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非日常を整えるランニング。こんな時だからこそ走り始めよう。

非日常の生活を送っている方が多いと思います。そんな時だからこそ、ランニング始めてみませんか。すこし、気持ちと体が楽になると思います。

今朝、いつもの川沿いの道を走ってたら、普段より多くの人が走ってました。”ランナー!"というよりも普通のスニーカーや部屋着的ジャージでゆっくり走っているビギナーの方々。少しきつそうだけど、マイペースでがんばってました。

今のような非日常時には心身のバランスが崩れがちですよね。

ランニングはそんなときにも助けてくれます。今回は私が実感しているランニングのベネフィット(良さ・恩恵)を、今の生活と照らし合わせてお伝えします

この記事の要約

ランニングで、メンタル(精神)とフィジカル(肉体)のバランスを取れる

ランニングは「気軽にできる・人混み避けられる・一人でもできる・好きな時間・量を選べる」を兼ね備える、数少ないスポーツ

非日常はつかれる

非日常は人間疲れます。慣れてないことをすると、体や脳がアジャストしようと余計に頑張るようです。

例えば、海外旅行は楽しいけれど疲れるのは非日常の体験をしているからのようです。帰宅後の「やっぱり自宅が一番だなー」というコメントは「やっぱり日常が(疲れなくて)いいよね」ということだと思います。

今は非日常だらけ
外出を控える、人混みを避ける、距離を取る、三連休は移動しないで…、そしてテレワークの一般化。

2ヶ月前は信じられないくらいの変化が起きてます。もちろん、どれも感染予防の為に必要なことで、諸外国を見ればもっとすごい制限をしています。私自身も可能な限り従い、週末も外出は控えています。

ただ、これって疲れますよね。

テレワークは疲れる

会社員にとって非日常の代表選手はテレワーク(在宅勤務)です。実際やって実感しましたが、テレワークは移動しない割には疲れます。

なぜか?私が思ったのは…

オフィスにないものは自助努力で補う必要がある
テレワークだからといって仕事の成果は下げられません。つまり「違う環境だけど、オフィス同等の成果を上げる」のが前提です。

よく考えるとこれって大変です。オフィス以上の仕事環境(インフラや人)は自宅には普通無いですよね。

オフィス時には無いものを補うためには、自分の努力でなんとかする必要がある。

例えば、私はこんな感じでやりました

オフィスではすぐにできる自然発生的な会話を、Skypeや電話で自ら能動的にやる。

顔が見えない分、コミュニケーションの絶対量は意識的に増やす。

成果物を資料化しチームと都度共有する

自宅でも集中するために部屋から出ない(トイレと食事以外)

…で、これは結構疲れます。

終業後には何もする気が起きないくらいに疲れます。

普通のオフィス勤務より疲れる、というのが今の所の感想です。けれど、感染予防・拡大防止のためには必要と考えて、今はテレワークやっています。

(テレワークに効くランニング、という記事も書きました)

もちろんテレワーク以外で、非日常を送っていらっしゃる方も居ると思います。出勤しているけれど、混み合った通勤電車で気を使ったり、会議が制約されていたり。

家事面でも、在宅のお子さんをケアしたり、気軽に買い物に出かけられなかったり…どれもが非日常であり、大変だと思います。

メンタル(心・頭脳)とフィジカル(肉体)の疲れのアンバランス

「体と心の疲れにGapが生じると、人はとても疲れる」と本で読んだことがあります。

デスクワークで体は動いてないけれどとても疲れた、というのはその状態です。体は元気だけど、心(頭)が疲れてる、ギャップがある、だから疲れを余計感じる。 

「非日常でメンタルしんどい」「テレワークや移動制限で普段よりも体は動いてない」という方、多いのではないでしょうか。

そんな時もランニングは助けてくれます。

走って、メンタルとフィジカルのバランスを取る

「アクティブレスト(活動的休息)」という言葉があります。

「疲労回復させるために運動する」という考え方です。

アスリートがポイント練習等の翌日に血行を促進し疲労回復を速めるためにする運動が第一の意味です。

一方で、メンタルとフィジカルの疲労バランスをあわせることで、疲労が減る・コンディションがよくなる、という考え方でもあるそうです。

メンタル・頭脳面での疲労が大きい方は、体を動かしたほうが、全体的な疲労感やコンディションは改善する、ということと私は理解しており、実感としても強く持っています。

オフィスで資料作成や長い会議で疲れた時には、帰り道に駅まで走る(約3km)と少し走ると気分がスッキリし、疲労感が軽減します。

非日常では生活リズムが変わるため気持ち・メンタル面がより疲れます。

それに加えて今は感染予防の為、我々は移動を制限されています。「外に出る」というのは意外と運動になっています。ちょっと買い物に出れば、意識せずとも数千歩は行きます。が、今はこれがしにくい。

