれなかったばかりに風化もせず、その時のまま人格として独り歩きしてる。

無力だなぁと思う。
かっこ悪い。

ほんと、なんだってこうなった。
普通に生きたいってだけの望みがそんなに贅沢なものだろうか。

人と生きたいって、そんなに贅沢でわがままなことですか？

願うくらい、構わないだろうか。