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マネジメント論

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マネジメントについて現場でもがいて編み出した知見をまとめてます
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#人材育成

ジュニアスタッフの育成は肩の力を抜いて

ジュニアスタッフの育成は肩の力を抜いて

今年は1月から諸事情によりジュニアスタッフの直属の上司として育成を担当しました。部長になった5年前、「課長の仕事って、人の育成に直接関われてやりがいあったなぁ」と、寂しい気持ちで手放したのですが、久々に第一線の管理職として育成に関与することになりました。

執行役員になると、どの仕事に精度をこだわる必要があって、どれが失敗しても問題ないかが見えてきているので、課長だった時よりも大幅に肩の力を抜いて

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「なぜこんな簡単なことができないのか」と部下を責めていませんか

「なぜこんな簡単なことができないのか」と部下を責めていませんか

先日、マネジメントについて話をしていて「自分の(頭の)回転速度に部下を合わせようとする」というお話をしました。マネージャーとして部下の指導をしながらチームのアウトプットを出す。そうした責任を負っているマネージャーからすると「どうして自分と同じような速度で部下は習得できないのか」とイライラすることは多いでしょう。

早く理解させるために説明の仕方を変えたり、チェックを増やしたりする。時には厳しい言葉

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仕事を任せるのが苦手な人へ、内省の手引き

仕事を任せるのが苦手な人へ、内省の手引き

優秀な方の中には仕事を任せるのが苦手なケースがよくあります。「自分でやった方が早い」というやつです。

私もプレイヤー歴がとても長かったので、若手に仕事を振るのが上手くできませんでした。だから、気持ちは良く分かります。一方で、仕事を任せないと立ち行かない限界まで来ている方もいるのではないでしょうか?自分が体を壊してしまう、ストレスでパンクする・・・。または、上司から「もっと仕事を任せた方がいい」と

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キャリアプランの危うさについて

キャリアプランの危うさについて

ビジネス界の共通認識として、「なりたい自分をイメージする」「キャリアプランを考える」ことがすなわち善とされています。私個人はその危うさを感じる事例が多く、キャリアプランは取り扱い注意だなと思うことがふえてきました。メタ認知ができて、客観的に自己評価できる成熟した人ならいいのですが、まだ自信が確立してない人の方にキャリアプランが求められるケースが多いようなので尚更です。

キャリアに悩んでいる人ほど

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