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英検1級に合格するまでに私が行った勉強法~面接①~

英検1級に合格するために日々努力をしているけれど、なかなか受からない。一体どうしたらいいのか!?

そう思っている人も多いと思います。

ここでは、そんな人の参考になればと思い、私が英検1級に受かるまでに行った勉強法として、今回は面接対策を紹介します。

(ちなみに私が合格したのは、もう10年前の2013年のことになります。が、今と形式はほとんど変わっていないようなので、変わらず役に立つと思います!以下、旧サイトの記事を編集したものになります。)

1.スピーキングが流暢でなくても、なんとかなる!



最初に言っておきますが、私は帰国子女でもないし、アメリカやイギリスに留学したこともありません。

外資系の企業に勤めたことがあるわけでもない。

しかも田舎に住んでいるので、外国人と出会う機会があまりない^^;

しかもしかも超人見知りなので、おしゃべりでもありません^^; 日本語ですら、人前で話すのって億劫なんですよ。プレゼンとかホント苦手ですし…。

こういう状況ですから、必然的にスピーキング能力が他と比べて伸びにくいんですよね…!

それでも、二次面接に一発合格できたんです!

当日のスピーチに関しても、決して流暢だったわけではないです。しかも当時、発音もあまり良くなかった…。

発音に関しては、英検1級合格後にむしろ一生懸命練習するようになりました。なんでかというと、合格はできたものの、まだ自分の発話に対して自分自身が不満だったから^^;

英検1級持っているというと、周りからは「すごい」と思われますよね。でも、英検1級ホルダーでも、レベルはピンキリなわけで。その世間のイメージと実際の自分の実力のギャップに負けないように、引き続き、練習に励んだんです。

話を元に戻します。当時の発音は微妙だった。スピーチも決してきれいに行えたわけではない。それでも、合格できた。

私もそうだったのですが、スピーキングに自信がないという方にとっては、英検の二次って不安いっぱいですよね。

だけど、英検1級の一次試験まで努力して通過できた人なら、二次試験だって絶対に大丈夫。

もし受からないとするなら、必要な練習をしていないだけかもしれません^^

2. スピーチは準備したものを暗記すべきか?


二次試験を受けるにあたって、スピーチをどう準備するかということが、大きな問題になると思います。

出る可能性のあるトピックはたくさんあるので、いちいち、ひとつひとつ作成していたら大変ですよね…。作るだけでも大変ですし、それを全て暗記しようと思ったら気が遠くなります。

実際、私はそれだけのことをする時間がなかったこともあり、どうしようかと思った結果、その場のアドリブで行くことにしたんです。

結論から言えば、大変な準備はしなくても大丈夫なわけです。

そしてこれは個人的な意見なのですが、スピーチの丸暗記はあまりオススメしません。

準備が大変すぎるというのもあるんですが、、、暗記して覚えた英文って、心がなかなか入らないからなんです。そして、応用がききにくい。

もちろん、話すことをあらかじめ準備しておくことは絶対に大事です。そのために、事前にスピーチ原稿を用意しておくことができるなら、それにこしたことはありません。

が、一語一句その通りの英文を暗記してスピーチするのはやめた方がいいです。思い出すので精一杯になって、気持ちがこもりにくくなります。

それよりも、ちょっとくらいたどたどしてくてもいいから、自分の考えをその場で話せるといいのです。その場で自分で言葉をつむぎだしていく方が、臨場感があって、相手に伝わりやすくなります。

つまり、ある程度はその場勝負で話せるように実力をつけることが大事になります。

以下、そのための学習方法を紹介します。

3. 最低限のスピードで英語を話せるようにしよう


スピーチを暗記に頼らない以上は、その場で考えたことを、最低限のスピードで話せるようにしておく必要があります。

ゆっくりしか話せないと、時間制限内に終わらず、タイムアウトになってしまいます。

多少タイムアウトになっても合格はできますが、自分の意見を時間内に相手に伝えておいたほうが質疑応答がスムーズにいくので、時間制限はなるべく守りたいところ。

ですので、まずはスムーズな発話ができるようにしておきましょう^^

さて、最低限のスピードで英語を話す練習としてオススメなのは、

パターン・プラクティスです。

ここでは、自主練としてパターン・プラクティスを紹介していきます。

英語の構文と表現が豊富に載っている参考書を用意しましょう。別に参考書でなくても、リスニングCDでも生の会話音源でも何でもいいです。

そして、その中から、よく使われている表現をノートに書きだしていきます。

特に、スピーチで使えそうな表現や、質疑応答で役に立ちそうな表現を拾い上げていくといいでしょう。

例えば、
I think that….
It’s important for…to../
This is partly because….
That’s why….  など。

(英検1級を受験する方なら、なんてことない構文ですよね。でも、一瞬で言えるかどうかは個人差があると思います。)

まずは、スピーチを構成するのに重要な、上記の例のような出だしの部分だけをさっと言えるように練習しましょう。

出だしの部分をスムーズに言えるようになったら、次は、後ろの”…”の部分に、様々なフレーズを入れて練習していきます。

何でもいいのですが、例えば何か話すテーマを決めて、1文だけ言ってみるといい練習になります。

仮に、「子どもの教育」をテーマとしましょう。

そこで、先ほどのフレーズを使って、意見を一言言ってみるのです。

例)I don't think that it’s good for children to play video games that often.

同じように、いろんなテーマについて思いついたことを、出だしの続きに入れて言ってみます。ここで、複数の英文を言う場合に、論理構成まで考えてると大変なので、とりあえず1文完結でよいです。

例)It’s important to do something about it immediately.
例)This is partly because Japan’s birth rate has been decreasing.
例)That’s why I don't agree with the idea.

