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宮崎市100歳おめでとう🎊SORA FES MIYAZAKI 2024

宮崎市政100周年を記念した「そらフェスみやざき2024」を開催することができました。

当日パンフレット①
当日パンフレット②

ドイツ、リトアニア、フランス、韓国、香港、東京の「空」と宮崎の「空」を8人のアーティストがダンスでつないだ「そらフェス」でした。

SORA FES MIYAZAKI オープニング/んまつーポス「金の羽毛を持つトカゲのためのポスター」(宮崎)
Marine Fernandez、 Lee Heungwon「A thread」(リトアニア/フランス/韓国)
宮悠介(東京)
Tan-ki WONG 「IT'S NOT MY BODY 3.5」(香港)
Sonia Rodríguez「CAOS」(ドイツ)

「どの作品が好きだった?」に「どれが好きなんて言えない。どれもよかったから」と3年生の男の子。愚問を反省。

リトアニアのディレクター(ビルテさん)の「30数か国のフェスティバルに参加したけれど、こんなオーディエンスは初めて!」にちょっとうれしそうに頷く親子。難しい芸術のように思われているコンテンポラリーダンスを鑑賞することは、子どもにとっても大人にとっても挑戦なのかもしれません。エントランスから出て来た誰もが、まず真っ青な空を見上げて、ちょっと誇らしげ。とてもよい光景でした!

公演の初日、2日目のどちらも満席。そのうちの約30%近くが中学生以下でした。こども・せいねん劇場ならではの数字との光景です!
昨年の第1回に比べ、鑑賞者数は昨年比133%、協賛企業は15社、関連ワークショップや新たに取り組んだ公開リハーサル(近隣の訪問看護ステーションに通うアクティブシニアや保育園児)等を含めたフェスティバル全体の参加者数は昨年比240%と、いずれも昨年を上回る成果をあげることができました。

公開リハーサルの様子
公開リハーサルの様子
公開リハーサルの様子

新企画「ソラシドエアの時間」(ソラシドエアは宮崎県の航空会社)。せっかく来場された海外のディレクターの方々(香港のDaniel Yeungさん/Hong Kong Dance Exchange、リトアニアのBirute Letukaiteさん/Aura Dance Festival、そして韓国の장광열さん/International Performing Arts Project)に一役を担っていただき、たくさんの経験と知識から、この地方で開催するフェスティバルの未来について語っていただきました。それぞれにあまりにも熱くて、スタッフも含めた大人たちが、宮崎のポテンシャルを再確認。力をいただきました!

ソラシドエアの時間にてアフタートーク
左から、韓国の장광열さん、香港のDaniel Yeungさん、リトアニアのBirute Letukaiteさん
株式会社ソラシドエア地元価値共創本部の飯沼奈生さん

最後には、ドレミファ(ソラシド)の曲で、招聘アーティストと「SOUSAKU-DANCE」した成果を披露。アーティストとアーティストとの距離だけでなく、アーティストと観客、コンテンポラリーダンスと地域との距離が一気に縮まった4分間でした。

ソラシドエアの時間にて、SORA FES フィナーレダンス 
アーティストの手にはブーゲンビリア!
空から笑顔の種をまく。空からダンスの種をまく。

「SAI Dance Festival」芸術監督のByung Joo Choiさんをはじめ、関わってくださった方々に感謝いたします!

以下は、海外ディレクターから本フェスティバルに向けてのコメントです。

『SORA FES MIYAZAKI』は、私がこれまで参加してきた国際的なダンスフェスティバルの中でも最も特別なフェスティバルでした。
大人だけでなく、子どもやティーンエイジャー、高齢者にもコンテンポラリーダンスを紹介し、幅広い層に楽しんでもらえるようになっていました。特に、子どもたちがパフォーマンスやワークショップを通じてダンスを楽しむことができる工夫がなされていました。
『SORA FES MIYAZAKI』は宮崎を芸術的で知識豊かな街にするために大きな役割を果たしています。イベントに参加した皆さんが宮崎の文化大使として輝くことを期待しています。今回の成功を祝福するとともに、もっと多くの国際的なアーティストに、この『SORA FES MIYAZAKI』を紹介し、彼らが参加してくれることを願っています。 
『SORA FES MIYAZAKI』に心から感謝します。 

Daniel Yeung(香港)

これまで世界中のダンスフェスティバルに参加してきましたが、宮崎のフェスティバルは特に印象的でした。まだ2年目ながら、独自のアイデンティティと熱心なファンを持っています。
特に驚いたのは、若い観客の存在です。2歳の子供たちが公演に集中し、興味深く観ている姿は感動的でした。彼らの芸術への興味と感受性は本当に素晴らしく、日本の若い世代が芸術を深く楽しんでいることを実感しました。このフェスティバルが人々を魅了し、教育する力を持っている証だと思います。また、バレエスタジオの生徒たちとワークショップを行う機会をいただき、感謝しています。私たちの情熱と知識を、熱心な皆さんと共有できたことは非常に意義深い経験でした。参加者の皆さんにも楽しんでいただけたことを願っています。
このような素晴らしい場を提供してくださり、本当にありがとうございました。今後のコラボレーションを楽しみにしております。そして、宮崎国際ダンスフェスティバルのさらなるご発展をお祈り申し上げます。

Birute Letukaite(リトアニア)

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