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思い込みの中で生きる

誰だっただろうか
私に「思いやりがない」
と言ったのは。

そう言われて
すごくショックだった。

私のこの
人に優しくしたい気持ちは
この行動は間違いだったのか、と。

その言葉を
すっかり信じてしまった私は
「自分は優しくないんだ。」と
自己否定の材料にしてしまった。

誰かから言われた嫌なことや
自己否定的な思い込みを
疑いなく信じていると
窮屈になって
楽しくなくなって
辛くなってしまう。

疑いなく信じている
わけだから
それを解くのは
とても難しい気がする。

難しいかもしれないけれど
それを解いていけば
少しずつでも
私の人生は変化していく
その実感があるから
あきらめられない。

作品制作をしている時も
気が付くと
自分の思い込みで
「~しなければ」と
体がギュッとなっている。

その自分に気付いてあげて
行くべき方向は
そっちであってるの?って
聞いてあげると
必ず答えが返ってくる。

例えば私が作りたいものは
「自然の中で感じるものを
刺繍アクセサリーで表現して
身に着けることを楽しんでもらいたい」
という思いがあるのだが

「自然」というと
私が好んでモチーフにしている
草花たち以外にも

当たり前だけれど
動物や鳥、魚、虫、微生物
岩や山、川、海・・・など
無限に存在する「自然」
その全てを表現しなければと思えば
それはもう無理なわけで
押しつぶされてしまう。

だから
その自然の中で
一番好きで
制作していて楽しい
草花たちを表現しよう、と
的を絞れば
楽しいままでいられる。

だからそこへ
ギュッとなった自分を
連れ戻してあげる。

そんな風に考えなくても
好きなことを好きなように
表現していけばいいのに、と
自分でも自分の考えることは
面倒くさいなと思う(笑)。

猫や犬、カワウソなど
大好きな動物はたくさんいるけれど
不思議なことに
それらをモチーフにして制作するのは
楽しくない。

ただ辛いだけなのだ。

それに気が付いた時
自分にガッカリした。

刺繍でなんでも表現できると
傲慢になっていたのだ。

だったらもう
楽しめないことは
良い意味であきらめて

大好きな草花たちを
もっともっと突き詰めて
制作していこうと思った。

その覚悟ができた。

覚悟ができた途端
頭の中がスッキリ
シンプルになって
今までよりも
集中できるようになった。

そうなると
ゆるやかにやる気が出る自分に
期待せずにはいられないのだ。

自分にとって
正しい方向へ。

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