思いつく限り、いろんな文章を言ってみます。

この練習を毎日行います。

私の場合は、通勤の車の中でよく練習してました^^;30分から1時間くらいですね。

このとき注意してほしいのは、日本語訳を考えて英文を作るわけではないということです。

まず決まった出だしのフレーズを言ってから、次に言うべき表現を引き出します。自分の中にストックしている英語のフレーズを「かたまり」で順々に口に出していく感覚です。

I don't think that
it’s good for children
to play video games
that often.

というふうに、情報を付け足していく感覚で話せるようになればOKです。

4. パターン・プラクティスが難しいと感じたら…


パターン・プラクティスをすること自体がまだ難しい、と感じる人もいるかもしれません。

例えば、出だしの表現は覚えたけれど、その後に何のフレーズを入れたらいいかわからない、思い浮かばないという場合。

これは、ストックできている表現の量がまだまだ足りないということです。

もしくは、「英作文を書く場合なら、表現が浮かんですらすら書ける。でも、口からだとうまく出てこない」、という人もいるかもしれません。

この場合は、口に出す練習、つまり音読練習が不足しているということになります。

いずれの場合にも、パターン・プラクティスをする前に、スラッシュ・リーディングで音読練習を行い、たくさん音読をする中で、様々な表現をインプットしておくようにすることが大事です。「うーん…」と考え込んで思い出すのでなく、言いたいフレーズが口からぱっと出て来る状態にします。

スラッシュ・リーディングについてはこちらをご覧ください。

話せるようにするための音読学習法はこちら↓
音読練習で英語は話せるようになるのか?話せるようにするための4つの視点|なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく! (note.com)

5.発話スピードを上げるために


とりあえずゆっくりでも、ひとつのセンテンスを言うことができるようになったら、次は発話スピードを上げていきましょう。

実際に時間を計ってみるとよくわかるのですが、2分間である程度言いたいことを言う、というのが結構大変なんです。

ちょっと考えてたらすぐに時間がなくなってしまう。

そこで、少なくとも思い浮かぶことはさっと言えるようにしておきたいわけです。

その練習として、リスニングを活用することが役に立ちます

本で読んで覚えるのではなく、英語を聞いて耳でフレーズを口に出して覚えるのです(ここが大事!!!)。

本で読んで覚えたものって、思い出すのに時間がかかるんです。しかも、イントネーションや発音が自己流になり、伝わらないリスクも出てきます。

なので、耳から英文を覚えます。そして、覚えた英文を素早く口に出す練習をすると、発話スピードがだんだん早くなっていきます。

私がこの練習で使ったのは、「意見・考えを論理的に述べる英語表現集」石井降之 です。

この本はCD3枚分、実にたくさんのトピックが網羅されていて、お得です!録音されているスピードも結構速いので、スピードに慣れることができます。

私は運転しながらこのCDをひたすら聞いて、耳から表現を覚えまくりました。

面接当日は、このCDで覚えた表現をなんとかつないで乗り切った…といっても過言ではないです。

この本、一見分厚いですし、量が多いから、全部こなそうとすると大変に思えるかもしれません。でも、隙間時間をうまく使えば問題なくこなせます。

そのポイントが、耳からフレーズを覚えるという学習なんです。この練習のいいところは、テキストを開かなくていいので、机以外の場所でも練習できるということ。

車の中で、家事をしながら、学校の行き帰りに、寝ころびながら。隙間時間をうまく使うことができます^^

私は、二次試験前、仕事が忙しくて全く時間がありませんでした。なので、スピーチ原稿も書けませんでしたし、二次試験対策のDVDも買ったのに見ることさえできませんでした、汗。

6.耳コピ学習なら、スキマ時間で勉強できる!


では、どこで勉強したのか…。

全部、車の中なんです^^;

私は当時、遠方まで学生さんの家庭教師に行っていました。なので、1日の車を運転している時間が、1時間から2時間、多いときは3時間ほどありました。

1時間あったらCD一周できますからね。CDを聞きながら、「これは覚えたい!」と思ったフレーズを何回も口ずさんでひたすら練習。そして、自分でトピックを立ててみて、一言でも二言でも、意見をとにかく言ってみるという練習をひたすらしてました。

電車で通勤する人だったら、声には出せないでしょうが、口パクで心の中で繰り返すことはできると思います。

ある程度のスピードで言えるまで、がんがんと発話練習していきましょう。

あ、真似される方は、くれぐれも安全運転を心がけてくださいね!

耳からフレーズを覚えるのが苦手だという場合は、リズム音読を実践してみてください。今まで聞き落としていた音が、かなり拾えるようになり、英語の学習がとっても楽になります!

英語リスニングの悩みを解決!リズム音読とは?


7.自分なりの意見を言えるようにしよう


さて、ここまでできたら、次に大事なことは、自分の意見を言えるようにする、つまり言うべき意見を持つということです。

私のスピーチがたどたどしてくても、なんとか乗り切れたのは、言うべき意見をはっきりと言えたことと、それに対して面接官が関心を持ってくれ、その後の質疑応答がうまくいったからなんです。

長くなってしまったので、続きはこちら
英検1級に合格するまでに私が行った勉強法~面接②~|なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく! (note.com)

こちらの記事も参考にしてください!
英語力はあるのに、話せない人のためのスピーキング練習法|なみのリズム英語★リスニングができれば全てうまくいく! (note.com)


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