手品師たちを取材しようよ!!
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手品師たちを取材しようよ!!


「手品師10人に取材してみた!あなたの40分を私にください。」は、コロナで自宅待機している手品師のみなさんのなにか力になればいいなぁと思って考えた企画です。


お客さんに対面でパフォーマンス出来ない状況で、どうしたら手品師の魅力を伝えられるの?手品師の価値っていったいなに?手品師に手品を披露すること以外で価値を付けるにはどうしたらいいの? 私は手品師さんたちが舞台を降りてもかっこいいことを知っているのに、それを伝える術を知らない。

訳の分からない女がひとり「手品師はかっこいいんだ!」と叫んでいても誰も相手にしてくれません。叫んでいても届かないのが現実です。

なぜあんなにも素晴らしい人たちが流行り病のせいで苦しまなくてはならないのか。
むしろ病気から人々を救うのはエンターテイメントなのではないか?

最近ずっとそんなことを考えていました。

日々仕事がなくなっていく手品師さんたちを近くで見て私はとても心が痛みました。なぜあんなにも素晴らしい人たちが苦しくならなくてはならないのか。

手品師の魅力は何なのか。

手品師の魅力は手品だけではありません。
もちろん彼らを好きになる理由に手品が上手いからというのもあるかもしれませんが、実際は手品を通して見えるその人柄や人間味に惹かれているのです。

自粛自粛で(むしろ練習ができると喜んでいる手品師の皆さんですが)、内心はすごく不安なんじゃないかなぁと思いました。いつまで続くかわからないこの不経済に何か策を打ちたく2日ほど悩みました。

なにか宣伝できることはないか。宣伝するためには何かいる。そう思いました。

皆さんの練習している邪魔にはなりたくないですが、すこしだけ私にあなたの宣伝材料をいただければ・・・と思い、10人の方にはお声がけさせていただきました。

取材するにあったて、練習時間を削ってしまうのは申し訳ないと思ったので40分にしました。また、薄謝ですが1,500円を取材料として支払いました。やはり、経済的でなくては企画を立てる意味がありません。取材者を受けてくれる側にもメリットがあれば良いなあと考えました。大人に1,500円というのも失礼ですが、自分が若い21歳の小娘ということを理由に失礼を承知で皆さんに頼みました。その1,500円でその人の夕飯にもう1品加わればいいなあという思いでした。実際私もあまりお金がありませんので自腹を切る予算のMAXは15,000円と決めていました。1人に15,000円を払うと言う手もありでしたが、それは自分のやりたいことと、少し違うような気がしました。例えば、私がランダムにたくさんの手品師を取材することで、もしかしたら次は自分も取材されるのではないかと思ってほしかったのです。1人で自宅の中で練習している手品師たちのモチベーションの維持、もしくはアップにつながったら嬉しいなと思いました。

そしてその他、取材を通して手品師を知ってもらい「実際にその人に会いたい、話してみたい、手品を見せてほしい」と手品に関心のある人にこの記事が届いてほしいと思いました。きっと手品に必要なのは、ジャーナリズムなんです。

自分で自分をプロデュースするのはなかなか難しいです。実際、手品師にいくら魅力があっても、誰かが「この人は魅力的である」と言わなければ、なかなか広がりを生むことは難しいでしょう。例え魅力に気が付いている人がいても、きっと気が付いている人の中だけで終わってしまうでしょう。気が付いていない人にどうすれば伝えることが出来るのか。最初に「この人は魅力的だ」と声を上げるのは勇気がいりますからね。

実際に取材をしてみて、手品師さんから「取材されることで、自分が大切にしていたこと、手品を始めたきっかけ、原点を思い出せた。」と言うお言葉をいただき、とても嬉しかったです。「忘れかけていたことを思い出させてくれた、ありがとう。これからもがんばるね。」という一言は今回取材をして良かったと思わせてくれました。

10人の手品師さんたちにインタビューをして、その10個の記事を10日間に分けて投稿しました。3日、4日と投稿していくうちに「私のことも取材してほしい。」「なぜ私は取材してくれないの?(笑)」「いつか私も取材されたい!」「初めまして!いい企画と思いメッセージ送りました!」などのメッセージをいただきました。すごく嬉しかったです。メッセージを送ってくださった、たくさんの皆様、本当にありがとうございます。

私は前々から手品と手品師の保存を目標としていました。今回のインタビューで、少しでも、彼らの活動や考えを保存できたことを嬉しく思います。また、新しい繋がりを生むことができ、可能性が広がったような気がしました。


【今回の企画の目的とメリット】
・老若男女さまざまな手品師を取材することにより、取材されなかった人も「もしかしたら次は自分が取材対象になるのでは?」と思わせることができる(→手品を続けていればいつか取材されるかもしれないと思ってモチベーション維持になってくれれば嬉しい)
・投稿した記事を読んでゲストに関心を待ってもらえたら嬉しい
・ゲストとファンとの話のきっかけになり後はファンが取材するきっかけになれば嬉しい
(「以前取材されてましたよね〜、あの記事読みました〜!」みたいな会話が生まれる。また、たくさんの手品師たちが全国的に取材され、手品業界を広げる活動の一環になれば嬉しい。今は取材している側も手品業界の人間なので、最終的には手品に関心のある非手品師の人が手品師を取材するかたちになれば成功)
・手品をはじめた原点などを確認する(当時の記憶を思い出してもらう。きっとキラキラしているはず。)
・質問することで自分の疑問や考えを言語化できる。※うまくいけばヒントをもらえる
・気になっているひとの話を聞ける
・めちゃくちゃいい勉強になる(経験知増える)
・手品師のオーラルヒストリー(口述歴史)を作ることができる
・そして最終的に100人くらい取材して『手品師オーラルヒストリー集』として本にする


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手品と肉がすきな人/三重県伊勢市のマジックバー「妖(AYAKASHI)」の代表/手品/図書館学/博物館学/アーカイブズ学/企画考えるのが趣味 Twitter:@magic910_mai Follow me