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普段は群馬のイベントを中心に
テントや室内での出店でお菓子を販売している
ななほし菓子工房の店主です

中学生からの夢はパティシエで
商業高校→専門学校→ケーキ屋さん勤務と
順調にパティシエの道を歩みましたが

憧れの職について夢は叶えたのに
つらい毎日と長時間労働
最初の1年は製造にも携われず
2年目からやっと厨房に入ったのに

ピりついた雰囲気と
同期5人の中でも控えめで仕事も1番できず
新しい仕事がくるのはいつも最後
おまけに作業スピードも遅く

いつも何かしら注意をされ
まわりと比べできない自分を責め
何のために仕事をしているんだろう
働く意味がわからなくなっていた

笑顔を誉められる事が多かったのに
笑うことをやめ表情を隠すために
マスクをつける日々が増えていったりもし

さすがに異変に気がついたシェフは
最近おかしいと声をかけてくれたが

当時の私は誰にも苦しさや辛さを
打ち明けることなく
強くありたいと何事にも"大丈夫"と言って

両親に仕事に関して聞かれるのが本当に嫌で
適当に大丈夫と言ったり
あまり聞かないで欲しい雰囲気を出していた

基本的に週1の休み、たまに連休あり

せっかくの休日なのに
全くなにもする気も起きなくて
友達にすら会いたくなくて
無理に笑顔を作らなきゃと思うのも嫌で

未来が真っ暗で
さらにその駄目な自分も嫌で
消えてなくなりたいと思ったこともあるほど

自分で自分を責めていた
負のループ
仕事をしながら頭の中にいる私が私を責め
そして仕事に集中できない

本より漫画派だったのに

誰にも相談できない、迷惑かけたくない
こんなカッコ悪い自分を見せたくない思いから

本、映画、音楽から
励みになる言葉や人生観や気付きになるものを
探すようになっていた.…

そんな感じで辛かった経験をきっかけに

いまでも趣味程度に
心理学や自己啓発などの話を聞くのが好きで

辛くならなかったら気がつかなかった事も多い

辛い経験をマイナスにも
プラスにもするのは自分自身

過去に起きたことは変えられないけど
そこから学び未来を変えることはできる

今の私は圧倒的に自分を責めて
傷つける事が減ったし
辛い経験にも感謝をしている

また同じ体験をしろと言われたら
絶対に嫌だけど…苦笑

これを書きたかったのは
同じように辛くて自分責めをやめられず
誰にも相談できず大丈夫なふりをして
頑張りすぎてしまってる人に
少しでも届いて
心が少しでも軽くなってくれたら嬉しいなと…

弱い自分が嫌で
言葉だけの大丈夫は

表面的なものだから脆く崩れやすい

だから一人で泣いて
未来が真っ暗のままで自分の価値が
ないんじゃないかって起き上がれなくなる

心が折れる

真の強さは

弱さを受け入れて
みせることで

強くなっていける

これは私の実体験の気付きで

今の私はとりあえず自分のペースで
お菓子屋さんをできている

まだ始めて1年半なので
完璧にはこなせてないけど

あの明るい未来が思い描けない
価値のない自分と思っていた私でさえ

時を経て

お菓子を食べた方にたくさん誉めていただける

だから大丈夫

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