「メンタルはとても疲れる、フィジカルは全然疲れてない」という状況が起きがちです。

つまり、メンタル疲労とフィジカル疲労に大きなギャップが起きやすく、それは大きな疲労感を生んでいるのではないかと思います。

そんな時、少しでも走る・歩くとフィジカルも程よく疲れてくれて、そのギャップが小さくなりバランスが取れてきます。(息切れしないくらいのゆっくりとしたジョギングで)

疲労感が減り、コンディションが少し上向く感じがする方が多いと思います。有酸素運動後の爽快感もそれを助けてくれていると思います。

今、他のスポーツよりも、ランニングな理由

他のスポーツにも数多くのベネフィットがありますが、今の状況下でランニングが特に良いところを挙げてみます。

人との距離を保てる

「2m以内程度の距離」が濃厚接触の1つの基準と言われています(厚労省HPより) 他のスポーツやジムで「人との距離を自分で設定する」ことは難しいと思います。

対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離で2メートル程度)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境は感染を拡大させるリスクが高いとされています。(引用:厚生労働省HP)

ランニングでは、ペースの調整をすれば人との距離は十分取れます。そもそもランニングで人混みを走ることも少ないと思いますが、人が多いときも少し止まったり、コースを変えたりすることで距離は保つことができます。

自分が思い立った時、15分でも1時間でも

非日常の生活では「いつものルーチン」がしにくくなる人も多いと思います。生活のリズムの変化で、いつも習慣にしていた運動がしにくい状況です。

そんな時、スキマ時間や急に空いた時間ですぐに近所を走れる。短くてもいいと思います。15分だけの公園ジョギングでも効果はあると思いますよ。

時間があれば伸ばせる、なければ短く終えられる。このフレキシビリティはランニングの大きな特徴だと思います。

特別な器具がいらない
最低限スニーカーがあれば良いです。ランニングスニーカーでなくても十分。ウェアもジャージでもなんでも。

最初はそこから始めて、ランニングいいな、と思ったらなにか買えばいいと思います。(今は気軽に買い物も行きにくいということもありますし)

実際、今朝走っていた時に見かけたランナーの、3割位は明らかにランニングシューズではなかったです。サッカーシューズ、テニスシューズ、Airmax的な普通のスニーカー。 けれどそれで十分。道具が無いから走らない、はもったいないです。

特別な器具がいらない・家の周りでもできる、ということは「準備・移動時間が短い=時短」でもあるので効率面も高いと思います。

自然を感じられる
私のお気に入りコースは大阪のとある川沿いなのですが、朝走ると「朝日・川・緑」を間近に感じることができます。

毎日変化があり我慢を強いられる大変な時期だけど、自然はいつも変わらずあって、それを感じることで気持ちも少し落ち着きます

これは住んでいる場所によると思いますが、もし近くに自然を感じられる場所があれば、そこを走ってみてください。走りながら観る自然は、またいつもと違う表情に見えてくるはずです。

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テレワークで一日自宅、移動制限、出社しても1日会議室。今、自然を感じられる時間と機会はとても減っています。自然は観るだけでも癒やしの効果があると言われてます。それを運動も兼ねてできるとは、一石二鳥です。

最後に:今、走っていない人へ

この記事はランナー以外の方に読んで欲しくて書きました。
ランニングは多くのメリットがありますが、「中学時代の持久走」のイメージが強く、なかなか自ら進んで気にはならないと思います。実際、私自身もそうでした。

けれどランニングに本当に多くのベネフィットがあります。
苦しくなったら止まって歩けばいいし、時間が無いなら10分でも良いと思います。シューズや道具にこだわる必要もまったくなく、下駄箱に入っているスニーカーでOKです。

ランニングはハードルの低い身近なスポーツです。

「10分だけ近所をゆっくり走ってみる」だけでも、そのベネフィットは感じられると思います。

こういう時だからこそ、スポーツやランニングは生活をサポートしてくれると思います。

ご参考になるかわかりませんが、私の走り始めたころの話を最後に置いておきます。

まずは明日、少し近所を歩いたり走ってみませんか?

一人でも多くの方が走り始めてくれると嬉しいです。


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