[巡] フラバが止まらなかった

1月だったか
やむを得ない用事で看護学校の近くに行く機会があった。
学校自体は見ていない
1、2本ズレた通りを通った
新しい建物が建っていたりと発展もしていた

でも、Googleマップで何度確認しても(確認すること自体が強迫的なものだったかもしれないが)学校はあった。

その時俺は用事を精一杯こなす仲津を中から見ていたので表には出ていない
それでも喰らうには充分だったようだった

学校が、まだある。

きっと変わっていない。

俺達のような人間もまたいるだろう。

目眩がして表にいる訳でもないのに吐き気がしてかと言って体なんてものはなく生理現象も無い中では吐いてスッキリという訳にはいかなかった
伏せるようにしてゆっくりと倒れ込み、
俺は大丈夫だから気にしないでくれ、と一言伝えてからはずっと寝込んでいた。
くもやののが心配し、少し俺を撫でたあと、夏生の元へ行って遠くで静かに遊んでいた
小さい子にまで気を遣わせてしまったな。
優しい子達に育ってくれたようでなによりだ。
どうかその他者への優しさで自分を殺さないでくれ。自分を殺させない育て方をしなければならない

話が逸れた

そんなこんなで寝込んでいたら内界が消滅した
その間の記憶はまるっと無い
たまに記憶共有されるのでまるっと無いというのは嘘かもしれない
が、その間に何かを見ていた記憶や意識や存在していた感覚は一切なかった
ただひたすらに寝込んで耐えていたら時が進んでいた。

どうやら、看護学校の付近を通ったあの短い時間だけでまず仲津が強いフラッシュバックを無意識に起こし、それが俺にほとんど流れ、残りを他人格全員が背負い、各々フラッシュバックが連鎖していったため
内界を管理している樹という人格が内界の繋がりを一時的に経ったらしい

そんなこと出来るんかアンタ
会ったことないけど

いや嘘だ、あるかもしれない
トラウマ治療をする中で会ったことがあるかも
緑がかった髪をしている30代くらいのお兄さん

その話もいつか動画でしよう


とにかく今は内界が無い
望んでいた「1人の人生」はこれかとも思うが身体が望み通りの男性の身体では無いし時間は飛び飛びなので全くもって「1人の人生」では無いんだろうな

仲津の事が心配だ
まりが統合してから明るくなったとはいえ、しほが統合しているから希死念慮もあるだろう
想像しか出来ないことが歯痒いし
伏せっている俺に何か出来る訳でもない

そんなことを思っていたらトラウマ治療で上手いことなんか感覚を掴んだ。
なんつったらいいのかな、腑に落ちた
それについても動画で語ろうと思う。

それ以降は立っていられるようになり今これを書く事ができるようになるまでには回復している
治療の力は偉大だ
効けばの話だが。

色々な人のnoteを読んだ結果、如何にもnoteらしい文章の書き方になった
喋り言葉と書き言葉は別だからな
前はそれにアイデンティティを見出していたから俺らしさを失ってなるものかと書き言葉と喋り言葉を統一していたけれど

話がぐちゃぐちゃになったが俺の近況はこんなところである。
読んでくれてありがとうございました。

[巡]

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