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認めることと成長

私は花をモチーフに
作品を作りたいのだ
猫でも犬でも鳥でもなく。

動物をモチーフにすることを
楽しめない自分にショックを受け
ガッカリしたり悲しんだり
自己否定的な気持ちになっていた。

このままではいけないと
その気持ちを少し
横に置いて制作を続けた。

なぜ私は動物をモチーフに
作品を作れないといけないと
色んなものを作れないといけないと
思ったのだろうか

きっと他の作家さんと
自分を比べていたのだ。

あまりにも
他の作家さんたちが作る
動物がかわいらしくて
素晴らしくて
その表現に憧れていたのだと思う。

羨ましかったのだ。

動物をモチーフにしたいというのは
私の本心ではなく
「動物をモチーフにすることが素晴らしい」
「刺繍で表現するなら動物にするべき」
という勝手な思い込みで
自分を苦しめていただけだと分かった。

私は花をモチーフにしたいのに
その心の声を聞いていなかった。

そんな自分の気持ちに気付いたら
心がスッと軽くなり
制作がもっと楽しくなった。

私が楽しく制作できるのは
花をモチーフにする作品たちなのだ。

それならば
その花たちと向き合って
突き詰めていけば
作り続けていけば
そうすればいいのではないだろうか。

そうしていくことでこそ
本当の私が
成長していくのではないだろうか。

それが個性なのではないだろうか。



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