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テープ式心理学の「テープ」とは?

みなさんこんにちは、Natsukiです😊💕
今回は「テープ式心理学の「テープ」とは?」を取り上げていきたいと思います。

テープ式心理学の「テープ」とは、心に貼った「ネガティブな意味付け(ガムテープ)」の事を指します。
例えば、ガムテープにペンで「私なんて価値がない」という文字を書き、それを心に貼った状態。そうなるとその人は、そのガムテープを貼ったその日から、そのガムテープに書いてある文字を感じ続けることになります(この場合、無価値感)

このあたりはこちらのブログでさらっと紹介しました。

▼テープ式心理学とは?▼

では、なぜ人の心はこのようなことをするのでしょうか?
今回は更にガムテープの事を掘り下げて行こうと思います。

ガムテープを貼る時ってどんな時?

ガムテープを貼る時は、どんな時なのでしょうか?
それにも必ず順番があります。
まずは、ネガティブが発生する順番ですが

①出来事
②意味付け
③ネガティブが発生

必ずこの順番です。

では、この発生したネガティブはどのように解放されていくのでしょうか?

意味付けは「気付き」や「愛」によって更新できる

ネガティブな状態とは、出来事をそのように意味付けしたから発生します。そして、その意味付けは「愛」や「気付き」によって変えることができます。

ここで「愛」と言う言葉が出てきましたが、本当に昔から残酷な環境で育ってきた方は「愛ってなに?愛なんてわからない!」なんて思うかもしれません。ですがそれは違います、必ずどんな方でも「愛」と言うものを知っています。

例えばあなたが子供のころ迷子になったとします。本当に怖くて寂しくて心が壊れそうになりました…。「もう一生このままかも…」絶望しかけていた丁度そのタイミングで、偶然にも母親に見つけてもらうことができました。
母親は、あなたを見つけるや否や、まっすぐこちらに向かってきてくれて、強く強く抱きしめてくれて、ただただ「よかった…ほんとよかった…」と涙を流してくれました。
この時にあなたは、何にも思考しなくても、ただただそのことだけで、今まで壊れそうなくらいに感じていたネガティブがスッと消えていくと思います。まさしくこれが「愛」によって解放された瞬間ですね。

対して「気付き」とは、思考で「あっ!そうかも」と意味付けが変わってネガティブが解放されるパターンの事や、そもそもの’わたし”に気付くパターンの事です。※後者を説明するのは別の記事にします。

例えば先ほどの迷子の例で言うならば、「もう一生このままかも…」と意味付けをしているから恐怖と孤独と言うネガティブが発生しています。しかしそれに向き合って「私は大丈夫!絶対に見つかる!もしダメだったとしてもちょっと親離れが早いだけやんw」と意味付けを変えるなら、たちまちあなたのネガティブはスッと消えて、一人で力強く歩き出し、あなたが親を探し出すことができるでしょう。

これが意味付けが変わり、ネガティブが解放されるパターンです。

では、ネガティブが解放されなかったらどうなるのかを見て行きます。

人はそれでも生きていくために、そして「いま」を体験するために、バランスを整える…

先ほどの迷子の例で、ネガティブが解放されないと、どのようになっていくのかを説明したいと思います。
この後のストーリーが、例えば…
「どうしようか、親とはぐれてしまった…このままだと生活できない(恐怖)もう一生会えないかもしれない(寂しさ)私が変だから、ダメだから、悪い子だから見捨てられたかもしれない(無価値感)」
このような思考と感情でいっぱいになってしまいました。

そこへ偶然、母親を見つけることができました。
しかし…そのあと母親は、子供を見るなり急に怒り出し、罵倒し始めました
「本当にお前は人に迷惑ばかりかけて!本当に邪魔な存在なんだな!産まなきゃよかったよ!このまま捨てて帰ろうかと思ってた…」

このような展開の場合、子供の中にはネガティブが解放されるどころか、ますますネガティブを強化する形になってしまいました。
もう心が引き裂かれて消えてしまいそうになる寸前です。
※ちなみに本当にこのような行動をする母親もいますし、それ以上の人もいます。ですがそれらすべてはちゃんと理由があってのことです。そのことに関しては別の記事で取り上げます。

もうだめだ・・・そう強く感じた時。
しかし人には「それでも生きていく!」と言うプログラムが備わっています。
そこで行われるのが’対処”です。
どう対処するのか。それは
’その一連の出来事そのものをファイリングして保存し心の奥にしまう”と言うような感じです。

一連の出来事をファイリングして保存すれば、とりあえずデスクトップは保護される。

パソコンのデスクトップをイメージしてみて下さい。
今日もあなたは一連の出来事をデスクトップ上で処理してます。
一連の出来事に、それぞれの意味付けをして、いろんな感情を感じ、この世界を体験しておられます。
しかしあなたに、その処理が間に合わない出来事が発生してしまいました。
もうデスクトップ上はその出来事でいっぱいです。
だからあなたは対処します。
とりあえその、出来事と思考と感情と言うアプリをひとまとめにし’名前を付けて保存”して、ファイリングし、デスクトップ上の隅の方へ置いときます。
こうすることにより、あなたはまた、他の処理(生きていく)ができるようになります。

このように、未解決のまま一時的に保存されたファイルの事を「ガムテープ」と呼んでいます

デスクトップ上のファイルが増えれば増えるほど、処理が大変になってくる

一度そのファイルがデスクトップ上に形成されると、常にそのファイルの中のアプリは動いている状態、その当時の感情が発生し続けている状態。
そしてその日から、そのアプリを通した処理が展開されていくこととなります。(私は価値がない…と思い込んだら、その思考がベースとなった人生が展開される)

こうして、処理がどんどん進んでい行き、このファイルの容量が増えれば増えるほど、あなたはその感情に支配されるし、もう容量が限界地を超えたとき、オーバーフローを起こします、これが「うつ状態」となります。

ガムテープを剥がすにはどうしたらいいのか?

不要なファイルをどう処理したらいいのか?消去してもデーターはどこかに残り続けます。感情を発信し続けます。

方法は一つしかありません

そのファイルに向き合って、中身を展開し、アプリ(思考)がどのように動いているのかを分析して、それを書き換えてあげるか、もしくは’愛”によってアプリの動作(思考)が変わっていくしかないのです。
具体的には、まずそのファイルには固有の感情を常に発信しているはずだから、その感情をヒントにそのファイルを特定します。

あなたが今「苦しい」と感じているその感情はどんな感情ですか?
その感情を感じ始めたのはいつごろからでしたか?
そのときあなたにはなにがありましたか?
その出来事で、あなたはこのように意味付けしましたが、実際は心の仕組み的に考えて、こういったことが起ってます。
でも、そんなことよりも…あなたは頑張りましたね。ほんとによく頑張りました。ただただあなたを抱きしめたいです。ただただあなたを愛おしく思います…。

感情の発信が収まりました。ではこのファイルはどうしますか?
必要ですか?まだとっておきますか?
あなたは「それでも生きていくために」このファイルを自分で形成しました。そのファイルがあなたを守ってくれました。
しかし、もうあなたはこのファイルがなくても生きていけるようになり、そのファイルがない世界を体験したいと感じ始めています。
どうしますか?
そのアプリを書き換えてポジティブな発信に切り替えますか?
あなたがどちらを感じていたいのか?どんな人生を歩みたいのか?あなたが決めることです。


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