なないろサーカス団

奈良県王寺町にある、小さな福祉施設です。 団員の日常とともにある、森・自然・アート・人…

なないろサーカス団

奈良県王寺町にある、小さな福祉施設です。 団員の日常とともにある、森・自然・アート・人間etc… おもしろズッコケの日々と、団員のパフォーマンスを紹介しています。

最近の記事

フミさんから、スタッフへ

私は今まで 人にやさしいことばかけてもらって ばかにされました そんな人生でした だから しんじてこれて 幸せですよ ありがとうね だって きて みなさんがしんせつにしてもらって かんしゃしてます これからもお願いします ふみこ

    • いさおから、サンタへ

      ひぐちサンタさん きてくださいね (5000円札もって) ふくざわサンタさん きてくださいね (10000円札もって) 橋本功 樋口一葉と福沢諭吉に届きますように。

      • よしこから、母へ

        お母さんと私 お母さん。 私と妹をここまで育ててくれたこと感謝してます。 私は大阪育ちの父と、東京育ちの母の 長女として生まれました。 生まれた時は両家の初孫ということもあり かなりチヤホヤされたようです。 三輪車が2台あったそうです。 母はかなり過酷な家庭に育ちました。 祖母は、家に帰ってこない祖父から、暴言(今でこそDVとなる行動)をうけ、 母の下の弟(私からは叔父にあたる)と二人でかなり悩んだそうです。 祖母のお仕事での退職金は 全て宗教におさめ、宗教にはまりました

        • T子宅の住み開き

          「家から出ない!」を宣言するT子。 どうやら、この状態を世間では引きこもりと呼ぶらしい。 そんなT子が 親子で王寺町に移住してきた。 「新居からも出ない!」を宣言していたT子は、 予定通り、毎日を自宅のリビングで過ごす。 が、自宅がなないろのすぐ近くということで 団員たちがふらりと遊びに行くことが増えてきた。 フミさんは、昼休みにお弁当を持ってT子宅で昼食をとるようになり チェリ男さんは、仕事帰りお茶して帰っているらしい。 一人暮らしのよっちゃんは仲間を呼んで忘年会を

        フミさんから、スタッフへ

          3人目の団地住まい

          「ちょっとだけ。見るだけ。」 世間話から決まったHさんの団地見学。 Iさんが一人暮らしを始めたという事実は、他の団員の気持ちを少しだけ、 けれど確実に変化させている様子。 「私にはまだ早いからな。見るだけや。」 何度も自分に言い聞かせるように呟くHさん。 付き添いに、若手男子のY君とC君。 皆がちょっと社会見学…の気分で出かけたその日。 「この部屋はIさんの部屋のタイプとは少し違うな〜」 「階段の数が少ないからいいな〜」 「太陽の光がたくさん入って気持ちがいいな〜」

          3人目の団地住まい

          「住まい」から「住まう」へ

          3年前、Aさんは母親と離れる決心をした。 大好きだからこその、「大キライ」。 事業所のすぐ近くにアパートをかり、勢いと共に始まった一人暮らし。 人間観を見つめ直すために、「住まう形」を一変したAさん。 小さなアパートの一室に 趣味の音楽と、なないろの仲間と、新しい人生。 さてさて。 Aさんの40代はまだまだ深まりそう。

          「住まい」から「住まう」へ

          団地住まいとサロン

          団員のチャレンジは続く。 少し離れたバス通りに部屋を借りたYちゃん。(←第2回記事でご紹介) 事業所近くに住んだAさん。(←第3回記事でご紹介) そして、Iさんは… ご近所付き合いができる団地を選びました。 この団地には、住民が集まってお話ができるサロンもあり みなさんとっても理解がある! 階下には、なないろボランティアお兄さんでお馴染みの、Tさんもいる。 重度障害者手帳を持つIさん。 未来の選択肢は、入所施設かグループホームの二択と思いきや… 一人暮らしを選んだこの心意気

          団地住まいとサロン

          自治会長宅のおうちごはん

          なないろサーカス団は、住宅地の中にあります。 自治会活動が盛んな地域で 私たちも役員をしたり、イベントにお呼びいただいたり。 ご近所さんもふらりと事業所にやってきては団員とおしゃべり。 一緒に畑に行ったり、内職作業を手伝ってくれることも。 「孫が近くにおるみたいで、嬉しいわ〜」 なんて、なんだか嬉しいですね。 ある時、団員がグループホームを出て 事業所近くで一人暮らしにチャレンジすることになりました。 洗濯、掃除、買い物。 ホームのキーパーさんから、一通りのことは教えてい

          自治会長宅のおうちごはん

          開所6年目にして、ブログはじめました。

          コロナ禍において、さまざまなモノやコトが一変。 価値観も、人との関わり方も、距離感も。 人に一番近い福祉現場で、何が起きているのか。 ピンチをチャンスに変えながら、ピンチをピンチと諦めながら。 今、私たちが力を注いでいることの一つが「住」。 「住まい」という名詞ではなく 「住む」「住まう」という動詞を探究し、深めたいと考えています。 障害者の「住」は、生活の核として、 さまざまなサービスや制度に守られています。 一方で、なないろの団員の多くは、自由に生きることを望んで

          開所6年目にして、ブログはじめました。